ガイアー岬の山賊/Geier Reach Bandit
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+ | *「戦場に出したとき、変身させる能力が[[誘発]]する」のであり、「変身させた状態で戦場に出す」のではない点に注意。 | ||
+ | **変身が[[誘発条件]]である[[誘発型能力]]はきちんと誘発する。[[高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells]]との相性は抜群。 | ||
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+ | *複数のヴィルディン群れの頭目を[[コントロール]]している状態で狼男が戦場に出た場合、その数だけ変身させる能力が誘発する。そのたびに変身させることを選べば、[[第1面]]に戻したり、さらにまた[[第2面]]にしたりできる。 | ||
+ | **変身を制限するルール({{CR|701.28f}})は[[パーマネント]]がそのパーマネント自身の能力によって変身する場合のルールであり、他のパーマネントを変身させるこのカードの能力には適用されない。 | ||
+ | *後年の[[イニストラード:真夜中の狩り]]で登場した[[日暮]]/[[夜明]]を持つ狼男は、日暮/夜明以外による変身ができないため、ヴィルディン群れの頭目でも変身させることはできない({{CR|702.145}})。 | ||
+ | *[[異界月]]時点で、この能力で変身可能な[[速攻]]を持つ狼男は2枚(このカード自身と[[村の伝書士/Village Messenger]])あるが、どちらも第2面は速攻を持たないため、変身させてしまうと[[召喚酔い]]の影響を受ける点に注意。変身させるかは任意なので状況に応じて使い分けたい。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[ステンシア/Stensia #ガイアー岬(禿鷲の翼幅)|ガイアー岬(禿鷲の翼幅)]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
+ | *[[狼男/Werewolf#吠え群れ/Howlpack|ヴィルディン群れ/The Vildin Pack]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
*[[カード個別評価:イニストラードを覆う影]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:イニストラードを覆う影]] - [[レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:イニストラードを覆う影リマスター]] - [[アンコモン]] |
2024年9月19日 (木) 08:21時点における最新版
Geier Reach Bandit / ガイアー岬の山賊 (2)(赤)
クリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue) 狼男(Werewolf)
Vildin-Pack Alpha / ヴィルディン群れの頭目
〔赤〕 クリーチャー — 狼男(Werewolf)
クリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue) 狼男(Werewolf)
速攻
各アップキープの開始時に、直前のターンに呪文が唱えられていなかった場合、ガイアー岬の山賊を変身させる。
Vildin-Pack Alpha / ヴィルディン群れの頭目
〔赤〕 クリーチャー — 狼男(Werewolf)
狼男(Werewolf)が1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたはそれを変身させてもよい。
各アップキープの開始時に、直前のターンにプレイヤー1人が2つ以上の呪文を唱えていた場合、ヴィルディン群れの頭目を変身させる。
3マナパワー3速攻という高い打撃力を備えた狼男。第2面は戦場に出た狼男を変身させる能力を持つ。
第1面の性能が高いぶん第2面になってもそれほどサイズアップしないが、後続の狼男を変身させる能力が強力。狼男は基本的に第2面のほうが高性能であるため、事実上のロードとして機能する。
- 直後の異界月で登場した起動型能力で変身する狼男もこの能力で変身させることができる。これは月霧/Moonmistや不吉な首領、トヴォラー/Tovolar, Dire Overlordでは真似できない芸当(これらの狼男は第1面から人間ではなく、他の強制変身系のカードは人間であることを条件としているため)。
- MTGアリーナの日本語版ルール・テキストでは、第2面の能力が「あなたがコントロールする狼男1体が戦場に出るたび、あなたはこれを変身させてもよい。」となっている誤訳がある。
[編集] ルール
- 「戦場に出したとき、変身させる能力が誘発する」のであり、「変身させた状態で戦場に出す」のではない点に注意。
- 変身が誘発条件である誘発型能力はきちんと誘発する。高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fellsとの相性は抜群。
- 仕組まれた疫病/Engineered Plagueの影響下でケッシグの鍛冶場主/Kessig Forgemasterを戦場に出した場合、変身する誘発型能力は誘発するが、その解決前に状況起因処理によって墓地に置かれることになる。
- 複数のヴィルディン群れの頭目をコントロールしている状態で狼男が戦場に出た場合、その数だけ変身させる能力が誘発する。そのたびに変身させることを選べば、第1面に戻したり、さらにまた第2面にしたりできる。
- 変身を制限するルール(CR:701.28f)はパーマネントがそのパーマネント自身の能力によって変身する場合のルールであり、他のパーマネントを変身させるこのカードの能力には適用されない。
- 後年のイニストラード:真夜中の狩りで登場した日暮/夜明を持つ狼男は、日暮/夜明以外による変身ができないため、ヴィルディン群れの頭目でも変身させることはできない(CR:702.145)。
- 異界月時点で、この能力で変身可能な速攻を持つ狼男は2枚(このカード自身と村の伝書士/Village Messenger)あるが、どちらも第2面は速攻を持たないため、変身させてしまうと召喚酔いの影響を受ける点に注意。変身させるかは任意なので状況に応じて使い分けたい。