ブーメラン/Boomerang

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[[送還/Unsummon]]と共に、[[青]]の[[バウンス]]の基本となっている[[呪文]]。
 
  
[[パーマネント]]であれば何でも[[手札]]に戻すことができ便利。青はパーマネントを[[除去]]する場合、直接[[墓地]]送りにできる[[カード]]がほとんどないので、基本的にバウンス経由の[[打ち消す|カウンター]]で対処することになる。[[土地]]も戻せるので、序盤の時間稼ぎにも使える点は大きい。ただし、バウンスの常で[[カード・アドバンテージ]]を失ってしまうことには注意。
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[[送還/Unsummon]]と共に、[[]][[バウンス]][[呪文]]の元祖であり、かつては基本形となっていた[[カード]]
  
これをもとにしたさまざまなバリエーションがあり、これも含めそれぞれ一長一短である。
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[[パーマネント]]であれば何でも[[手札]]に[[戻す]]ことができ便利。青はパーマネントを[[除去]]する場合、直接[[墓地送り]]にできる[[カード]]がほとんどないので、基本的にバウンス経由の[[打ち消す|カウンター]]で対処することになる。[[土地]]も戻せるので、序盤の時間稼ぎにも使える点は大きい。ただし、バウンスの常で[[カード・アドバンテージ]]を失ってしまうことには注意。
  
*ブーメラン(Boomerang)と聞けば、日本人にとっては「くの字をした投擲武器」が馴染み深いが、歴代のどの{{日本語画像|Boomerang|イラスト}}もそうは見えない。むしろ「投げた人の下へ戻る」「自業自得」という意味でも使われるので、そちらを表したイラストと取るべきだろう。
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これを元にしたさまざまなバリエーションがあるが、純粋な[[上位互換]]・[[下位互換]]になっているものは存在せず、比較的バランスが取れた[[カード]]であると言える。しかし[[基本セット2010]]では、2[[ターン]]目に土地を戻せることが問題を起こすと判断され、[[再録]]されなかった(→[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/feeling-blue-2009-07-13 Feeling Blue]参照)。以降、「汎用バウンスの基本カード」という位置付けは、土地を戻せない[[分散/Disperse]]へと譲られた。
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*[[Wikipedia:ja:ブーメラン|ブーメラン]](Boomerang)とは、[[Wikipedia:ja:アボリジニ|オーストラリア・アボリジニ]]が用いていた投げこん棒。投げると円を描いて手元に戻ってくる玩具としても有名。
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**戻ってくるものの比喩として、「帰還」「再来」あるいは「自業自得」「自家撞着」の意でも使われる。歴代のどの{{Gatherer|id=1474}}にも投擲武器としてのブーメランは描かれていないことから、この[[カード名]]はそれらの比喩的な意味であると思われる。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
 
