残酷なハイソニア/Hythonia the Cruel
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[[除去耐性]]は持たないが、高い[[タフネス]]と接死により単体でも[[ブロッカー]]としてかなりの堅牢さを誇る。加えて怪物化[[能力]]が凶悪で、ゴルゴン以外(基本的には自身以外)を薙ぎ払った上に7/9が[[戦場]]に残る。[[起動]]に成功したなら[[勝利]]は目前だろう。 | [[除去耐性]]は持たないが、高い[[タフネス]]と接死により単体でも[[ブロッカー]]としてかなりの堅牢さを誇る。加えて怪物化[[能力]]が凶悪で、ゴルゴン以外(基本的には自身以外)を薙ぎ払った上に7/9が[[戦場]]に残る。[[起動]]に成功したなら[[勝利]]は目前だろう。 | ||
− | 唯一、[[リセット]] | + | 唯一、[[リセット]]能力は怪物的になることで[[誘発]]する能力であることがネック。怪物化能力に[[対応して]]の[[除去]]や[[バウンス]]で簡単に妨害されてしまい、怪物化の[[起動コスト]]に8マナもかかるため[[打ち消す|打ち消し]]で守ることも難しい。幸い、[[クリーチャー]]としての基本性能は高いため、滞り無くマナを伸ばせる[[黒]]系[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]が組めるなら[[フィニッシャー]]として採用できる。登場時の[[スタンダード]][[環境]]には、[[闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realms]]や[[墓所の怪異/Crypt Ghast]]など、[[黒単色デッキ|黒単色]]でも使える[[マナ加速]]や[[マナ基盤]]を安定させられる[[カード]]が存在するのは追い風だろう。 |
− | * | + | *「[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/mm/262 State of Design 2013](邦訳:[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/023500/ デザイン演説2013])」で事前情報として与えられていた、「『ゴルゴンでない』という記述のある複数のカード」の内の1枚(もう1枚は[[形見持ちのゴルゴン/Keepsake Gorgon]])。 |
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+ | [[上位種]]・[[下位種]]の関係と言えるこのカードと形見持ちのゴルゴンは、母ゴルゴンと仔ゴルゴンとしてデザインされた。「ゴルゴンでない」という部分は、全体除去[[効果]]が自分自身を巻き込まないようにするための文言であるだけでなく、[[テーロス/Theros]]のゴルゴンは同族の視線に対する耐性を持つという設定を持たせたためでもある。なお、原典のギリシャ神話ではゴルゴンはゴルゴンの視線によって石化し得る。 | ||
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+ | また、このカードは元々怪物化したときに各クリーチャーに1点の[[ダメージ]]を[[与える]]ようになっていた(接死を持っているので、1点でも[[致死ダメージ]]となり[[破壊]]される)が、混乱を招くとして単に破壊するデザインに変更された([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/266 参考]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/023611/ 翻訳])。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[リセットカード]] | *[[リセットカード]] | ||
*[[カード個別評価:テーロス]] - [[神話レア]] | *[[カード個別評価:テーロス]] - [[神話レア]] |
2013年10月4日 (金) 21:15時点における版
伝説のクリーチャー — ゴルゴン(Gorgon)
接死
(6)(黒)(黒):怪物化3を行う。(このクリーチャーが怪物的でない場合、これの上に+1/+1カウンターを3個置く。これは怪物的になる。)
残酷なハイソニアが怪物的になったとき、すべてのゴルゴン(Gorgon)でないクリーチャーを破壊する。
伝説のゴルゴン。6マナ4/6+接死の基本性能に加え、怪物化による全体除去を内蔵する。
除去耐性は持たないが、高いタフネスと接死により単体でもブロッカーとしてかなりの堅牢さを誇る。加えて怪物化能力が凶悪で、ゴルゴン以外(基本的には自身以外)を薙ぎ払った上に7/9が戦場に残る。起動に成功したなら勝利は目前だろう。
唯一、リセット能力は怪物的になることで誘発する能力であることがネック。怪物化能力に対応しての除去やバウンスで簡単に妨害されてしまい、怪物化の起動コストに8マナもかかるため打ち消しで守ることも難しい。幸い、クリーチャーとしての基本性能は高いため、滞り無くマナを伸ばせる黒系コントロールデッキが組めるならフィニッシャーとして採用できる。登場時のスタンダード環境には、闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realmsや墓所の怪異/Crypt Ghastなど、黒単色でも使えるマナ加速やマナ基盤を安定させられるカードが存在するのは追い風だろう。
- 「State of Design 2013(邦訳:デザイン演説2013)」で事前情報として与えられていた、「『ゴルゴンでない』という記述のある複数のカード」の内の1枚(もう1枚は形見持ちのゴルゴン/Keepsake Gorgon)。
開発秘話
上位種・下位種の関係と言えるこのカードと形見持ちのゴルゴンは、母ゴルゴンと仔ゴルゴンとしてデザインされた。「ゴルゴンでない」という部分は、全体除去効果が自分自身を巻き込まないようにするための文言であるだけでなく、テーロス/Therosのゴルゴンは同族の視線に対する耐性を持つという設定を持たせたためでもある。なお、原典のギリシャ神話ではゴルゴンはゴルゴンの視線によって石化し得る。
また、このカードは元々怪物化したときに各クリーチャーに1点のダメージを与えるようになっていた(接死を持っているので、1点でも致死ダメージとなり破壊される)が、混乱を招くとして単に破壊するデザインに変更された(参考/翻訳)。