4枚制限ルール

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(11人の利用者による、間の17版が非表示)
1行: 1行:
'''4枚制限ルール'''(''"four-of" rule'')は、[[総合ルール]]に定められている[[デッキ]][[構築]]の制限の俗称である。
+
'''4枚制限ルール'''(''four-card limit''、''"four-of" rule'')は、[[総合ルール]]に定められている[[デッキ]][[構築]]の制限の俗称である。
  
[[構築]]デッキは、任意の枚数の[[基本土地]][[カード]]と、特定の英語名ごとに4枚以下の基本土地以外のカードからなる。」というもの。
+
==ルール==
 +
[[構築]]デッキは、任意の枚数の[[基本土地]][[カード]]と、[[カード名|特定の英語名]]ごとに4枚以下の基本土地以外のカードからなる。[[サイドボード]]を使用する場合、この制限はデッキとサイドボードをあわせた状態で適用される。
  
*[[マジック・イベント規定]]では、デッキ構築の別の制約も定義されている。
+
[[マジック・イベント規定]]では、[[フォーマット]]別の制約も定義されている。
**[[構築]]および[[エターナル]]において、[[特殊タイプ]]として[[基本]]を持っているか、あるいは文章にそう特に書いてあるカードを除いては、1人のプレイヤーの[[メインデッキ|デッキ]]と[[サイドボード]]を合わせて、英語版のカード名に直して同名のカードは4枚までしか入れることができない。
+
*構築および[[エターナル]]において、[[特殊タイプ]]として[[基本]]を持っているか、あるいは文章にそう特に書いてあるカードを除いては、1人のプレイヤーの[[メインデッキ|デッキ]]と[[サイドボード]]を合わせて、英語版のカード名に直して同名のカードは4枚までしか入れることができない。
**[[制限カード]]は1枚しか入れてはいけない。[[禁止カード]]は1枚も入れてはいけない。
+
*[[制限カード]]は1枚しか入れてはいけない。[[禁止カード]]は1枚も入れてはいけない。
**[[多人数戦]]の認定構築形式[[トーナメント]]では、「共同デッキ構築規定」を用いる。特殊タイプとして基本を持っているか、あるいは文章にそう特に書いてあるカードを除いては、チームの全プレイヤーのデッキとサイドボードを合わせて、英語版のカード名に直して同名のカードは4枚までしか入れることができない。
+
*[[双頭巨人戦]]と[[チーム戦]]の「共同デッキ構築規定」では、基本土地以外の、(英語版のカード名に直して)同名のカードは1人のデッキ(サイドボードも含む)にしか使用する事ができない。
 +
**このルールは[[ワールド・マジック・カップ16]]大会ルール発表と同時に施行されたもの。旧ルールでは、「特殊タイプとして基本を持っているか、あるいは文章にそう特に書いてあるカードを除いては、チームの全プレイヤーのデッキとサイドボードを合わせて、英語版のカード名に直して同名のカードは4枚までしか入れることができない」であった。
  
*[[リミテッド]]にはこの制限は存在しない。しかし、同じカードを5枚以上取れなければ特に意味はない。
+
[[リミテッド]]にはこの制限は存在しない。[[カードプール]]に同じカードが5枚以上ある場合には望むだけデッキやサイドボードに入れることができる。
**[[コールドスナップ]]のリミテッドでは、これを利用して[[波及]]を持つカードをかき集める戦略が存在する。[http://web.archive.org/web/20090901023612/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/oiso/20060811_csp/index.html]
+
*例えば[[コールドスナップ]]のリミテッドでは、これを利用して[[波及]]を持つカードをかき集める戦略が存在する。([http://web.archive.org/web/20090901023612/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/oiso/20060811_csp/index.html 参考]
*[[執拗なネズミ/Relentless Rats]]および[[影生まれの使徒/Shadowborn Apostle]]はこのルールを無視できる。
+
*一方、[[七人の小人/Seven Dwarves]]のようにカード自体に上限が設定されている場合、リミテッドであってもそれが適用される。
 +
 
