アルキスト・プロフト/Alquist Proft
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プロフトは粉末を分析するため、知人の[[イゼット団/The Izzet|イゼット団員]][[カイロックス/Kylox]]の元を訪れる。しかしカイロックスは同じく殺人事件の情報を求める[[クレンコ/Krenko]]一味に拉致されてしまい、さらにクレンコ暗殺を目論む襲撃者――パーティ会場のエトラータと同様、正気を失っている――の巻き添えに合い殺害されてしまう。 | プロフトは粉末を分析するため、知人の[[イゼット団/The Izzet|イゼット団員]][[カイロックス/Kylox]]の元を訪れる。しかしカイロックスは同じく殺人事件の情報を求める[[クレンコ/Krenko]]一味に拉致されてしまい、さらにクレンコ暗殺を目論む襲撃者――パーティ会場のエトラータと同様、正気を失っている――の巻き添えに合い殺害されてしまう。 | ||
− | 彼はカイロックスに代わって粉を分析する者を探し、[[ゴルガリ団/The Golgari]]の[[アイゾーニ/Izoni]] | + | 彼はカイロックスに代わって粉を分析する者を探し、[[ゴルガリ団/The Golgari]]の[[アイゾーニ/Izoni]]の元へたどり着く。彼女の推察によれば、この粉は自然由来の物質ではあるが既知のものではないとのことだ。その時、プロフトは[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)|フードを被った何者か]]が自分達の様子を伺っていることに気づく。彼はその人物を追いかけるも、後頭部を殴られ昏倒してしまう。意識を取り戻したプロフトが見たのは、青白い光で形作られた自らの精神世界であった。目の前にはフード付きの長い外套をまとった人物がおり、プロフトに感謝の意を述べながら彼の心から何かを拝借していた。プロフトが抗議しようとした直後、彼は頭の痛みを覚えながらも現実世界に戻ってきた。アイゾーニもエトラータもその人物を目撃していないようだった。だが、意識を失ったことで彼の頭は冴え、真相に辿り着いた。 |
===カルロフ邸殺人事件の真相=== | ===カルロフ邸殺人事件の真相=== | ||
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トロスターニの一人格オーバ/Obaは沈黙を破り、自身の犯行動機を明かす。激昂した彼女は周囲に攻撃を仕掛けるも、エトラータ達の活躍によりプロフトは守られた。一連の事態が収拾した後、プロフトはエトラータを正式な相棒として雇った。 | トロスターニの一人格オーバ/Obaは沈黙を破り、自身の犯行動機を明かす。激昂した彼女は周囲に攻撃を仕掛けるも、エトラータ達の活躍によりプロフトは守られた。一連の事態が収拾した後、プロフトはエトラータを正式な相棒として雇った。 | ||
− | 後日、彼は生ける[[ギルドパクト/Guildpact]]こと[[ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet]]の元を訪れた。ラヴニカの平穏を脅かす事態に対してミゼットが動かなかったことをプロフトは不信に思っており、独自に調査を行っていた。そして、ラヴニカを[[多元宇宙/Multiverse]]の中心地にする「[[領界路/Omenpath|領界路計画/The Omenpath Project]] | + | 後日、彼は生ける[[ギルドパクト/Guildpact]]こと[[ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet]]の元を訪れた。ラヴニカの平穏を脅かす事態に対してミゼットが動かなかったことをプロフトは不信に思っており、独自に調査を行っていた。そして、ラヴニカを[[多元宇宙/Multiverse]]の中心地にする「[[領界路/Omenpath|領界路計画/The Omenpath Project]]」にかまけていたのだと突き止めた。彼はこの計画に協力することを進言し、ミゼットは驚きながらもこれに承諾した。 |
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:関係者の集合/Assemble the Players、吉報の訪れ/Auspicious Arrival、[[驚くべき証人の喚問/Call a Surprise Witness]]、[[その場しのぎの束縛/Makeshift Binding]]、やらせはしない/Not on My Watch、[[遂行中/On the Job]]、推理/Deduce、犯行現場の再現/Reenact the Crime、許可なき脱出/Unauthorized Exit、[[辻妻の不一致/It Doesn't Add Up]]、[[殺害/Murder]]、闇討ち/Slice from the Shadows、[[追走劇の始まり/The Chase Is On]]、[[答えの要求/Demand Answers]]、[[トロスターニへの御目通り/Audience with Trostani]]、[[狂信の力/Fanatical Strength]]、[[過当な尋問/Officious Interrogation]]、殺害の強要/Coerced to Kill、[[致命的な紛糾/Deadly Complication]]、[[世界魂の憤怒/Worldsoul's Rage]]、[[戦導者の号令/Warleader's Call]] | :関係者の集合/Assemble the Players、吉報の訪れ/Auspicious Arrival、[[驚くべき証人の喚問/Call a Surprise Witness]]、[[その場しのぎの束縛/Makeshift Binding]]、やらせはしない/Not on My Watch、[[遂行中/On the Job]]、推理/Deduce、犯行現場の再現/Reenact the Crime、許可なき脱出/Unauthorized Exit、[[辻妻の不一致/It Doesn't Add Up]]、[[殺害/Murder]]、闇討ち/Slice from the Shadows、[[追走劇の始まり/The Chase Is On]]、[[答えの要求/Demand Answers]]、[[トロスターニへの御目通り/Audience with Trostani]]、[[狂信の力/Fanatical Strength]]、[[過当な尋問/Officious Interrogation]]、殺害の強要/Coerced to Kill、[[致命的な紛糾/Deadly Complication]]、[[世界魂の憤怒/Worldsoul's Rage]]、[[戦導者の号令/Warleader's Call]] | ||
