不死
提供:MTG Wiki
(1人の利用者による、間の3版が非表示) | |||
3行: | 3行: | ||
|英名=Undying | |英名=Undying | ||
|種別=[[誘発型能力]] | |種別=[[誘発型能力]] | ||
− | |登場セット=[[闇の隆盛]]<br/>[[アヴァシンの帰還]]<br/>[[モダンホライゾン]]<br>[[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い統率者デッキ]]<br>[[指輪物語:中つ国の伝承統率者デッキ]] | + | |登場セット=[[闇の隆盛]]<br/>[[アヴァシンの帰還]]<br/>[[モダンホライゾン]]<br>[[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い統率者デッキ]]<br>[[Unfinity]]<br>[[指輪物語:中つ国の伝承統率者デッキ]]<br>[[ドクター・フー統率者デッキ]]<br>[[Fallout統率者デッキ]]<br>[[ダスクモーン:戦慄の館統率者デッキ]] |
|リーガル=legal | |リーガル=legal | ||
}} | }} | ||
23行: | 23行: | ||
[[ミラディンの傷跡ブロック]]の[[感染]]にとっては天敵。一撃で倒せない場合、延々と復活される事となる。 | [[ミラディンの傷跡ブロック]]の[[感染]]にとっては天敵。一撃で倒せない場合、延々と復活される事となる。 | ||
+ | *[[Unfinity]]では[[ステッカー]]の[[Phyrexian Midway Bamboozle]]が不死能力を与える。 | ||
*[[シャドウムーア・ブロック]]で登場した[[頑強]]とは鏡合わせの能力となっている。 | *[[シャドウムーア・ブロック]]で登場した[[頑強]]とは鏡合わせの能力となっている。 | ||
*+1/+1カウンターは[[-1/-1カウンター]]はよりも相殺する手段が少ないので、頑強に比べ再利用がしづらく、逆に相手による妨害を受けやすいという扱いだったが、[[スランの医師、ヨーグモス/Yawgmoth, Thran Physician]]の登場によって[[無限頑強]]に代わる[[ヨーグモス・コンボ]]が登場した。 | *+1/+1カウンターは[[-1/-1カウンター]]はよりも相殺する手段が少ないので、頑強に比べ再利用がしづらく、逆に相手による妨害を受けやすいという扱いだったが、[[スランの医師、ヨーグモス/Yawgmoth, Thran Physician]]の登場によって[[無限頑強]]に代わる[[ヨーグモス・コンボ]]が登場した。 |
2024年9月16日 (月) 22:39時点における最新版
不死/Undying | |
---|---|
種別 | 誘発型能力 |
登場セット | 闇の隆盛 アヴァシンの帰還 モダンホライゾン 統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い統率者デッキ Unfinity 指輪物語:中つ国の伝承統率者デッキ ドクター・フー統率者デッキ Fallout統率者デッキ ダスクモーン:戦慄の館統率者デッキ |
CR | CR:702.93 |
不死(ふし)/Undyingは、キーワード能力の1つ。これを持つパーマネントが戦場から墓地に置かれたときに誘発する誘発型能力である。
クリーチャー — 狼(Wolf)
不死(このクリーチャーが死亡したとき、それの上に+1/+1カウンターが置かれていなかった場合、それを+1/+1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。)
1/1インスタント
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで不死を得る。(それが死亡したとき、それの上に+1/+1カウンターが置かれていなかった場合、それを+1/+1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。)
[編集] 定義
不死/Undyingは、「このパーマネントが戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、それの上に+1/+1カウンターが置かれていなかった場合、それをオーナーのコントロール下で+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に戻す」を意味する。
[編集] 解説
戦場から墓地に置かれるパーマネントを1回だけ復帰させることができる能力である(厳密には+1/+1カウンターが置かれていなければ何度でも復帰できる)。
ボード・アドバンテージの2対1交換ができる強力な能力だが、マナレシオは+1/+1カウンターが置かれたら順当なものになるデザインとなっている。
イニストラード・ブロックでは白以外の各色に存在する。また不死を与えるカードは黒のみが持つ。
ミラディンの傷跡ブロックの感染にとっては天敵。一撃で倒せない場合、延々と復活される事となる。
