終わり無き地平線/Endless Horizons
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*[[カード個別評価:イーブンタイド]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:イーブンタイド]] - [[レア]] |
2008年8月17日 (日) 16:51時点における版
エンチャント
終わり無き地平線が戦場に出たとき、あなたのライブラリーから望む数の平地(Plains)カードを探し、それらを追放し、その後ライブラリーを切り直す。
あなたのアップキープの開始時に、あなたは終わり無き地平線によって追放されたあなたがオーナーであるカード1枚を、あなたの手札に加えてもよい。
マナ切り離し/Mana Severanceの亜種。だがその性能は大きく異なる。
まず、取り除ける土地が平地に限定された。その他の基本土地や基本でない土地は取り除けないため、デッキ圧縮目的で用いる場合は本家の方がマナコストも軽く使いやすい。白単に近い構成ならば同様の運用も可能だが、メリットに乏しいだろう。
そして、このカードの売りである二行目の効果が最大の相違。自分のアップキープ毎に取り除いた平地を手札に加えるという、平行思考/Parallel Thoughtsに似た効果を発揮する。もっとも、こちらはドローを置換するわけではないので、毎ターン手札が二枚ずつ増えていく。デッキ圧縮によりライブラリーの密度も濃くなるためキーカードを引く確率も増えるし、土地の供給も止まらないので、マナのやりくりも解決すると、一石二鳥の効果である。
マナ切り離しがハルマゲドン/Armageddonのような土地破壊を苦手としていたのに対し、こちらは確実に土地を伸ばしていけるため寧ろ耐性はあると言えるだろう。これ自体を割られてしまうと、取り除かれたカードは手札に加えることが出来なくなるが、それはそれでマナ切り離しと同様の結果と割り切ることも必要。その場合4マナという重さは気になるところではあるが。
構築環境では苦花/Bitterblossomを筆頭に強力なエンチャントを見かける頻度も多いため、割られたときのリスクを考えると採用は躊躇われる。現実的な使用法として回顧の種を淀みなく供給できるという方法の一つであるだけに、今後のデッキ次第な面も大きいだろうか。
また、用途が平地に限定されているため、デュアルランド・ショックランドを持ってこれるというメリットも存在する。つまり平地絡みのカードは何でも持ってくることができるため、各デュアルランドを1枚挿しておくだけで全ての色にアクセスし、かつアドバンテージも稼げるというメリットも持つ。問題は、エターナル環境時に4マナあれば既に事足りているということだろうか。