 +
==4枚制限を無視するカード==
 +
特筆しない限り無制限に入れることができる。
 +
<!-- 登場順 -->
 +
*[[執拗なネズミ/Relentless Rats]]
 +
*[[影生まれの使徒/Shadowborn Apostle]]
 +
*[[ネズミの群棲/Rat Colony]]
 +
*[[しつこい請願者/Persistent Petitioners]]
 +
*[[七人の小人/Seven Dwarves]](7枚まで)
 +
*[[ドラゴンの接近/Dragon's Approach]]
 +
*[[ナズグル/Nazgûl]](9枚まで)
 +
*[[人道に対する膿/Slime Against Humanity]]
 +
*[[テンプル騎士/Templar Knight]]
 +
*[[継位兎/Hare Apparent]]
 +
 
 +
==その他==
 
*[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]黎明期はこのルールはなく、[[稲妻/Lightning Bolt]]と[[山/Mountain]]だけのデッキや、[[チャネルボール]]なんてのも存在したと言われるが、ある意味都市伝説の類とされている。[[コンピューターゲーム]]の一部でも4枚制限がないものもあり、特にリスクも無く[[1ターンキル]]が発生するデッキが作れてしまう。[[Magic Online]]では[[フリーフォーム]]が該当する。
 
*[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]黎明期はこのルールはなく、[[稲妻/Lightning Bolt]]と[[山/Mountain]]だけのデッキや、[[チャネルボール]]なんてのも存在したと言われるが、ある意味都市伝説の類とされている。[[コンピューターゲーム]]の一部でも4枚制限がないものもあり、特にリスクも無く[[1ターンキル]]が発生するデッキが作れてしまう。[[Magic Online]]では[[フリーフォーム]]が該当する。
*トーナメントを除けば、ルールブックに記載されるようになったのは[[第6版]]からである。これ以前は、トーナメント外では[[ライブラリー]]も最低40枚というルールだった。
+
*[[トーナメント]]を除けば、ルールブックに記載されるようになったのは[[第6版]]からである。これ以前は、トーナメント外では[[ライブラリー]]も最低40枚というルールだった。
  
== 参考 ==
+
==参考==
 
*[[用語集]]
 
*[[用語集]]
  
 
{{#cr:100.2}}
 
{{#cr:100.2}}
 +
{{#cr:100.4a}}

2024年11月4日 (月) 17:18時点における最新版

4枚制限ルールfour-card limit"four-of" rule)は、総合ルールに定められているデッキ構築の制限の俗称である。

目次

[編集] ルール

構築デッキは、任意の枚数の基本土地カードと、特定の英語名ごとに4枚以下の基本土地以外のカードからなる。サイドボードを使用する場合、この制限はデッキとサイドボードをあわせた状態で適用される。

マジック・イベント規定では、フォーマット別の制約も定義されている。

  • 構築およびエターナルにおいて、特殊タイプとして基本を持っているか、あるいは文章にそう特に書いてあるカードを除いては、1人のプレイヤーのデッキサイドボードを合わせて、英語版のカード名に直して同名のカードは4枚までしか入れることができない。
  • 制限カードは1枚しか入れてはいけない。禁止カードは1枚も入れてはいけない。
  • 双頭巨人戦チーム戦の「共同デッキ構築規定」では、基本土地以外の、(英語版のカード名に直して)同名のカードは1人のデッキ(サイドボードも含む)にしか使用する事ができない。
    • このルールはワールド・マジック・カップ16大会ルール発表と同時に施行されたもの。旧ルールでは、「特殊タイプとして基本を持っているか、あるいは文章にそう特に書いてあるカードを除いては、チームの全プレイヤーのデッキとサイドボードを合わせて、英語版のカード名に直して同名のカードは4枚までしか入れることができない」であった。

リミテッドにはこの制限は存在しない。カードプールに同じカードが5枚以上ある場合には望むだけデッキやサイドボードに入れることができる。

  • 例えばコールドスナップのリミテッドでは、これを利用して波及を持つカードをかき集める戦略が存在する。(参考
  • 一方、七人の小人/Seven Dwarvesのようにカード自体に上限が設定されている場合、リミテッドであってもそれが適用される。

[編集] 4枚制限を無視するカード

特筆しない限り無制限に入れることができる。

[編集] その他

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0

引用:総合ルール 20231117.0

MOBILE