根本原理
提供:MTG Wiki
(新しいページ: ''''根本原理'''(''Ultimatum'')とはアラーラの断片で登場した3色ソーサリーのサイクル。 {{#card:Cruel Ultimatum}} それぞれの[[カー...') |
|||
(13人の利用者による、間の14版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
− | '''根本原理'''(''Ultimatum'')とは[[アラーラの断片]] | + | '''根本原理'''(''Ultimatum'')とは[[アラーラの断片]]および[[イコリア:巨獣の棲処]]で登場した[[色の組み合わせ#3色の組み合わせ|3色]]7[[マナ]]の[[ソーサリー]]・[[サイクル]]。 |
{{#card:Cruel Ultimatum}} | {{#card:Cruel Ultimatum}} | ||
+ | {{#card:Ruinous Ultimatum}} | ||
− | それぞれの[[カード]]が[[アラーラ/Alara]] | + | それぞれの[[カード]]が[[アラーラ/Alara]]では5つの[[断片/Shard]]、[[イコリア/Ikoria]]では5つの[[イコリア/Ikoria#トライオーム/Triome|トライオーム/Triome]]に対応しており、各陣営のメインカラー3[[マナ]]とその[[友好色]](アラーラ)か[[対抗色]](イコリア)各2マナという、[[重い]]上に[[色拘束]]が厳しい[[マナ・コスト]]を持っている。その分[[効果]]はいずれも強力で、決まれば大きな[[アドバンテージ]]を得ることができ、その場で勝負が決することも多い。 |
− | + | [[トーナメント]]シーンでも活躍を見せており、アラーラの断片のサイクルでは[[残酷な根本原理/Cruel Ultimatum]]を用いた[[残酷コントロール]]が、イコリア:巨獣の棲処のサイクルでは[[出現の根本原理/Emergent Ultimatum]]を用いた[[スゥルタイ根本原理]]が、それぞれの時代の[[環境]]で活躍した。また、これらに該当しない[[デッキタイプ]]でも1~2枚投入する、といった用いられ方をすることがある。 | |
− | + | *アラーラの断片のサイクルでは、[[暴力的な根本原理/Violent Ultimatum]]以外は[[ルール文章]]に「5」という数字が登場するよう揃えられている。 | |
+ | *英語名「Ultimatum」から、「アルテマ」という通称で呼ばれることもある。なお、発音はカタカナで表記すれば「アルティメイタム」が近い(参考:[[Wikipedia:ja:ボーン・アルティメイタム|ボーン・アルティメイタム]])。 | ||
− | + | ==ストーリー== | |
− | + | アラーラの断片のサイクルでは、各断片に対応する[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]の姿が[[絵|イラスト]]に描かれている。ただし、どのプレインズウォーカーもはっきりとは映っておらず、シルエットや影などに留まっている。どこに描かれているかは、[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/whose-ultimatum-2008-10-27 Whose Ultimatum?]、[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/about-fifth-ultimatum-2009-02-03 About That Fifth Ultimatum...]を参照。 | |
− | * | + | |
+ | また、「Ultimatum」は「最後通牒」が定訳で、「最後のもの・手段」の含みを持つ言葉である。カードのプレインズウォーカーは5人とも、話し合いではなく実力行使に出た、つまり「最終手段」を選択した状況で描かれている。 | ||
+ | *「根本原理」という訳も正しいが、この語は思想や理論に対して使われるものなので、上記の様な実力行使に出た状況を指すものとしては微妙な訳と言える。ただ、イラストのシーンそのものではなく、対応する断片とプレインズウォーカーの根本にある思想を体現していると考えれば納得のいく訳である。 | ||
==一覧== | ==一覧== | ||
− | *[[朗々たる根本原理/Clarion Ultimatum ]] | + | ;[[アラーラの断片]] |
− | *[[輝く根本原理/Brilliant Ultimatum]] | + | カード名 - 対応する断片とプレインズウォーカー |
− | *[[残酷な根本原理/Cruel Ultimatum]] | + | *[[朗々たる根本原理/Clarion Ultimatum ]] - [[バント/Bant]]の[[エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel (ストーリー)|エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel]] |
− | *[[暴力的な根本原理/Violent Ultimatum]] | + | *[[輝く根本原理/Brilliant Ultimatum]] - [[エスパー/Esper]]の[[テゼレット/Tezzeret]] |
− | *[[タイタンの根本原理/Titanic Ultimatum]] | + | *[[残酷な根本原理/Cruel Ultimatum]] - [[グリクシス/Grixis]]の[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]] |
