死者の王、ドラルヌ/Dralnu, Lich Lord
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+ | 出た当初は、そのデメリットの危険性からさほど使われておらず[[カスレア]]扱いを受けていたが、 [[ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir]]と組み合わせれば比較的安全に運用できることが知られるようになり、2006年の末には[[青黒]]の[[パーミッション]][[デッキ]]で利用された。[[神秘の指導/Mystical Teachings]]を使ってデッキに1枚だけのドラルヌを手に入れるようにするのが一般的な構成である。これを使ったデッキが[[Dralnu du Louvre]]。 | ||
− | *[[分割カード]]に[[フラッシュバック]] | + | *第1の能力は、ダメージが与えられることを[[置換効果|置換]]するため、「ダメージが与えられる」ことは起きていないものと扱われる。 |
− | + | **例えば、[[萎縮]]によって[[-1/-1カウンター]]が乗ることはなく、[[絆魂]]によって[[回復]]されることもない。 | |
+ | *[[分割カード]]に[[フラッシュバック]]を持たせた場合、それは墓地からスタックに移動させた際に、[[唱える]]側の半分の[[マナ・コスト]]に等しいフラッシュバック・コストを持つようになる({{CR|702.1b}})。 | ||
*[[シヴ山の隕石/Shivan Meteor]]には要注意。 | *[[シヴ山の隕石/Shivan Meteor]]には要注意。 | ||
+ | *印刷時の[[クリーチャー・タイプ]]は[[ロード]]でもあったが、[[2007年9月サブタイプ変更]]で失われた(ロードは廃止)。その後、[[アラーラ再誕]]で登場した[[アンクスの死者の王/Lich Lord of Unx]]がゾンビ・ウィザードであったことから、それに合わせて2009年10月の[[オラクル]]更新でウィザードのクリーチャー・タイプを獲得した。 | ||
+ | *日本語版を除く言語では、1番目の能力の時点で「Dralnu」と[[カード名]]を省略しており、当時存在したカード名に関するルールの一つ、「[[伝説の]]カードのカード名は[[ルール文章]]に2回以上そのカード名が現れる場合のみ省略できる」に反していた。そのため、[[2011年]]5月の[[オラクル]]更新で「Dralnu, Lich Lord」と省略せずに書かれるようになった。 | ||
+ | **ちなみに、上記の「省略してはいけない」ルールは[[2013年]]の[[総合ルール]]更新の際に廃止されており、現在のルールなら省略されていても問題はない。[[カード名]]の項も参照。 | ||
==関連カード== | ==関連カード== | ||
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− | * | + | *[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/2009 壁紙] ([[Magicthegathering.com]]) |
*[[ドラルヌ/Dralnu]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | *[[ドラルヌ/Dralnu]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
− | *[[ | + | *[[ゾンビ#ストーリー|リッチ/Lich]]([[背景世界/ストーリー用語]]) |
+ | *[[カード個別評価:時のらせん]] - [[レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:時のらせんリマスター]] - [[レア]] |
2021年9月10日 (金) 14:54時点における最新版
伝説のクリーチャー — ゾンビ(Zombie) ウィザード(Wizard)
死者の王、ドラルヌにダメージが与えられる場合、代わりに同じ数のパーマネントを生け贄に捧げる。
(T):あなたの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とする。それはターン終了時までフラッシュバックを得る。そのフラッシュバック・コストは、そのマナ・コストに等しい。(あなたはあなたの墓地にあるそのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
プレーンシフトのドラルヌ卿/Lord Dralnuが時のらせんで帰ってきた。アンデッドの魔道士、Lichであるため、そのクリーチャー・タイプはゾンビ・ウィザードとなっている。
毎ターン自身のタップだけでインスタントも対象に取れる埋め合わせ/Recoupを撃てる。埋め合わせと違いマナを残せるので、重いカードの再利用も容易である。
ただし、ダメージを受ける代わりにパーマネントを減少させる能力は、これ自身がダメージでは死なないという点でメリットにもなり得るが、ファイレクシアの抹殺者/Phyrexian Negatorのペナルティ能力と似ており非常に強烈。Lichの名は伊達ではない。しかし、墓地さえ肥えていれば、いざダメージを受けそうになっても自身の能力で打ち消しなりバウンスなりをフラッシュバックして身を守れる。同エキスパンションの刹那持ち火力である突然のショック/Sudden Shockには弱いが、2点ぐらいなら何とか耐えられるだろう。
出た当初は、そのデメリットの危険性からさほど使われておらずカスレア扱いを受けていたが、 ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfirと組み合わせれば比較的安全に運用できることが知られるようになり、2006年の末には青黒のパーミッションデッキで利用された。神秘の指導/Mystical Teachingsを使ってデッキに1枚だけのドラルヌを手に入れるようにするのが一般的な構成である。これを使ったデッキがDralnu du Louvre。
- 第1の能力は、ダメージが与えられることを置換するため、「ダメージが与えられる」ことは起きていないものと扱われる。
- 例えば、萎縮によって-1/-1カウンターが乗ることはなく、絆魂によって回復されることもない。
- 分割カードにフラッシュバックを持たせた場合、それは墓地からスタックに移動させた際に、唱える側の半分のマナ・コストに等しいフラッシュバック・コストを持つようになる(CR:702.1b)。
- シヴ山の隕石/Shivan Meteorには要注意。
- 印刷時のクリーチャー・タイプはロードでもあったが、2007年9月サブタイプ変更で失われた(ロードは廃止)。その後、アラーラ再誕で登場したアンクスの死者の王/Lich Lord of Unxがゾンビ・ウィザードであったことから、それに合わせて2009年10月のオラクル更新でウィザードのクリーチャー・タイプを獲得した。
- 日本語版を除く言語では、1番目の能力の時点で「Dralnu」とカード名を省略しており、当時存在したカード名に関するルールの一つ、「伝説のカードのカード名はルール文章に2回以上そのカード名が現れる場合のみ省略できる」に反していた。そのため、2011年5月のオラクル更新で「Dralnu, Lich Lord」と省略せずに書かれるようになった。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
- 高位の秘儀術師、イス/Ith, High Arcanist
- 死者の王、ドラルヌ/Dralnu, Lich Lord
- 無慈悲なる者ケアヴェク/Kaervek the Merciless
- クローサの英雄、ストーンブラウ/Stonebrow, Krosan Hero
- サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter
2色ではないものには、青黒赤の工匠の神童、ミシュラ/Mishra, Artificer Prodigy、5色の始祖ドラゴンの末裔/Scion of the Ur-Dragonがある。