森生まれのビヒモス/Woodborn Behemoth
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2020年8月15日 (土) 11:48時点における版
Woodborn Behemoth / 森生まれのビヒモス (3)(緑)(緑)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
あなたが土地を8つ以上コントロールしているかぎり、森生まれのビヒモスは+4/+4の修整を受けるとともにトランプルを持つ。(このクリーチャーが、自身をブロックしているすべてのクリーチャーを破壊するのに十分な戦闘ダメージを割り振るなら、あなたはその残りのダメージをそれが攻撃しているプレイヤーかプレインズウォーカーに割り振ってもよい。)
4/48つ以上の土地をコントロールする事で、基本のサイズが倍に膨れ上がり、トランプルも得られるエレメンタル。
素の状態では轟くベイロス/Rumbling Baloth未満の性能だが、強化条件を満たせばデメリットのない幽体の魔力/Spectral Force相当のフィニッシャーに化ける。とは言え条件はかなり悠長で、緑の得意なマナ・クリーチャーによるマナ加速などと相性が悪いのも痛い。強化前は平凡以下の戦力でしかない上に、強化後も共通して除去耐性を持たないなど不安定な面が目立ち、スタンダードで先駆けて登場していたウルフィーの銀心/Wolfir Silverheartとは扱いやすさに雲泥の差がある。
リミテッドでは単体でも戦場に影響を与えられるP/Tを持ち、育ち切った場合のコスト・パフォーマンスは非常に優秀。このクラスのフィニッシャーにありがちな重さを持て余して手札で腐るといった事態が少なく、中盤の戦線を支えながら必要な土地が揃うのを待つ事ができる柔軟性がうれしい。もっとも、安定して条件を満たすために前もって複数枚の地勢/Lay of the Landを確保するなどしておきたいところ。
- 5マナ4/4・条件付きで8/8トランプルという性質は、かつてのゴリラのタイタン/Gorilla Titanを思わせる。本体性能では見劣りするものの、条件を満たす事自体が難しかったあちらに比べ、強化後の維持も含めて幾分扱いやすい性能になったと言えるか。
- ゲートウォッチの誓いでは、参照する土地の枚数と修整値が2ずつ小さい強化能力を持った森の代言者/Sylvan Advocateが登場。条件の簡易化と本体性能の優秀さから広くトーナメントシーンで活躍した。
- 統率者2018では、上位種的な強化能力を持ったサイ甲虫の暴走/Crash of Rhino Beetlesが登場。条件は輪を掛けて厳しくなったが、著しく向上した本体性能および強化後サイズも8/8のさらに倍近くになるなど、全体的なコスト・パフォーマンスは改善された印象。