+ | *[[暴力的な根本原理/Violent Ultimatum]] - [[ジャンド/Jund]]の[[サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol (ストーリー)|サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol]] | ||
+ | *[[タイタンの根本原理/Titanic Ultimatum]] - [[ナヤ/Naya]]の[[アジャニ/Ajani]] | ||
+ | |||
+ | ;[[イコリア:巨獣の棲処]] | ||
+ | カード名 - 対応するトライオーム | ||
+ | *[[破滅の根本原理/Ruinous Ultimatum]] - [[サヴァイ/Savai]] | ||
+ | *[[発生の根本原理/Genesis Ultimatum]] - [[ケトリア/Ketria]] | ||
+ | *[[奇妙な根本原理/Eerie Ultimatum]] - [[インダサ/Indatha]] | ||
+ | *[[見事な根本原理/Inspired Ultimatum]] - [[ラウグリン/Raugrin]] | ||
+ | *[[出現の根本原理/Emergent Ultimatum]] - [[ゼイゴス/Zagoth]] | ||
==参考== | ==参考== | ||
− | |||
− | |||
*[[カードの俗称]] | *[[カードの俗称]] |
2021年4月21日 (水) 17:29時点における最新版
根本原理(Ultimatum)とはアラーラの断片およびイコリア:巨獣の棲処で登場した3色7マナのソーサリー・サイクル。
ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げ、カードを3枚捨て、その後5点のライフを失う。あなたはあなたの墓地にあるクリーチャー・カードを1枚あなたの手札に戻し、カードを3枚引き、その後5点のライフを得る。
それぞれのカードがアラーラ/Alaraでは5つの断片/Shard、イコリア/Ikoriaでは5つのトライオーム/Triomeに対応しており、各陣営のメインカラー3マナとその友好色(アラーラ)か対抗色(イコリア)各2マナという、重い上に色拘束が厳しいマナ・コストを持っている。その分効果はいずれも強力で、決まれば大きなアドバンテージを得ることができ、その場で勝負が決することも多い。
トーナメントシーンでも活躍を見せており、アラーラの断片のサイクルでは残酷な根本原理/Cruel Ultimatumを用いた残酷コントロールが、イコリア:巨獣の棲処のサイクルでは出現の根本原理/Emergent Ultimatumを用いたスゥルタイ根本原理が、それぞれの時代の環境で活躍した。また、これらに該当しないデッキタイプでも1~2枚投入する、といった用いられ方をすることがある。
- アラーラの断片のサイクルでは、暴力的な根本原理/Violent Ultimatum以外はルール文章に「5」という数字が登場するよう揃えられている。
- 英語名「Ultimatum」から、「アルテマ」という通称で呼ばれることもある。なお、発音はカタカナで表記すれば「アルティメイタム」が近い(参考:ボーン・アルティメイタム)。
[編集] ストーリー
アラーラの断片のサイクルでは、各断片に対応するプレインズウォーカー/Planeswalkerの姿がイラストに描かれている。ただし、どのプレインズウォーカーもはっきりとは映っておらず、シルエットや影などに留まっている。どこに描かれているかは、Whose Ultimatum?、About That Fifth Ultimatum...を参照。
また、「Ultimatum」は「最後通牒」が定訳で、「最後のもの・手段」の含みを持つ言葉である。カードのプレインズウォーカーは5人とも、話し合いではなく実力行使に出た、つまり「最終手段」を選択した状況で描かれている。
- 「根本原理」という訳も正しいが、この語は思想や理論に対して使われるものなので、上記の様な実力行使に出た状況を指すものとしては微妙な訳と言える。ただ、イラストのシーンそのものではなく、対応する断片とプレインズウォーカーの根本にある思想を体現していると考えれば納得のいく訳である。
[編集] 一覧
カード名 - 対応する断片とプレインズウォーカー
- 朗々たる根本原理/Clarion Ultimatum - バント/Bantのエルズペス・ティレル/Elspeth Tirel
- 輝く根本原理/Brilliant Ultimatum - エスパー/Esperのテゼレット/Tezzeret
- 残酷な根本原理/Cruel Ultimatum - グリクシス/Grixisのニコル・ボーラス/Nicol Bolas
- 暴力的な根本原理/Violent Ultimatum - ジャンド/Jundのサルカン・ヴォル/Sarkhan Vol
- タイタンの根本原理/Titanic Ultimatum - ナヤ/Nayaのアジャニ/Ajani
カード名 - 対応するトライオーム
- 破滅の根本原理/Ruinous Ultimatum - サヴァイ/Savai
- 発生の根本原理/Genesis Ultimatum - ケトリア/Ketria
- 奇妙な根本原理/Eerie Ultimatum - インダサ/Indatha
- 見事な根本原理/Inspired Ultimatum - ラウグリン/Raugrin
- 出現の根本原理/Emergent Ultimatum - ゼイゴス/Zagoth