ゾンビの黙示録/Zombie Apocalypse
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(10人の利用者による、間の14版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:Zombie Apocalypse}} | {{#card:Zombie Apocalypse}} | ||
− | [[生ける屍/Living Death]] | + | [[生ける屍/Living Death]]の[[リメイク]]的な、大量[[リアニメイト]]兼[[リセットボタン]][[呪文]]。[[墓地]]の[[ゾンビ]]をすべて[[戦場]]に[[戻す|戻し]]、戦場の[[人間]]をすべて[[破壊]]する。 |
リアニメイトもリセットも、範囲が限定的とはいえ、十分に強力。[[生け贄に捧げる]]ではなく単なる破壊で、[[再生]]は許してしまうが、再生する人間は少ないので特に問題にはならない。お互いの[[デッキ]]の内容に左右されるが、莫大な[[ボード・アドバンテージ]]を稼ぎ出せるだろう。 | リアニメイトもリセットも、範囲が限定的とはいえ、十分に強力。[[生け贄に捧げる]]ではなく単なる破壊で、[[再生]]は許してしまうが、再生する人間は少ないので特に問題にはならない。お互いの[[デッキ]]の内容に左右されるが、莫大な[[ボード・アドバンテージ]]を稼ぎ出せるだろう。 | ||
− | しかし問題は6[[マナ]]という[[重い|重さ]] | + | しかし問題は6[[マナ]]という[[重い|重さ]]。周辺[[環境]]には相当強力な[[フィニッシャー]]が揃っており、6マナ出せるならそっちを[[召喚]]したほうが話が早いことも多い。またリセットとしても[[人間 (デッキ)|人間ウィニー]]の速度に間に合わない危険が否めない。活躍できるかは[[メタ]]とデッキの工夫次第か。 |
− | [[リミテッド]]ではなかなか凶悪だが、[[黒]] | + | [[リミテッド]]ではなかなか凶悪だが、[[黒]]でも人間を(主に[[生け贄]][[コスト]]として)利用するので、使いどころに注意が必要。また墓地の[[クリーチャー]]を[[追放]]する[[青]]のゾンビとアンチ[[シナジー]]であることもややマイナス。 |
+ | *[[闇の隆盛]]版{{Gatherer|id=337531}}をよく見ると[[グリムグリン/Grimgrin]]({{Gatherer|id=274542}})がいる。これは[[ギサ・セカーニ/Gisa Cecani|ギサ/Gisa]]と[[ゲラルフ・セカーニ/Geralf Cecani|ゲラルフ/Geralf]]の[[ゾンビ#ストーリー|アンデッド]]連合軍による[[スレイベン/Thraben]]侵攻において、正門が突破された瞬間を描いたものである。 | ||
+ | *能力が[[栄光の目覚めの天使/Angel of Glory's Rise]]と対になっている。 | ||
+ | *闇の隆盛の[[ゲームデー]]のトップ8賞品として[[プロモーション・カード]]が配布された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/dark-ascension-promo-cards-2012-01-09-0 Dark Ascension Promo Cards](Arcana [[2012年]]1月9日 [[Monty Ashley]]著)</ref>。[[CHAMPSプロモ]]も参照のこと。 | ||
+ | **[[イニストラード:真夜中の狩り統率者デッキ]]での[[再録]]時もこの{{Gatherer|id=539947}}が使用されている。 | ||
+ | *ホラー映画「[[Wikipedia:ja:死霊のはらわた (1981年の映画)|死霊のはらわた]]」と[[コラボレーション]]した[[ユニバースビヨンド]]での[[別名]]は'''Knowby's Incantation'''。原作で死霊を呼び出してしまうシーンを表すカードとなっている。 | ||
+ | ==ルール== | ||
+ | *蘇るゾンビは[[あなた]]の墓地のものに限定されているが、人間は[[コントローラー]]を問わずすべて破壊される。 | ||
+ | **[[ゾンビ (デッキ)|ゾンビデッキ]]の[[ミラーマッチ]]でも気兼ねなく撃てる一方で、上記のように自分の人間とは噛み合わない。 | ||
