憑依
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憑依能力の結果として追放領域にあるカードは、その能力によって対象となったクリーチャーに「憑依している」。「憑依している」クリーチャーとは、憑依能力の対象となった[[オブジェクト]]を指す。 | 憑依能力の結果として追放領域にあるカードは、その能力によって対象となったクリーチャーに「憑依している」。「憑依している」クリーチャーとは、憑依能力の対象となった[[オブジェクト]]を指す。 | ||
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==解説== | ==解説== | ||
上の方法で憑依されたクリーチャーがいずれかの墓地に置かれたとき、それに憑依している追放領域にある各カードの能力が誘発する。 | 上の方法で憑依されたクリーチャーがいずれかの墓地に置かれたとき、それに憑依している追放領域にある各カードの能力が誘発する。 | ||
+ | *[[ストーム値]]はほぼ最低の9。人気は最下層でデザイン空間も極小、またプレイヤーに忘れられがちな動きをするため。素晴らしいものになるべき潜在能力はあったが「実際のプレイ感は最悪」と語られている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/storm-scale-ravnica-and-return-ravnica-2016-05-02 STORM SCALE: RAVNICA AND RETURN TO RAVNICA]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0016858/ ストーム値:『ラヴニカ』と『ラヴニカへの回帰』]([[Making Magic]] [[2016年]]5月2日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | ||
+ | **その後、より扱いやすい[[降霊]][[オーラ]]としてリメイクされた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/vow-part-2-2021-11-08 FROM VOW ON, PART 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0035573/ 『契り』から その2]([[Making Magic]] [[2021年]]11月8日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | ||
===ルール=== | ===ルール=== | ||
*憑依先のクリーチャーの[[コントローラー]]は問わない。また、1体のクリーチャーに複数のカードが憑依していてもよい。 | *憑依先のクリーチャーの[[コントローラー]]は問わない。また、1体のクリーチャーに複数のカードが憑依していてもよい。 | ||
*インスタント呪文やソーサリー呪文の憑依能力は、呪文の解決中が[[誘発条件]]に含まれるため、[[打ち消す|打ち消された]]場合は憑依できない。 | *インスタント呪文やソーサリー呪文の憑依能力は、呪文の解決中が[[誘発条件]]に含まれるため、[[打ち消す|打ち消された]]場合は憑依できない。 | ||
− | * | + | *インスタント呪文やソーサリー呪文の憑依能力は[[墓地]]で誘発する。[[スタック]]ではない。[[イクスリッドの看守/Yixlid Jailer]]がいる場合は憑依できない。 |
− | * | + | *憑依能力が誘発したあと解決前にその憑依能力を持つカードが墓地を離れた場合、憑依することに失敗する({{CR|400.7}})。 |
*憑依することは強制である。適正な対象があるのに憑依しないことはできない。 | *憑依することは強制である。適正な対象があるのに憑依しないことはできない。 | ||
*憑依しているカードが[[永遠からの引き抜き/Pull from Eternity]]などにより追放領域を離れた場合、憑依している状態ではなくなる。 | *憑依しているカードが[[永遠からの引き抜き/Pull from Eternity]]などにより追放領域を離れた場合、憑依している状態ではなくなる。 | ||
