オリヴィアの真夜中の待ち伏せ/Olivia's Midnight Ambush
提供：MTG Wiki
(-2/-2修整は戦闘ダメージなどと組み合わせればタフネス3以上も除去可能) |
|||
| （3人の利用者による、間の3版が非表示） | |||
| 1行： | 1行： | ||
{{#card:Olivia's Midnight Ambush}} | {{#card:Olivia's Midnight Ambush}} | ||
| − | 普段は1[[マナ]][[重い]][[見栄え損ない/Disfigure]]だが、[[夜]]に[[唱える]]と[[修整]]値が6倍以上に増えるマイナス修整[[除去]]。 | + | 普段は1[[マナ]][[重い]][[見栄え損ない/Disfigure]]だが、[[日暮|夜]]に[[唱える]]と[[修整]]値が6倍以上に増えるマイナス修整[[除去]]。 |
| − | -13/-13されて生きている[[クリーチャー]] | + | -13/-13されて生きている[[クリーチャー]]はごく少数なので、夜ならほぼ確定除去として扱える。[[コントロール (デッキ)|コントロール]]寄りの[[デッキ]]ならば自分の[[ターン]]に[[呪文]]を唱えないことも多いため、夜にするのもそこまで難しくはないだろう。 |
| − | ただし[[黒]]には[[日暮]] | + | ただし[[黒]]には[[日暮]]を持つ[[カード]]があまり多くなく、[[コモン]]は[[不審な旅行者/Shady Traveler]]のみ、[[アンコモン]]を含めても[[破滅刃の悪漢/Baneblade Scoundrel]]が増える程度。[[リミテッド]]で狙う場合は[[赤]]や[[緑]]の[[狼男]]なども混ぜ、積極的に夜にしていく手段が欲しい。あるいは[[タフネス]]が高くなりやすい[[夜明]]面への[[軽い]]対策カードという見方もでき、また-2/-2修整も有用なため自力で夜を狙えなくとも採用価値は十分にある。 |
| − | [[構築]] | + | [[構築]]では日暮を積極的に用いた構成にしたいところ。そうでないなら、サイズを無視できる汎用除去として[[冥府の掌握/Infernal Grasp]]も存在する（そちらは[[破壊不能]]には無力でライフを失う[[ペナルティ能力|ペナルティ]]はあるが）。 |
*条件を満たすと-13/-13という点は[[悲劇的な過ち/Tragic Slip]]と似ている。 | *条件を満たすと-13/-13という点は[[悲劇的な過ち/Tragic Slip]]と似ている。 | ||
| 14行： | 14行： | ||
[[イニストラード：真夜中の狩り]]の[[注目のストーリー]]の1枚。 | [[イニストラード：真夜中の狩り]]の[[注目のストーリー]]の1枚。 | ||
| − | [[イニストラード/Innistrad]]の昼夜の平衡を取り戻す儀式は、思わぬ乱入者により中断を余儀なくされた。[[オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren (ストーリー)|オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren]]だ。[[アーリン・コード/Arlinn Kord (ストーリー)|アーリン/Arlinn]]はオリヴィアから[[月銀の鍵/Moonsilver Key]]を守り、だがオリヴィアは[[カティルダ/Katilda]]を抱えて空へ浮かび上がり、横暴にも鍵との交換を提案した（{{Gatherer|id=536472}}）。いずれにせよカティルダがいなければ儀式は再開できない――アーリンは逡巡の末、オリヴィアに鍵を投げ渡し、オリヴィアはそのお返しに、カティルダを[[吸血鬼/Vampire#イニストラード|吸血鬼/Vampire]]の全力をもって投げ下ろした。アーリンはカティルダを受け止めたがその骨は砕け、オリヴィアは鍵とともに去っていった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/episode-5-night-closes-round-2021-09-29 Episode 5: Night Closes 'Round]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/MID/0035464/ メインストーリー第５話：夜来たる]（Magic Story [[2021年]]9月29日 [[K. Arsenault Rivera]]著）</ref>。 | + | [[イニストラード/Innistrad]]の昼夜の平衡を取り戻す儀式は、思わぬ乱入者により中断を余儀なくされた。