鋸刃の矢/Serrated Arrows
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2019年11月23日 (土) 10:07時点における最新版
Serrated Arrows / 鋸刃の矢 (4)
アーティファクト
アーティファクト
鋸刃の矢は、その上に鏃(arrowhead)カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。
あなたのアップキープの開始時に、鋸刃の矢の上に鏃カウンターが置かれていない場合、鋸刃の矢を生け贄に捧げる。
(T),鋸刃の矢から鏃カウンターを1個取り除く:クリーチャー1体を対象とする。その上に-1/-1カウンターを1個置く。
ホームランドの優秀カードの1つ。無色のアーティファクトであるためデッキを選ばず、ウィニークリーチャーに対して1対複数の交換ができる点が一番の魅力。
このカードが含まれていた旧アイスエイジ・ブロックは比較的小型クリーチャーが多かったことに加え、当時のスタンダードの優良ウィニー(特に再生持ちのリバー・ボア/River Boaや、プロテクション持ちの白騎士/White Knight・黒騎士/Black Knightなど)への対策として有用だったことから、様々なデッキで重宝された。除去できないまでもパワーを下げることでライフ・アドバンテージ(当時の言い方ではタイム・アドバンテージ)を得たり、クリーチャー同士の戦闘を助けたり、タフネスを減らして紅蓮地獄/Pyroclasmで一掃したりと使い勝手はすこぶる良かった。
再録後も時のらせんブロック構築では青単コントロールなどで除去の薄さをカバーする目的で使用されている。
ガラクvsリリアナに収録されたことで、コモン限定フォーマットであるパウパーで使用可能になった。どの色のコントロールデッキでも採用できるアドバンテージを得られる除去として人気が高く、そのためMagic Onlineでの価格はコモンとしては高めである。
- 「鏃」は「やじり」と読む。矢の先端、命中したときに刺さる部分のこと。
- 鏃カウンターをすべて取り除いても生け贄に捧げるのはアップキープ開始時なので、それまでにバウンスすれば使いまわすことができる。
- 時のらせんでタイムシフトカードとして再録され、日本語名を得た。それ以前は、雑誌等で「ギザギザの鏃」等の仮訳を充てられていた。
- 派生カードとしてギザギザ・バイスケリオン/Serrated Biskelion、注入の矢/Infused Arrowsがある。
- ミラディンの傷跡で似た能力を持つ堕落の三角護符/Trigon of Corruptionが登場した。そちらは-1/-1カウンターを置くときにもマナを要求されるが、鏃カウンターに相当する蓄積カウンターがなくなっても戦場に残るし、またカウンターを貯め直す能力も持つ。
- 通称「セラ矢」。