+ | *墓地のゾンビでも人間でもあるクリーチャーは一旦戦場に戻り、続けて破壊される。[[ETB]]・[[PIG]][[能力]]は[[解決]]後にまとめて[[スタック]]に乗る。 | ||
+ | **[[闇の隆盛]]現在、最初からゾンビでも人間でもあるクリーチャー・[[カード]]は[[多相]]持ちと[[霧衣の究極体/Mistform Ultimus]]のみ。 | ||
+ | *戦場にない[[両面カード]]は[[第1面]]の[[特性]]しか持たないので、墓地にある[[第2面]]がゾンビであるカード([[忠実な聖戦士/Loyal Cathar]]など)は戦場に戻らない。 | ||
+ | ==脚注== | ||
+ | <references /> | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[リアニメイトカード]] | *[[リアニメイトカード]] | ||
+ | *[[リセットカード]] | ||
*[[トリプルシンボルカード]] | *[[トリプルシンボルカード]] | ||
*[[カード個別評価:闇の隆盛]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:闇の隆盛]] - [[レア]] | ||
+ | *[[Secret Lair Drop Series/2023年#Secret Lair x The Evil Dead|Secret Lair Drop Series: Secret Lair x The Evil Dead]] |
2023年9月28日 (木) 13:57時点における最新版
Zombie Apocalypse / ゾンビの黙示録 (3)(黒)(黒)(黒)
ソーサリー
ソーサリー
あなたの墓地にあるすべてのゾンビ(Zombie)・クリーチャー・カードをタップ状態で戦場に戻し、その後、すべての人間(Human)を破壊する。
生ける屍/Living Deathのリメイク的な、大量リアニメイト兼リセットボタン呪文。墓地のゾンビをすべて戦場に戻し、戦場の人間をすべて破壊する。
リアニメイトもリセットも、範囲が限定的とはいえ、十分に強力。生け贄に捧げるではなく単なる破壊で、再生は許してしまうが、再生する人間は少ないので特に問題にはならない。お互いのデッキの内容に左右されるが、莫大なボード・アドバンテージを稼ぎ出せるだろう。
しかし問題は6マナという重さ。周辺環境には相当強力なフィニッシャーが揃っており、6マナ出せるならそっちを召喚したほうが話が早いことも多い。またリセットとしても人間ウィニーの速度に間に合わない危険が否めない。活躍できるかはメタとデッキの工夫次第か。
リミテッドではなかなか凶悪だが、黒でも人間を(主に生け贄コストとして)利用するので、使いどころに注意が必要。また墓地のクリーチャーを追放する青のゾンビとアンチシナジーであることもややマイナス。
- 闇の隆盛版イラストをよく見るとグリムグリン/Grimgrin(イラスト)がいる。これはギサ/Gisaとゲラルフ/Geralfのアンデッド連合軍によるスレイベン/Thraben侵攻において、正門が突破された瞬間を描いたものである。
- 能力が栄光の目覚めの天使/Angel of Glory's Riseと対になっている。
- 闇の隆盛のゲームデーのトップ8賞品としてプロモーション・カードが配布された[1]。CHAMPSプロモも参照のこと。
- イニストラード:真夜中の狩り統率者デッキでの再録時もこのイラストが使用されている。
- ホラー映画「死霊のはらわた」とコラボレーションしたユニバースビヨンドでの別名はKnowby's Incantation。原作で死霊を呼び出してしまうシーンを表すカードとなっている。
[編集] ルール
- 蘇るゾンビはあなたの墓地のものに限定されているが、人間はコントローラーを問わずすべて破壊される。
- 墓地のゾンビでも人間でもあるクリーチャーは一旦戦場に戻り、続けて破壊される。ETB・PIG能力は解決後にまとめてスタックに乗る。
- 闇の隆盛現在、最初からゾンビでも人間でもあるクリーチャー・カードは多相持ちと霧衣の究極体/Mistform Ultimusのみ。
- 戦場にない両面カードは第1面の特性しか持たないので、墓地にある第2面がゾンビであるカード(忠実な聖戦士/Loyal Catharなど)は戦場に戻らない。
[編集] 脚注
- ↑ Dark Ascension Promo Cards(Arcana 2012年1月9日 Monty Ashley著)