精神の大魔術師/Magus of the Mind

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[[統率者2017]]で登場した[[大魔術師]]。内蔵しているのは、凶悪さで名高い[[精神の願望/Mind's Desire]]。
 
[[統率者2017]]で登場した[[大魔術師]]。内蔵しているのは、凶悪さで名高い[[精神の願望/Mind's Desire]]。
  
本家と比較すると、[[クリーチャー]]であるがゆえの[[除去]]されやすさ、[[戦場]]に出てからの[[召喚酔い]]によるタイムラグなどによって調整が加えられている。[[マナ・コスト]]は据え置きであり、[[速攻]]を付与しない限り[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]などの一時的な[[マナ加速]]と相性が悪くなってしまっているのが痛いところ。
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本家と比較すると、[[クリーチャー]]であるがゆえの[[除去]]されやすさ、[[戦場]]に出てからの[[召喚酔い]]によるタイムラグなどによって調整が加えられている。特に後者が大きなネックであり、従来の[[ストーム]][[チェイン・コンボ]]で使用する場合、基本となる「[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]などの[[マナ加速]][[呪文]]を連打してストームと[[マナ・コスト]]を賄う」という動きにブレーキがかかっている。
  
一方で[[能力]][[起動]]タイミングに制限が無いため、[[インスタント・タイミング]]での使用が可能となっている。
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速攻を与える手段さえあるならばそのまま実質1マナ[[重い]]だけの精神の願望として扱えるので、[[デザイア]]の再来を目論んでみてもいいかもしれない。また、[[統率者戦]]のような、ストームに特化した編成がしづらい[[フォーマット]]の場合は「[[軽い]]呪文を何枚か使ってから[[起動]]して[[X]]=3~4ぐらいを目指す」というような素朴な使い方ができるので、クリーチャーになって[[マナ・コスト]]と[[起動コスト]]の分割払いができる性質が若干利点にもなっている。
  
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*[[フレイバー・テキスト]]も元[[カード]]の名前を意識した物になっている。
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{{フレイバーテキスト|"I'll show you what you truly '''desire'''."}}
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*[[精神の大魔術師の杖/Staff of the Mind Magus]]は日本語の[[カード名]]にこのカードの名前を含んでいるが、特に関係は無い。
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==ルール==
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基本的なルールは[[精神の願望/Mind's Desire]]や[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]を参照。
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*この[[能力]]は(ソーサリーであった精神の願望とは異なり)[[起動型能力]]であるため、[[インスタント・タイミング]]で使用できる。ただし「[[解決]]中に[[唱える]]ことを許可する能力」ではなく、「[[ターン終了時まで]]、[[追放]][[領域]]から[[プレイ]]することを許可する能力」であるため、呪文本来の使用できるタイミングの制約を受ける。
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**例えば[[対戦相手]]の[[ターン]]中に起動して、インスタントとソーサリーが追放されたとしても、ソーサリーは([[ヴィダルケンの宇宙儀/Vedalken Orrery]]などの影響がない限り)唱えることはできない。
 
*元になった精神の願望は「[[ライブラリー]]を[[切り直す|切り直し]]、[[ライブラリーの一番上|一番上]]を1枚[[追放]]」をX回繰り返すが、こちらは「ライブラリーを切り直し、一番上から[[X]]枚追放」を1回だけ行うという差がある。
 
*元になった精神の願望は「[[ライブラリー]]を[[切り直す|切り直し]]、[[ライブラリーの一番上|一番上]]を1枚[[追放]]」をX回繰り返すが、こちらは「ライブラリーを切り直し、一番上から[[X]]枚追放」を1回だけ行うという差がある。
 
**精神の願望もまとめてX枚追放する形に[[省略]]することが多いので、使用感としては大差はない。ただし、精神の願望はX枚すべてをめくり終わる前に途中で[[呪文]]や[[能力]]を割り込ませることができる(例えば[[予報/Predict]]などで[[デッキ圧縮]]をしたり、[[有毒の蘇生/Noxious Revival]]などで[[墓地]]にあるカードをライブラリーに戻したりして、途中で確率を操作できる)が、こちらではそれはできないという違いはある。
 