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*[[コピーカード]]が憑依を持つカードをコピーして、それがクリーチャーに憑依しても、それは墓地に置かれた時点でコピーしている情報を失うため、憑依能力は誘発し解決されるが、憑依されたクリーチャーが墓地に置かれたときの能力は誘発しない。 | *[[コピーカード]]が憑依を持つカードをコピーして、それがクリーチャーに憑依しても、それは墓地に置かれた時点でコピーしている情報を失うため、憑依能力は誘発し解決されるが、憑依されたクリーチャーが墓地に置かれたときの能力は誘発しない。 | ||
*同様に憑依を持つ呪文のコピーや憑依を持つトークンも、憑依能力の解決前に存在しなくなるため、「クリーチャーに憑依している」状態になることはなく、憑依されたクリーチャーが墓地に置かれたときの能力は誘発しない。 | *同様に憑依を持つ呪文のコピーや憑依を持つトークンも、憑依能力の解決前に存在しなくなるため、「クリーチャーに憑依している」状態になることはなく、憑依されたクリーチャーが墓地に置かれたときの能力は誘発しない。 | ||
− | *「憑依している」状態は「(オーラ等が)[[つける| | + | *「憑依している」状態は「(オーラ等が)[[つける|つけ]]られている」状態と違い[[プロテクション]]に影響されない。クリーチャーが憑依された後でそのクリーチャーがプロテクションを得てもそれは憑依されたままである(勿論、憑依する段階では対象を取るためプロテクションに影響される)。 |
*憑依されたクリーチャーがクリーチャーでなくなっても、墓地に置かれたときに憑依したカードの能力は誘発する(「クリーチャー」と書いてあるのは、単に憑依の対象がクリーチャーだからにすぎない)。 | *憑依されたクリーチャーがクリーチャーでなくなっても、墓地に置かれたときに憑依したカードの能力は誘発する(「クリーチャー」と書いてあるのは、単に憑依の対象がクリーチャーだからにすぎない)。 | ||
*憑依されたクリーチャーが墓地に置かれても、憑依していたカードは追放されたままである。 | *憑依されたクリーチャーが墓地に置かれても、憑依していたカードは追放されたままである。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
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*{{WHISPER検索/カードテキスト|憑依}} | *{{WHISPER検索/カードテキスト|憑依}} | ||
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/af101 君の夢に憑依] ([[WotC]]、文:[[Aaron Forsythe]]) | *[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/af101 君の夢に憑依] ([[WotC]]、文:[[Aaron Forsythe]]) |
2021年12月1日 (水) 09:40時点における最新版
憑依/Haunt | |
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種別 | 誘発型能力 |
登場セット | ギルドパクト |
CR | CR:702.55 |
憑依(ひょうい)/Hauntは、ラヴニカ・ブロックでオルゾフ・ギルド(白と黒)に割り当てられたキーワード能力。誘発型能力である。また、憑依を持つカードは、追放領域で誘発する、憑依と関連している誘発型能力も持つ。
クリーチャー — スラル(Thrull) クレリック(Cleric)
憑依(このクリーチャーが死亡したとき、クリーチャー1体を対象とする。このカードをそれに憑依している状態で追放する。)
赦免のスラルが戦場に出るかそれが憑依しているクリーチャーが死亡したとき、エンチャント1つを対象とし、それを破壊する。
ソーサリー
あなたはプレイヤー1人につき1点のライフを得る。
憑依(この呪文カードが解決後に墓地に置かれたとき、クリーチャー1体を対象とする。このカードをそれに憑依している状態で追放する。)
月の祈祷が憑依しているクリーチャーが死亡したとき、あなたはプレイヤー1人につき1点のライフを得る。
[編集] 定義
パーマネントが持つ憑依/Hauntは、「このパーマネントが戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、クリーチャー1体を対象とする。このカードを追放し、そのクリーチャーに憑依する。」を意味する。インスタントかソーサリーが持つ憑依/Hauntは、「この呪文がそれの解決中にいずれかの墓地に置かれたとき、クリーチャー1体を対象とする。このカードを追放し、そのクリーチャーに憑依する。」を意味する。
憑依能力の結果として追放領域にあるカードは、その能力によって対象となったクリーチャーに「憑依している」。「憑依している」クリーチャーとは、憑依能力の対象となったオブジェクトを指す。
