タップイン

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タップイン(Enter the Battlefield Tapped/ETBT)とは、パーマネントタップ状態で戦場に出ることを指す俗語。またそのタップ状態で戦場に出るパーマネントのこと。

対義語はタップアウトではなくアンタップイン

目次

[編集] 概要

大きく、以下の3つに分けて解説する。

  1. #自身の常在型能力によるタップイン
  2. #妨害としてのタップイン
  3. #タップ状態で戦場に出す

このうち1.と2.は置換効果である。

[編集] 自身の常在型能力によるタップイン


Coastal Tower / 沿岸の塔
土地

沿岸の塔はタップ状態で戦場に出る。
(T):(白)か(青)を加える。



Dwarven Ruins / ドワーフ都市の廃墟
土地

ドワーフ都市の廃墟はタップ状態で戦場に出る。
(T):(赤)を加える。
(T),ドワーフ都市の廃墟を生け贄に捧げる:(赤)(赤)を加える。



Nevinyrral's Disk / ネビニラルの円盤 (4)
アーティファクト

ネビニラルの円盤はタップ状態で戦場に出る。
(1),(T):アーティファクトとクリーチャーとエンチャントをすべて破壊する。


主に色マナが出る基本でない土地単色多色土地問わず)が、基本土地上位互換にならないようにデメリットとしてつけられている。タップインデュアルランドタップイントライランドタップインペインランドのようにカードの俗称としてそのまま呼ばれている以外にも、多くのサイクルなどがタップインである(WHISPERを検索)。

またマナ・アーティファクトの中には、それがマナ加速として強力になりすぎないよう、タップインで戦場に出るものがある(ダイアモンドニクスの睡蓮/Nyx Lotusなど)。

他にもJester's Maskネビニラルの円盤/Nevinyrral's Diskのように、即座にタップ能力起動できないようにしたものもある。

  • 一般的に、確定タップインの土地はアンタップイン可能な土地よりも先に出した方がよいとされる。マジックマナ・コストが大きいカードほど強くなるため、「1ターン目に1マナのカードを使える」と「2ターン目に2マナのカードを使える」ならば後者の方が強力になりがちだからである。
  • ショックランドをはじめ、条件を満たすことでタップインでなくなる土地も存在する。アンタップインを参照。
  • 秘匿はかつて、タップインを内包するキーワード能力であった。秘匿#旧ルールを参照。

[編集] タップインのクリーチャー


Gutterbones / どぶ骨 (黒)
クリーチャー — スケルトン(Skeleton) 戦士(Warrior)

どぶ骨はタップ状態で戦場に出る。
(1)(黒):あなたの墓地からどぶ骨をあなたの手札に戻す。あなたのターンの間で、このターンに対戦相手がライフを失っていたときにのみ起動できる。

2/1


Undersea Invader / 海中の侵略者 (4)(青)(青)
クリーチャー — 巨人(Giant) ならず者(Rogue)

瞬速
海中の侵略者はタップ状態で戦場に出る。

5/6


Deep-Slumber Titan / 深い眠りのタイタン (2)(赤)(赤)
クリーチャー — 巨人(Giant) 戦士(Warrior)

深い眠りのタイタンはタップ状態で戦場に出る。
深い眠りのタイタンは、あなたのアンタップ・ステップの間にアンタップしない。
深い眠りのタイタンにダメージが与えられるたび、それをアンタップする。

7/7

クリーチャーは元から行動に関して召喚酔いという制限があるため、タップインのものはごく少数しか存在しない。

主にで、自身を墓地から回収したりリアニメイトできるもの(あるいは少量ながら黒に限らず瞬速持ち)が、戦場に出てすぐのターンブロックに参加できないようにするために設定されていることが多い。

そうでなくとも戦墓のグール/Diregraf Ghoulをはじめとするゾンビなどは、単にマナレシオと引き換えのデメリットとして持たされていることも。

それ以外にも、自身にあるアンタップ制限をさらに厳しくするためのものも少量ながら存在する。

[編集] 妨害としてのタップイン


Kismet / 宿命 (3)(白)
エンチャント

あなたの対戦相手がコントロールするアーティファクトとクリーチャーと土地は、タップ状態で戦場に出る。


宿命/Kismetのように、対戦相手への妨害手段としてタップインを強要するカードもを中心にいくつか作られている(「opponents control enter the battlefield tapped」でオラクル検索)。

前述のクリーチャーを「タップ状態で戦場に出る」で検索した結果のうちロクソドンの門番/Loxodon Gatekeeper威圧する君主/Imposing Sovereignなどはその種の妨害能力を持つカードであり、自身はタップインではない。

[編集] タップ状態で戦場に出す


Rampant Growth / 不屈の自然 (1)(緑)
ソーサリー

あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探し、そのカードをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。



Reassembling Skeleton / 組み直しの骸骨 (1)(黒)
クリーチャー — スケルトン(Skeleton) 戦士(Warrior)

(1)(黒):あなたの墓地から組み直しの骸骨をタップ状態で戦場に戻す。

1/1


Falconer Adept / 隼使いの達人 (3)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)

隼使いの達人が攻撃するたび、飛行を持つ白の1/1の鳥(Bird)クリーチャー・トークンを1体、タップ状態かつ攻撃している状態で生成する。

2/3

不屈の自然/Rampant Growthのような土地サーチカード、あるいはライブラリーに限らず手札墓地の土地を戦場に出すカードは、それのマナ能力をすぐ起動できないよう「それ(ら)をタップ状態で戦場に出す」と書かれているものも多い(「タップ状態で戦場に出す」OR「タップ状態で戦場に出し」でテキスト検索)。

あるいはクリーチャーに関して、前述のようにブロックやタップ能力の起動にすぐさま使えなくすることでリアニメイトの利点を減らすために設定されていることもある(「タップ状態で戦場に戻す」でテキスト検索)。2020年以降は、ライブラリーのサーチ囁く兵団/Whisper Squad大急ぎの再誕/Rushed Rebirthなど)でも同様にタップインさせるものが少量ながら存在する。

また無尽のようにトークン、もしくは忍術のようにクリーチャー・カード(自他問わず)を「タップ状態かつ攻撃している状態で戦場に出す/生成する」ものも。

[編集] 関連カード

[編集] 参考

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