- UnfinityではステッカーのPhyrexian Midway Bamboozleが不死能力を与える。
- シャドウムーア・ブロックで登場した頑強とは鏡合わせの能力となっている。
- +1/+1カウンターは-1/-1カウンターはよりも相殺する手段が少ないので、頑強に比べ再利用がしづらく、逆に相手による妨害を受けやすいという扱いだったが、スランの医師、ヨーグモス/Yawgmoth, Thran Physicianの登場によって無限頑強に代わるヨーグモス・コンボが登場した。
- クリーチャーに限らずすべてのパーマネントが持ちうる能力だが、不死を持つ/得るパーマネント・カードはクリーチャー・カードのみ。
- ちなみに、不死は転生のデザイン時の名前でもあった[1]。
[編集] ルール
- 不死と頑強を同時に持つクリーチャーが死亡した場合、不死と頑強が相殺してカウンターが置かれず墓地から戦場へ出るということは無い。どちらか先に解決した方の効果で戦場に出て、もう片方は解決しても何も起こらない。
- 不死を複数持つクリーチャーが死亡した場合、戦場に戻った際に置かれている+1/+1カウンターは1つのみである。理屈は不死と頑強を同時に持つ場合と同じである。
[編集] +1/+1カウンターと-1/-1カウンターの相互作用
+1/+1カウンターが置かれた状態で、萎縮・感染や黒の太陽の頂点/Black Sun's Zenith等の-1/-1カウンターを置く効果との相互作用に注意。これらで不死クリーチャーが死亡した場合、不死は誘発しない場合がある。
通常、+1/+1カウンターと-1/-1カウンターは、状況起因処理の「単一のパーマネントに、+1/+1カウンターと-1/-1カウンターが置かれている場合、その2つのうちで少ないほうと同数だけ、両方のカウンターを取り除く」によって相殺される。これを利用して、堕落の三角護符/Trigon of Corruption等を使い不死クリーチャーを使いまわすことが可能。
だが、これらの効果で不死クリーチャーが死亡するとき、状況起因処理の「致死ダメージを受けた、タフネスが正の数であるクリーチャーは破壊される」、または「タフネスが0以下のクリーチャーはオーナーの墓地に置かれる」と同時に1つのイベントとして処理される。領域変更誘発による誘発能力(不死)が誘発するかは、このイベントの前を見ることになるので、死亡した時点で+1/+1カウンターが置かれた状態であったなら不死は誘発しない。(CR:704.8)
- 例1:+1/+1カウンターが置かれた絡み根の霊/Strangleroot Geist(3/2)がファイレクシアの十字軍/Phyrexian Crusader(2/2 感染)の戦闘ダメージによって死亡した。この場合不死は誘発しない。
- 例2:+1/+1カウンターが置かれた食百足/Vorapede(6/5)が骨砕きの巨人/Bonebreaker Giant(4/4)と墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(1/1 感染)によってブロックされ戦闘ダメージで死亡した。この場合もやはり誘発しない。
- 例3:+1/+1カウンターが置かれ、さらに戦墓の隊長/Diregraf Captain(2/2)によって強化されたゲラルフの伝書使/Geralf's Messenger(5/4)がいる時にX=3の黒の太陽の頂点が解決された。この場合ゲラルフの伝書使の不死は誘発する。状況起因処理のチェックで、まず伝書使の上のカウンターの相殺と、タフネスが0以下の戦墓の隊長が墓地に置かれることが1つのイベントとして処理される。その後再度状況起因処理がチェックされ、隊長の継続的効果が無くなりタフネスが0になった伝書使が墓地に置かれるイベントが処理される。(ゆえに戦墓の隊長の方の死亡誘発は誘発しない。)
[編集] 関連リンク
[編集] Undying Week
WotCの公式ウェブマガジン『Daily MTG』では、2012年2月20日から24日にかけて「Undying Week(不死特集)」として、各連載記事で不死に関する特集が組まれた。以下は各コーナーの特集記事。
- Support Group/サポート・グループ (Making Magic 2012年2月20日 Mark Rosewater著)
- The Horror of Breaking the Rules/法則を破るという恐怖 (Savor the Flavor 2012年2月21日 Doug Beyer著)
- Optimal Brain Buffet (Building on a Budget 2012年2月22日 Jacob Van Lunen著)
- Fun with Undeath (From the Lab 2012年2月22日 Noel deCordova著)
- (Un)Die Another Day/(アン)ダイ・アナザー・デイ (Latest Developments 2012年2月23日 Zac Hill著)
[編集] 脚注
- ↑ Splice of Life/連繋的な人生(Making Magic 2004年9月13日 Mark Rosewater著)