===主な亜種===
 
===主な亜種===
*[[転覆/Capsize]] - [[バイバック]](3)付き。3[[マナ]][[ダブルシンボル]]。
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特筆しない限り2[[マナ]][[ダブルシンボル]]の[[インスタント]]。
*[[撤回/Rescind]] - [[サイクリング]](2)付き。3マナダブルシンボル。
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*[[非物質化/Dematerialize]] - [[フラッシュバック]](5)(青)(青)付き。4マナの[[ソーサリー]]
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土地を戻す[[効果]]は時に強力な[[ロック]]を形成してしまうため、土地を戻せない亜種は多い。そちらについては[[分散/Disperse]]を参照。
*[[時間の亀裂/Temporal Fissure]] - [[ストーム]]付き。5マナのソーサリー。
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*[[転覆/Capsize]] - [[バイバック]](3)付き。3マナ。([[テンペスト]]
*[[逆行/Regress]] - 3マナ[[シングルシンボル]]となったブーメラン。
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*[[撤回/Rescind]] - [[サイクリング]](2)付き。3マナ。([[ウルザズ・サーガ]])
*[[未達の目/Eye of Nowhere]] - [[秘儀]]版。2マナダブルシンボルのソーサリー。
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*[[ごまかし/Hoodwink]] - [[シングルシンボル]]になった代わりに、対象の[[カード・タイプ]]が限られている。([[メルカディアン・マスクス]])
*[[うねる霊気/Surging AEther]] - [[波及]]4付き。4マナ。
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*[[非物質化/Dematerialize]] - [[フラッシュバック]](5)(青)(青)付き。4マナ[[シングルシンボル]]の[[ソーサリー]]。([[オデッセイ]])
*[[拭い捨て/Wipe Away]] - [[刹那]]付き。3マナダブルシンボル。
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*[[時間の亀裂/Temporal Fissure]] - [[ストーム]]付き。5マナシングルシンボルのソーサリー。([[スカージ]])
*[[現実の否定/Deny Reality]] - [[続唱]]付き。()(青)(黒)のソーサリー。
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*[[逆行/Regress]] - 3マナシングルシンボル。([[ミラディン]]
====土地を戻せない亜種====
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**[[抵抗+救難/Stand+Deliver]] - [[分割カード]]。救難は逆行と同じマナ・コストおよび効果。([[インベイジョン]])
土地を戻す[[効果]]は時に強力な[[ロック]]を形成してしまうため、土地を戻せない亜種も多い。
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*[[未達の目/Eye of Nowhere]] - [[秘儀]]版。ソーサリー。([[神河物語]])
*[[バリンのやり戻し/Barrin's Unmaking]] - 対象が最も多い色ならば手札に戻す(基本的に土地は色を持たない)。2マナ。
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*[[うねる霊気/Surging Aether]] - [[波及]]4付き。4マナシングルシンボル。([[コールドスナップ]])
*[[急流/Rushing River]] - [[土地]]1つ[[生け贄]][[キッカー]]を支払うことで、もう1枚戻すことができる。3マナ。
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*[[拭い捨て/Wipe Away]] - [[刹那]]付き。3マナ。([[時のらせん]])
*[[蒸気の連鎖/Chain of Vapor]] - 戻したパーマネントの[[コントローラー]]が土地を1つ[[生け贄に捧げる]]ことで、その[[プレイヤー]]がこれを[[コピー]]する。1マナ。
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*[[現実のストロボ/Reality Strobe]] - [[待機]]3で待機コスト(2)(青)[[解決]]後に再び待機状態に入る。6マナ。([[未来予知]]
*[[残響する真実/Echoing Truth]] - 同名パーマネントも手札に戻す。2マナ。
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*[[謎めいた命令/Cryptic Command]] - [[モード]]の一つにブーメランの効果を含む[[命令]]。(1)(青)(青)(青)。([[ローウィン]])
*[[ヴェンセールの拡散/Venser's Diffusion]] - [[待機]]状態のカードも戻すことができる。3マナ。
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*[[夢への委託/Consign to Dream]] - 対象が赤か緑のパーマネントの場合[[ライブラリーの一番上]]に置く。3マナシングルシンボル。([[シャドウムーア]]
*[[分散/Disperse]] - 2マナシングルシンボルとなった、土地を戻せないブーメラン。
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*[[圧倒する波/Resounding Wave]] - サイクリング(5)(白)(青)(黒)付き。サイクリングしたときパーマネント二つを手札に戻す。3マナシングルシンボル。([[アラーラの断片]])
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*[[現実の否定/Deny Reality]] - [[続唱]]付き。(3)(青)(黒)のソーサリー。([[アラーラ再誕]]
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*[[上天の貿易風/Aether Tradewinds]] - 自分と自分以外がコントロールするパーマネントを1つずつ戻す。3マナシングルシンボル。([[ワールドウェイク]]
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*[[霧の中の喪失/Lost in the Mist]] - [[対抗呪文/Counterspell]]付き。ただし対象に取る呪文が[[スタック]]上に無ければ唱えられない。5マナ。([[イニストラード]])
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*[[シルムガルの命令/Silumgar's Command]] - モードの一つにブーメランの効果を含む命令。(3)(青)(黒)。([[タルキール龍紀伝]]
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*[[霊気のらせん/Aether Helix]] - さらに墓地のパーマネント1枚も手札に戻す。(3)(青)(緑)のソーサリー。([[ストリクスヘイヴン:魔法学院]])
  
 
==参考==
 
==参考==
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*[[カード個別評価:第5版]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:第5版]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:クロニクル]] - [[コモン]]3
 
*[[カード個別評価:クロニクル]] - [[コモン]]3
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*[[カード個別評価:Masters Edition 3]] - [[コモン]]2
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2021年5月9日 (日) 03:18時点における最新版


Boomerang / ブーメラン (青)(青)
インスタント

パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。


送還/Unsummonと共に、バウンス呪文の元祖であり、かつては基本形となっていたカード

パーマネントであれば何でも手札戻すことができ便利。青はパーマネントを除去する場合、直接墓地送りにできるカードがほとんどないので、基本的にバウンス経由のカウンターで対処することになる。土地も戻せるので、序盤の時間稼ぎにも使える点は大きい。ただし、バウンスの常でカード・アドバンテージを失ってしまうことには注意。

これを元にしたさまざまなバリエーションがあるが、純粋な上位互換下位互換になっているものは存在せず、比較的バランスが取れたカードであると言える。しかし基本セット2010では、2ターン目に土地を戻せることが問題を起こすと判断され、再録されなかった(→Feeling Blue参照)。以降、「汎用バウンスの基本カード」という位置付けは、土地を戻せない分散/Disperseへと譲られた。

  • ブーメラン(Boomerang)とは、オーストラリア・アボリジニが用いていた投げこん棒。投げると円を描いて手元に戻ってくる玩具としても有名。
    • 戻ってくるものの比喩として、「帰還」「再来」あるいは「自業自得」「自家撞着」の意でも使われる。歴代のどのイラストにも投擲武器としてのブーメランは描かれていないことから、このカード名はそれらの比喩的な意味であると思われる。

[編集] 関連カード

[編集] 主な亜種

特筆しない限り2マナダブルシンボルインスタント

土地を戻す効果は時に強力なロックを形成してしまうため、土地を戻せない亜種は多い。そちらについては分散/Disperseを参照。

[編集] 参考

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