憑依を持つカードの「憑依しているクリーチャー」を参照する誘発型能力は、それが追放領域にある間に誘発できる。
[編集] 解説
上の方法で憑依されたクリーチャーがいずれかの墓地に置かれたとき、それに憑依している追放領域にある各カードの能力が誘発する。
[編集] ルール
- 憑依先のクリーチャーのコントローラーは問わない。また、1体のクリーチャーに複数のカードが憑依していてもよい。
- インスタント呪文やソーサリー呪文の憑依能力は、呪文の解決中が誘発条件に含まれるため、打ち消された場合は憑依できない。
- インスタント呪文やソーサリー呪文の憑依能力は墓地で誘発する。スタックではない。イクスリッドの看守/Yixlid Jailerがいる場合は憑依できない。
- 憑依能力が誘発したあと解決前にその憑依能力を持つカードが墓地を離れた場合、憑依することに失敗する(CR:400.7)。
- 憑依することは強制である。適正な対象があるのに憑依しないことはできない。
- 憑依しているカードが永遠からの引き抜き/Pull from Eternityなどにより追放領域を離れた場合、憑依している状態ではなくなる。
- 誘発する能力の発生源は、そのクリーチャーではなく憑依している追放領域のカードである。よって、能力のコントローラーはその追放領域にあるカードのオーナーである。
- 対戦相手があなたの憑依持ちクリーチャーのコントロールを奪い、そのクリーチャーが墓地に置かれたのならば、憑依先は対戦相手が選ぶ。しかし、憑依されたクリーチャーが墓地に落ちたときに誘発する能力のコントローラーは、あなたである。
- インスタント呪文やソーサリー呪文の憑依は、墓地にある状態を基準に誘発する。そのため、その呪文のコントローラーによらず、憑依する能力をコントロールするのはそのカードのオーナーである。
- コピーカードが憑依を持つカードをコピーして、それがクリーチャーに憑依しても、それは墓地に置かれた時点でコピーしている情報を失うため、憑依能力は誘発し解決されるが、憑依されたクリーチャーが墓地に置かれたときの能力は誘発しない。
- 同様に憑依を持つ呪文のコピーや憑依を持つトークンも、憑依能力の解決前に存在しなくなるため、「クリーチャーに憑依している」状態になることはなく、憑依されたクリーチャーが墓地に置かれたときの能力は誘発しない。
- 「憑依している」状態は「(オーラ等が)つけられている」状態と違いプロテクションに影響されない。クリーチャーが憑依された後でそのクリーチャーがプロテクションを得てもそれは憑依されたままである(勿論、憑依する段階では対象を取るためプロテクションに影響される)。
- 憑依されたクリーチャーがクリーチャーでなくなっても、墓地に置かれたときに憑依したカードの能力は誘発する(「クリーチャー」と書いてあるのは、単に憑依の対象がクリーチャーだからにすぎない)。
- 憑依されたクリーチャーが墓地に置かれても、憑依していたカードは追放されたままである。
[編集] 参考
- ↑ STORM SCALE: RAVNICA AND RETURN TO RAVNICA/ストーム値:『ラヴニカ』と『ラヴニカへの回帰』(Making Magic 2016年5月2日 Mark Rosewater著)
- ↑ FROM VOW ON, PART 2/『契り』から その2(Making Magic 2021年11月8日 Mark Rosewater著)
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 702 キーワード能力
- 702.55 憑依/Haunt
- 702.55a 憑依は誘発型能力である。パーマネントの持つ「憑依/Haunt」は「このパーマネントが戦場から墓地に置かれたとき、クリーチャー1体を対象とする。このカードを、そのクリーチャーに憑依した状態で追放する。」を意味する。インスタントやソーサリーである呪文の持つ「憑依/Haunt」は「この呪文が解決中に墓地に置かれたとき、クリーチャー1体を対象とする。このカードを、そのクリーチャーに憑依した状態で追放する。」を意味する。
- 702.55b 憑依 能力の結果として追放 領域にあるカードは、その能力によって対象となったクリーチャーに『憑依している』。それが「憑依しているクリーチャー」とは、憑依 能力の対象となったオブジェクトのことを指す。そのオブジェクトがその時点でクリーチャーであるかどうかは関係しない。
- 702.55c 憑依を持つカードの、憑依したクリーチャーに言及している誘発型能力は、追放 領域にある間に誘発できる。
- 702.55 憑依/Haunt
- 702 キーワード能力