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2024年5月8日 (水) 22:18時点における最新版
アルキスト・プロフト/Alquist Proftはカルロフ邸殺人事件初出のキャラクター。カードとしての初出はカルロフ邸殺人事件の捜査の達人、アルキスト・プロフト/Alquist Proft, Master Sleuth。
目次 |
[編集] 解説
ラヴニカ/Ravnicaのラヴニカ魔法探偵社/The Ravnican Agency of Magicological Investigationsに所属する捜査員。人間/Humanの男性。やや明るめの褐色肌と、側頭部が灰色になった黒髪を持つ(イラスト1、イラスト2)。
話は長いが、比類なき推理力を持った探偵。真実を見つけたいという強い欲求を持っており、それゆえに法律と対立することもある。かつてはアゾリウス評議会/The Azorius Senateの優秀な法魔道士/Lawmageであったが、ギルド/Guildを離れR.A.M.I.に加入した。ギルド時代の彼は、仲間の法魔道士の逮捕状が矛盾していることを指摘するためだけに、大物犯罪者の拘束を解き逃亡させたことがある。このため、彼はアゾリウスに好意的に記憶されているわけではないが、この行為は「プロフトする/pulling a Proft」として語り継がれている。
彼の魔法は、一度見たことがある物を青い光を用いて再現するというものである。彼自身はこうして再現した物に対して干渉することもできる。その他には防護を解く魔法も見せているが、彼自身の戦闘能力はあまり高くない。
- カルロフ邸殺人事件に収録されている"「拡大鏡」ショーケース/Showcase Magnified"仕様のカードは彼による事件簿という形を取っており、ほとんどのフレイバー・テキストに彼が登場している。
[編集] 経歴
[編集] カルロフ邸殺人事件
テイサ・カルロフ/Teysa Karlov邸で行われたパーティは、ゼガーナ/Zeganaの死により惨劇と化した。捜査が難航する中、突如現れたのは"名探偵"プロフトであった。彼はゼガーナのダイイングメッセージから会場に潜むディミーア家/House Dimirの存在に気付くと、不審なセレズニア議事会/The Selesnya Conclaveの人物――変装していたエトラータ/Etrataを問いただす。正体を明かしたエトラータは逃亡しようとするも、プロフトの魔法に翻弄されお縄につく。
しかし、プロフトはディミーア家の精鋭暗殺者の犯行にしては仕事が稚拙なことに違和感を覚えていた。彼は拘留中のエトラータに面会し、彼女に殺害前後の記憶がないことを知る。何者かによる精神制御の疑いがよぎったプロフトは、真相を知るために彼女を脱獄させ行動を共にする。
エトラータの隠れ家を訪れたプロフトは、彼女自身にも身に覚えのない不審な粉を発見する。その直後、彼は何者かに口封じを依頼された虐殺少女/Massacre Girlの襲撃を受ける。だがプロフトの行動理由が彼女の知人エトラータの無実を証明するためだと知ると、虐殺少女は手を引いていった。
プロフトは粉末を分析するため、知人のイゼット団員カイロックス/Kyloxの元を訪れる。しかしカイロックスは同じく殺人事件の情報を求めるクレンコ/Krenko一味に拉致されてしまい、さらにクレンコ暗殺を目論む襲撃者――パーティ会場のエトラータと同様、正気を失っている――の巻き添えに合い殺害されてしまう。
彼はカイロックスに代わって粉を分析する者を探し、ゴルガリ団/The Golgariのアイゾーニ/Izoniの元へたどり着く。彼女の推察によれば、この粉は自然由来の物質ではあるが既知のものではないとのことだ。その時、プロフトはフードを被った何者かが自分達の様子を伺っていることに気づく。彼はその人物を追いかけるも、後頭部を殴られ昏倒してしまう。意識を取り戻したプロフトが見たのは、青白い光で形作られた自らの精神世界であった。目の前にはフード付きの長い外套をまとった人物がおり、プロフトに感謝の意を述べながら彼の心から何かを拝借していた。プロフトが抗議しようとした直後、彼は頭の痛みを覚えながらも現実世界に戻ってきた。アイゾーニもエトラータもその人物を目撃していないようだった。だが、意識を失ったことで彼の頭は冴え、真相に辿り着いた。
[編集] カルロフ邸殺人事件の真相
プロフトは事件の関係者をヴィトゥ=ガジー/Vitu-Ghaziに集めた。そして彼がケイヤ/Kayaを呼び出すことで謎の花をおびき出すと、それを証拠として自身の推理を披露した。この花粉こそ真犯人が人々を操るためにヴィトゥ=ガジーの根を通じて放っていたもの。そしてセレズニア議事会の自然の均衡を尊重する性質から、同じ相手には二度効かないものであると。彼が示した真犯人、それはトロスターニ/Trostaniだった。
トロスターニの一人格オーバ/Obaは沈黙を破り、自身の犯行動機を明かす。激昂した彼女は周囲に攻撃を仕掛けるも、エトラータ達の活躍によりプロフトは守られた。一連の事態が収拾した後、プロフトはエトラータを正式な相棒として雇った。
