不朽
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トークンが「不朽を行われる/embalmed」とは、それが不朽能力の[[解決]]により生成されることである。 | トークンが「不朽を行われる/embalmed」とは、それが不朽能力の[[解決]]により生成されることである。 | ||
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古代エジプトの代名詞の1つであるミイラのフレーバーを元にしたメカニズム。アモンケットでは[[黒]]以外の各色に存在するが、主に[[白]]と[[青]]に割り振られている。 | 古代エジプトの代名詞の1つであるミイラのフレーバーを元にしたメカニズム。アモンケットでは[[黒]]以外の各色に存在するが、主に[[白]]と[[青]]に割り振られている。 | ||
− | アモンケットの[[トークン・カード]] | + | アモンケットの[[トークン・カード]]には不朽を持つカードすべてに対応するトークン・カードが収録されている。また、[[ブースターパック]]に一定確率で封入される[[パンチアウト・カード]]には、[[カジュアルプレイ]]用(後述)の[[マーカー]]が含まれる。 |
===ルール=== | ===ルール=== | ||
*不朽を持つクリーチャー・カードがあなたのメイン・フェイズ中にあなたの墓地に置かれたなら、その直後には、あなたが[[優先権]]を持つことになる。あなたはそれの不朽能力を、他のプレイヤーがそのカードを墓地から追放できるようになるより先に起動できる(ただし、そうすることが適正である場合に限る)。 | *不朽を持つクリーチャー・カードがあなたのメイン・フェイズ中にあなたの墓地に置かれたなら、その直後には、あなたが[[優先権]]を持つことになる。あなたはそれの不朽能力を、他のプレイヤーがそのカードを墓地から追放できるようになるより先に起動できる(ただし、そうすることが適正である場合に限る)。 | ||
*元のクリーチャー・カードは不朽のコストとして追放される。不朽に対応して墓地のカードを追放することで不朽を妨害することはできない。 | *元のクリーチャー・カードは不朽のコストとして追放される。不朽に対応して墓地のカードを追放することで不朽を妨害することはできない。 | ||
− | *そのトークンは、他のタイプに加えてゾンビでもあり、他の色の代わりに白である。それはマナ・コストを持たず、その[[ | + | *そのトークンは、他のタイプに加えてゾンビでもあり、他の色の代わりに白である。それはマナ・コストを持たず、その[[マナ総量]]は0である。これらはそのトークンの[[コピー可能な値]]であり、他の効果によってコピーされ得る。 |
*トークン・カードには不朽は書かれていないが、実際は不朽を失うわけではない。[[ター一門の散兵/Tah-Crop Skirmisher]]のトークンは実際の[[特性]]は[[バニラ]]ではないので、[[ムラガンダの印刻/Muraganda Petroglyphs]]の[[効果]]を受けることはできない。 | *トークン・カードには不朽は書かれていないが、実際は不朽を失うわけではない。[[ター一門の散兵/Tah-Crop Skirmisher]]のトークンは実際の[[特性]]は[[バニラ]]ではないので、[[ムラガンダの印刻/Muraganda Petroglyphs]]の[[効果]]を受けることはできない。 | ||
**日本語版カードの[[注釈文]]には、トークンは不朽を持たないというルールに存在しない文章が追加されている。日本語版リリース・ノートによれば、トークン・カードと整合を取るためである。 | **日本語版カードの[[注釈文]]には、トークンは不朽を持たないというルールに存在しない文章が追加されている。日本語版リリース・ノートによれば、トークン・カードと整合を取るためである。 | ||
− | * | + | *アモンケットの[[パンチアウト・カード]]には不朽用のマーカーが含まれており、追放されたカードの上に置いて不朽後のトークンとして扱えるようになっているが、これは[[カジュアルプレイ]]用のものである。[[トーナメント]]では、現在の[[ゲーム]]で使われているカードをトークンとして用いることはできない。詳細は[[マーカー#ルール]]を参照。 |
===その他=== | ===その他=== | ||
+ | *不朽を参照するカードに[[選定の侍臣/Vizier of the Anointed]]が存在する。 | ||
*Embalmとは「ミイラを作成する」「死体に防腐処理をする」といった意味。[[Wikipedia:jp:エンバーミング|エンバーミング]]と言えば分かる人もいるだろう。日本語にはこれに相当する語が無いため「不朽」という語が充てられているが、一見してミイラ関連の能力と分かりづらいのは残念なところ。 | *Embalmとは「ミイラを作成する」「死体に防腐処理をする」といった意味。[[Wikipedia:jp:エンバーミング|エンバーミング]]と言えば分かる人もいるだろう。日本語にはこれに相当する語が無いため「不朽」という語が充てられているが、一見してミイラ関連の能力と分かりづらいのは残念なところ。 | ||
+ | *[[破滅の刻]]では亜種である[[永遠]]が登場した。 | ||
+ | *[[アモンケット/Amonkhet]]と強く結びついたフレーバーのため、[[ストーム値]]は「アモンケットに再訪するなら5、他の次元では8」という変則的なものになっている<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/storm-scale-kaladesh-and-amonkhet-2019-03-25 Storm Scale: Kaladesh and Amonkhet]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0032250/ ストーム値:『カラデシュ』と『アモンケット』]([[Making Magic]] 2019年3月25日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | ||
