残骸撤去車/Wreck Remover
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− | [[戦場に出る]]か[[攻撃]] | + | [[戦場に出る]]か[[攻撃]]するたび、[[墓地]]の[[カード]]を[[追放]]しつつ[[ライフ]]を得られる[[構築物]]の[[アーティファクト・クリーチャー]]。 |
− | [[墓地対策カード]]としては規模が小さく[[ライフゲイン]]も微量、[[クリーチャー]] | + | [[墓地対策カード]]としては規模が小さく[[ライフゲイン]]も微量、[[クリーチャー]]としての質も今ひとつなので[[構築]]での出番は基本的にない。[[ヴィンテージ]]では[[Mishra's Workshop]]から素早く出せる墓地対策[[クリーチャー]]として登場直後に[[ワークショップ]]系[[デッキ]]で試されたが、素の[[カードパワー]]の低さもあり結局定着はしなかった<ref>[https://www.mtgo.com/decklist/vintage-challenge-32-2025-02-2012747457 Vintage Challenge 32]([[Magic Online]] [[2025年]]2月20日)</ref>。 |
− | + | [[リミテッド]]でも強いとは言い難い[[コモン]]。4[[マナ]]3/4という[[マナレシオ]]は積極的に[[攻撃]]するには少々物足りず、並んだ[[小型クリーチャー]]の前で立ち往生し[[能力]]を活かせなくなる展開が強く予想される。[[霊気走破]]はそこまで墓地を多用する[[カード・セット]]ではないため[[ETB]]による追放はそれほど強力ではなく、[[白赤]]・[[黒緑]]の[[リアニメイト]]対策としても能力を複数回使いづらいところが足を引っ張る。[[ライフ・アドバンテージ]]については[[構築]]よりも価値が高いため殴り続けられる場面を用意できさえすれば強力だが、あまりにも状況が限定的であり、[[サイクリング]]による利便性を考慮しても器用貧乏と評せざるを得ない。[[アーティファクト]]をテーマとする[[白青]]・[[青黒]]でも4マナ以上にひしめく強力なカードを押しのけて採用するのは難しい。 | |
+ | 最低限サイクリングつきのクリーチャーということで[[ディスカード]]軸の[[青赤]]なら採用の余地がある。他のクリーチャーと一緒に並べる[[壁 (俗語)|壁]]という前提なら1点ゲインつきの3/4は極めて悪い選択肢ではなく、同じコモンの[[ハウラーの重量級/Howler's Heavy]]・[[溶岩族の砲兵/Magmakin Artillerist]]らより見劣りこそするが選択肢には入る。[[霊気吸引機/Aether Syphon]]を[[フィニッシャー]]に据えるデッキでも[[ドロー]]に変えられる[[ブロッカー]]として少し高めに評価しうるか。 | ||
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+ | *[[歩く彫像の攪乱者/Disruptor Wanderglyph]]に[[ETB]]能力とライフゲインと[[サイクリング]]が付いた上に、[[自分]]の墓地も[[対象]]に取れるようになり対象に取ることも任意となった[[上位互換]]。 | ||
+ | ==脚注== | ||
+ | <references /> | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:霊気走破]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:霊気走破]] - [[コモン]] |
2025年3月25日 (火) 22:29時点における最新版
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)
このクリーチャーが戦場に出るか攻撃するたび、墓地にあるカード最大1枚を対象とする。それを追放する。あなたは1点のライフを得る。
サイクリング(2)((2),このカードを捨てる:カード1枚を引く。)
戦場に出るか攻撃するたび、墓地のカードを追放しつつライフを得られる構築物のアーティファクト・クリーチャー。
墓地対策カードとしては規模が小さくライフゲインも微量、クリーチャーとしての質も今ひとつなので構築での出番は基本的にない。ヴィンテージではMishra's Workshopから素早く出せる墓地対策クリーチャーとして登場直後にワークショップ系デッキで試されたが、素のカードパワーの低さもあり結局定着はしなかった[1]。
リミテッドでも強いとは言い難いコモン。4マナ3/4というマナレシオは積極的に攻撃するには少々物足りず、並んだ小型クリーチャーの前で立ち往生し能力を活かせなくなる展開が強く予想される。霊気走破はそこまで墓地を多用するカード・セットではないためETBによる追放はそれほど強力ではなく、白赤・黒緑のリアニメイト対策としても能力を複数回使いづらいところが足を引っ張る。ライフ・アドバンテージについては構築よりも価値が高いため殴り続けられる場面を用意できさえすれば強力だが、あまりにも状況が限定的であり、サイクリングによる利便性を考慮しても器用貧乏と評せざるを得ない。アーティファクトをテーマとする白青・青黒でも4マナ以上にひしめく強力なカードを押しのけて採用するのは難しい。
最低限サイクリングつきのクリーチャーということでディスカード軸の青赤なら採用の余地がある。他のクリーチャーと一緒に並べる壁という前提なら1点ゲインつきの3/4は極めて悪い選択肢ではなく、同じコモンのハウラーの重量級/Howler's Heavy・溶岩族の砲兵/Magmakin Artilleristらより見劣りこそするが選択肢には入る。霊気吸引機/Aether Syphonをフィニッシャーに据えるデッキでもドローに変えられるブロッカーとして少し高めに評価しうるか。