後日、彼は生けるギルドパクト/Guildpactことニヴ=ミゼット/Niv-Mizzetの元を訪れた。ラヴニカの平穏を脅かす事態に対してミゼットが動かなかったことをプロフトは不信に思っており、独自に調査を行っていた。そして、ラヴニカを多元宇宙/Multiverseの中心地にする「領界路計画/The Omenpath Project」にかまけていたのだと突き止めた。彼はこの計画に協力することを進言し、ミゼットは驚きながらもこれに承諾した。
[編集] 登場
[編集] カード名に登場
[編集] フレイバー・テキストに登場
- カルロフ邸殺人事件
- 関係者の集合/Assemble the Players、吉報の訪れ/Auspicious Arrival、やらせはしない/Not on My Watch、推理/Deduce、犯行現場の再現/Reenact the Crime、許可なき脱出/Unauthorized Exit、闇討ち/Slice from the Shadows、うなる大殺犬/Snarling Gorehound、殺害の強要/Coerced to Kill
- 以下、「拡大鏡」ショーケース版
- 関係者の集合/Assemble the Players、吉報の訪れ/Auspicious Arrival、驚くべき証人の喚問/Call a Surprise Witness、その場しのぎの束縛/Makeshift Binding、やらせはしない/Not on My Watch、遂行中/On the Job、推理/Deduce、犯行現場の再現/Reenact the Crime、許可なき脱出/Unauthorized Exit、辻妻の不一致/It Doesn't Add Up、殺害/Murder、闇討ち/Slice from the Shadows、追走劇の始まり/The Chase Is On、答えの要求/Demand Answers、トロスターニへの御目通り/Audience with Trostani、狂信の力/Fanatical Strength、過当な尋問/Officious Interrogation、殺害の強要/Coerced to Kill、致命的な紛糾/Deadly Complication、世界魂の憤怒/Worldsoul's Rage、戦導者の号令/Warleader's Call
- アルケミー:カルロフ邸
- 侵入者の審問/Intruder's Inquisition
[編集] イラストに登場
- カルロフ邸殺人事件
- 吉報の訪れ/Auspicious Arrival、大胆な告発/Dramatic Accusation(ショーケース版、手のみ)、推理/Deduce、思考への侵入/Intrude on the Mind、犯行現場の再現/Reenact the Crime、許可なき脱出/Unauthorized Exit、闇討ち/Slice from the Shadows
- アルケミー:カルロフ邸
- 侵入者の審問/Intruder's Inquisition
[編集] 登場記事・登場作品
- Murders at Karlov Manor | Episode 2: Monsters We Became/第2話 成れの果ての怪物(Magic Story 2024年1月8日 Seanan McGuire著)
- Murders at Karlov Manor | Episode 3: Shadows of Regret/第3話 後悔の影(Magic Story 2024年1月9日 Seanan McGuire著)
- Murders at Karlov Manor | Episode 4: Justice Before Mercy/第4話 慈悲の前に正義を(Magic Story 2024年1月10日 Seanan McGuire著、名前のみ)
- Murders at Karlov Manor | Episode 5: Chains of Expectation/第5話 可能性の連鎖(Magic Story 2024年1月11日 Seanan McGuire著)
- Murders at Karlov Manor | Episode 6: Explosions of Genius/第6話 天才炸裂(Magic Story 2024年1月12日 Seanan McGuire著)
- Murders at Karlov Manor | Episode 7: Rot before Recovery/第7話 復活の前に腐敗あり(Magic Story 2024年1月15日 Seanan McGuire著)
- Murders at Karlov Manor | Episode 8: Gods of Chaos/第8話 混沌の神々(Magic Story 2024年1月16日 Seanan McGuire著)
- Murders at Karlov Manor | Episode 9: Beauty in Destruction/第9話 破壊の中の美(Magic Story 2024年1月17日 Seanan McGuire著)
- Murders at Karlov Manor | Episode 10: Roots of Decay/第10話 腐朽の根(Magic Story 2024年1月18日 Seanan McGuire著)
- Story Spotlight Cards for Murders at Karlov Manor/『カルロフ邸殺人事件』注目のストーリー・カード(Card Preview 2024年1月24日 Natalie Kreider、Harless Snyder著)
- The Legends (and Characters) of Murders at Karlov Manor/『カルロフ邸殺人事件』の伝説(とキャラクター)たち(Daily MTG 2024年2月6日 Emily Teng著)
- Murders at Karlov Manor | Episode 11: Portents and Omens/第11話 先触れと前兆(Magic Story 2024年2月14日 Seanan McGuire著)