[[オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren (ストーリー)|オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren]]だ。[[アーリン・コード/Arlinn Kord (ストーリー)|アーリン/Arlinn]]はオリヴィアから[[月銀の鍵/Moonsilver Key (ストーリー)|月銀の鍵/Moonsilver Key]]を守り、だがオリヴィアは[[カティルダ/Katilda]]を抱えて空へ浮かび上がり、横暴にも鍵との交換を提案した（{{Gatherer|id=536472}}）。いずれにせよカティルダがいなければ儀式は再開できない――アーリンは逡巡の末、オリヴィアに鍵を投げ渡し、オリヴィアはそのお返しに、カティルダを[[吸血鬼/Vampire#イニストラード|吸血鬼/Vampire]]の全力をもって投げ下ろした。アーリンはカティルダを受け止めたがその骨は砕け、オリヴィアは鍵とともに去っていった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/episode-5-night-closes-round-2021-09-29 Episode 5: Night Closes 'Round]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/MID/0035464/ メインストーリー第５話：夜来たる]（Magic Story [[2021年]]9月29日 [[K. Arsenault Rivera]]著）</ref>。 |
{{フレイバーテキスト|「あと少しで儀式が完成するところだったのね、あなた。失礼な事をしたわ。お詫びに、私の結婚式へ招待するわ。」}} | {{フレイバーテキスト|「あと少しで儀式が完成するところだったのね、あなた。失礼な事をしたわ。お詫びに、私の結婚式へ招待するわ。」}} | ||
2021年12月2日 (木) 11:14時点における最新版
インスタント
クリーチャー１体を対象とする。ターン終了時まで、それは-2/-2の修整を受ける。夜であるなら、代わりに、ターン終了時まで、そのクリーチャーは-13/-13の修整を受ける。
普段は1マナ重い見栄え損ない/Disfigureだが、夜に唱えると修整値が6倍以上に増えるマイナス修整除去。
-13/-13されて生きているクリーチャーはごく少数なので、夜ならほぼ確定除去として扱える。コントロール寄りのデッキならば自分のターンに呪文を唱えないことも多いため、夜にするのもそこまで難しくはないだろう。
ただし黒には日暮を持つカードがあまり多くなく、コモンは不審な旅行者/Shady Travelerのみ、アンコモンを含めても破滅刃の悪漢/Baneblade Scoundrelが増える程度。リミテッドで狙う場合は赤や緑の狼男なども混ぜ、積極的に夜にしていく手段が欲しい。あるいはタフネスが高くなりやすい夜明面への軽い対策カードという見方もでき、また-2/-2修整も有用なため自力で夜を狙えなくとも採用価値は十分にある。
構築では日暮を積極的に用いた構成にしたいところ。そうでないなら、サイズを無視できる汎用除去として冥府の掌握/Infernal Graspも存在する（そちらは破壊不能には無力でライフを失うペナルティはあるが）。
- 条件を満たすと-13/-13という点は悲劇的な過ち/Tragic Slipと似ている。
[編集] ストーリー
イニストラード/Innistradの昼夜の平衡を取り戻す儀式は、思わぬ乱入者により中断を余儀なくされた。オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldarenだ。アーリン/Arlinnはオリヴィアから月銀の鍵/Moonsilver Keyを守り、だがオリヴィアはカティルダ/Katildaを抱えて空へ浮かび上がり、横暴にも鍵との交換を提案した（イラスト）。いずれにせよカティルダがいなければ儀式は再開できない――アーリンは逡巡の末、オリヴィアに鍵を投げ渡し、オリヴィアはそのお返しに、カティルダを吸血鬼/Vampireの全力をもって投げ下ろした。アーリンはカティルダを受け止めたがその骨は砕け、オリヴィアは鍵とともに去っていった[1]。
「あと少しで儀式が完成するところだったのね、あなた。失礼な事をしたわ。お詫びに、私の結婚式へ招待するわ。」
[編集] 脚注
- ↑ Episode 5: Night Closes 'Round/メインストーリー第５話：夜来たる（Magic Story 2021年9月29日 K. Arsenault Rivera著）