+ | *不朽を与えるカードとして[[ナクタムン/Naktamun (次元カード)]]が存在する。 | ||
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+ | ==脚注== | ||
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==参考== | ==参考== |
2024年6月18日 (火) 00:57時点における最新版
不朽/Embalm | |
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種別 | 起動型能力 |
登場セット | アモンケット |
CR | CR:702.128 |
不朽(ふきゅう)/Embalmは、アモンケットで登場したキーワード能力。その能力を持つカードが墓地にある場合にのみ機能する起動型能力である。
Sacred Cat / 聖なる猫 (白)
クリーチャー — 猫(Cat)
クリーチャー — 猫(Cat)
絆魂
不朽(白)((白),あなたの墓地からこのカードを追放する:マナ・コストと不朽を持たない白のゾンビ(Zombie)・猫(Cat)であることを除き、これのコピーであるトークンを1体生成する。不朽はソーサリーとしてのみ行う。)
Vizier of Many Faces / 多面相の侍臣 (2)(青)(青)
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter) クレリック(Cleric)
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter) クレリック(Cleric)
多面相の侍臣が不朽を行われていたなら、あなたはそのトークンを、マナ・コストを持たず、白であり、それを他のタイプに加えてゾンビ(Zombie)であることを除き、戦場にある他のクリーチャー1体のコピーとして戦場に出してもよい。そうでないなら、あなたはこれを戦場にある他のクリーチャー1体のコピーとして戦場に出してもよい。
不朽(3)(青)(青)
[編集] 定義
不朽 [コスト]/Embalm [コスト]は、「[コスト], このカードをあなたの墓地から追放する:白であり、マナ・コストを持たず、これの他のタイプに加えてゾンビであることを除き、このカードのコピーであるトークンを1体生成する。起動はソーサリーとしてのみ行う。」を意味する。
トークンが「不朽を行われる/embalmed」とは、それが不朽能力の解決により生成されることである。
[編集] 解説
古代エジプトの代名詞の1つであるミイラのフレーバーを元にしたメカニズム。アモンケットでは黒以外の各色に存在するが、主に白と青に割り振られている。
アモンケットのトークン・カードには不朽を持つカードすべてに対応するトークン・カードが収録されている。また、ブースターパックに一定確率で封入されるパンチアウト・カードには、カジュアルプレイ用(後述)のマーカーが含まれる。
[編集] ルール
- 不朽を持つクリーチャー・カードがあなたのメイン・フェイズ中にあなたの墓地に置かれたなら、その直後には、あなたが優先権を持つことになる。あなたはそれの不朽能力を、他のプレイヤーがそのカードを墓地から追放できるようになるより先に起動できる(ただし、そうすることが適正である場合に限る)。
- 元のクリーチャー・カードは不朽のコストとして追放される。不朽に対応して墓地のカードを追放することで不朽を妨害することはできない。
- そのトークンは、他のタイプに加えてゾンビでもあり、他の色の代わりに白である。それはマナ・コストを持たず、そのマナ総量は0である。これらはそのトークンのコピー可能な値であり、他の効果によってコピーされ得る。
- トークン・カードには不朽は書かれていないが、実際は不朽を失うわけではない。ター一門の散兵/Tah-Crop Skirmisherのトークンは実際の特性はバニラではないので、ムラガンダの印刻/Muraganda Petroglyphsの効果を受けることはできない。
- 日本語版カードの注釈文には、トークンは不朽を持たないというルールに存在しない文章が追加されている。日本語版リリース・ノートによれば、トークン・カードと整合を取るためである。
- アモンケットのパンチアウト・カードには不朽用のマーカーが含まれており、追放されたカードの上に置いて不朽後のトークンとして扱えるようになっているが、これはカジュアルプレイ用のものである。トーナメントでは、現在のゲームで使われているカードをトークンとして用いることはできない。詳細はマーカー#ルールを参照。
[編集] その他
- 不朽を参照するカードに選定の侍臣/Vizier of the Anointedが存在する。
- Embalmとは「ミイラを作成する」「死体に防腐処理をする」といった意味。エンバーミングと言えば分かる人もいるだろう。日本語にはこれに相当する語が無いため「不朽」という語が充てられているが、一見してミイラ関連の能力と分かりづらいのは残念なところ。
- 破滅の刻では亜種である永遠が登場した。
- アモンケット/Amonkhetと強く結びついたフレーバーのため、ストーム値は「アモンケットに再訪するなら5、他の次元では8」という変則的なものになっている[1]。
- 不朽を与えるカードとしてナクタムン/Naktamun (次元カード)が存在する。
[編集] 脚注
- ↑ Storm Scale: Kaladesh and Amonkhet/ストーム値:『カラデシュ』と『アモンケット』(Making Magic 2019年3月25日 Mark Rosewater著)
[編集] 参考
- 『アモンケット』のトークン(Feature 2017年4月13日)
- 『アモンケット』に入ろう その2(Making Magic 2017年4月10日)
- 不朽と余波のデベロップ(Latest Developments 2017年4月28日)
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