**精神の願望もまとめてX枚追放する形に[[省略]]することが多いので、使用感としては大差はない。ただし、精神の願望はX枚すべてをめくり終わる前に途中で[[呪文]]や[[能力]]を割り込ませることができる(例えば[[予報/Predict]]などで[[デッキ圧縮]]をしたり、[[有毒の蘇生/Noxious Revival]]などで[[墓地]]にあるカードをライブラリーに戻したりして、途中で確率を操作できる)が、こちらではそれはできないという違いはある。
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==開発秘話==
 
==開発秘話==
統率者セットの大魔術師サイクルとしてデザインされたカード。[[青]]の[[カード]]として[[修繕/Tinker]]、[[Time Walk]]、[[意外な授かり物/Windfall]]などが検討され、最終的に精神の願望が選ばれた。
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[[統率者戦用セット]]の大魔術師サイクルとしてデザインされたカード。[[青]]の[[カード]]として[[修繕/Tinker]]、[[Time Walk]]、[[意外な授かり物/Windfall]]などが検討され、最終的に精神の願望が選ばれた<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/beyond-basics/tales-designing-commander-2017-edition-2017-08-17 Tales from Designing Commander (2017 Edition)]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/bb/0019413/ 『統率者(2017年版)』のデザインの話](Beyond the Basics [[2017年]]8月17日 [[Gavin Verhey]]著)</ref>。
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==関連カード==
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===サイクル===
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{{サイクル/統率者の大魔術師}}
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==脚注==
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==参考==
 
==参考==
*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/beyond-basics/tales-designing-commander-2017-edition-2017-08-17 Tales from Designing Commander (2017 Edition)]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/bb/0019413/ 『統率者(2017年版)』のデザインの話]
 
 
*[[カード個別評価:統率者2017]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:統率者2017]] - [[レア]]
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2024年10月13日 (日) 22:29時点における最新版


Magus of the Mind / 精神の大魔術師 (4)(青)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

(青),(T),精神の大魔術師を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーを切り直し、その後その一番上からカードをX枚追放する。Xは、このターンに唱えられた呪文の数に1を足した数に等しい。ターン終了時まで、あなたはこれにより追放されているカードの中から、それらのマナ・コストを支払うことなく、土地をプレイしても呪文を唱えてもよい。

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統率者2017で登場した大魔術師。内蔵しているのは、凶悪さで名高い精神の願望/Mind's Desire

本家と比較すると、クリーチャーであるがゆえの除去されやすさ、戦場に出てからの召喚酔いによるタイムラグなどによって調整が加えられている。特に後者が大きなネックであり、従来のストームチェイン・コンボで使用する場合、基本となる「暗黒の儀式/Dark Ritualなどのマナ加速呪文を連打してストームとマナ・コストを賄う」という動きにブレーキがかかっている。

速攻を与える手段さえあるならばそのまま実質1マナ重いだけの精神の願望として扱えるので、デザイアの再来を目論んでみてもいいかもしれない。また、統率者戦のような、ストームに特化した編成がしづらいフォーマットの場合は「軽い呪文を何枚か使ってから起動してX=3~4ぐらいを目指す」というような素朴な使い方ができるので、クリーチャーになってマナ・コスト起動コストの分割払いができる性質が若干利点にもなっている。

"I'll show you what you truly desire."

[編集] ルール

基本的なルールは精神の願望/Mind's Desireマナ・コストを支払うことなく唱えるを参照。

[編集] 開発秘話

統率者戦用セットの大魔術師サイクルとしてデザインされたカード。カードとして修繕/TinkerTime Walk意外な授かり物/Windfallなどが検討され、最終的に精神の願望が選ばれた[1]

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

統率者戦用セット大魔術師メガ・サイクル。過去の強力なソーサリーと同じ効果起動型能力マナ・コストを持つ人間ウィザード。1つ目の括弧内は元になったカード、2つ目は登場したセット

5年かけて完成する予定のメガ・サイクルである(参考/翻訳)とされていたものの、5年目となる統率者2019での新登場は見送りとなり(参考)、翌年の統率者レジェンズで完成した。

[編集] 脚注

  1. Tales from Designing Commander (2017 Edition)/『統率者(2017年版)』のデザインの話(Beyond the Basics 2017年8月17日 Gavin Verhey著)

[編集] 参考

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