0ターンキル
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− | そもそも先攻アップキープ中に望む[[色]]の[[マナ]]、特に[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]を擁する[[黒]]マナを出す方法が非常に限られるため、長らく存在しなかった概念である。[[Elvish Spirit Guide]]4枚から[[召喚の調べ/Chord of Calling]]経由で[[クローサの旅人/Krosan Wayfarer]]や[[ブラッド・ペット/Blood Pet]]などを用いれば可能ではあるが、[[手札]]の数が不足するためそこで打ち止めであった。しかし、[[時のらせん]]において[[宝石の洞窟/Gemstone Caverns]]が登場し、[[エターナル]]環境において理論上可能になった。さらに、[[猿人の指導霊/Simian Spirit Guide]]の登場により、[[ラヴニカ・ブロック]]〜[[時のらせんブロック]]期の[[スタンダード]]でも一応可能になる。また2007年4月、[[閃光/Flash]]の[[ | + | そもそも先攻アップキープ中に望む[[色]]の[[マナ]]、特に[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]を擁する[[黒]]マナを出す方法が非常に限られるため、長らく存在しなかった概念である。[[Elvish Spirit Guide]]4枚から[[召喚の調べ/Chord of Calling]]経由で[[クローサの旅人/Krosan Wayfarer]]や[[ブラッド・ペット/Blood Pet]]などを用いれば可能ではあるが、[[手札]]の数が不足するためそこで打ち止めであった。しかし、[[時のらせん]]において[[宝石の洞窟/Gemstone Caverns]]が登場し、[[エターナル]]環境において理論上可能になった。さらに、[[猿人の指導霊/Simian Spirit Guide]]の登場により、[[ラヴニカ・ブロック]]〜[[時のらせんブロック]]期の[[スタンダード]]でも一応可能になる。また2007年4月、[[閃光/Flash]]の[[オラクル]]改定により、[[ヴィンテージ]]や[[レガシー]]で現実的な確率の0ターンキルが行えるようになった。 |
*0ターンキルが可能な[[手札]]である場合、例えば1ターンキルとすれば[[宝石の洞窟/Gemstone Caverns]]を[[基本土地]]に置き換えても可能であり、タイミングの制限や[[戦闘]]不可ということもあって、一般に1ターンキルよりも0ターンキルの方が難しいと言える。 | *0ターンキルが可能な[[手札]]である場合、例えば1ターンキルとすれば[[宝石の洞窟/Gemstone Caverns]]を[[基本土地]]に置き換えても可能であり、タイミングの制限や[[戦闘]]不可ということもあって、一般に1ターンキルよりも0ターンキルの方が難しいと言える。 | ||
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#大霊堂の信奉者の能力が大量に誘発し、対戦相手は30点前後の[[ライフ]]を[[失う]]。 | #大霊堂の信奉者の能力が大量に誘発し、対戦相手は30点前後の[[ライフ]]を[[失う]]。 | ||
− | たった4枚で[[コンボ]]が完成する上、[[コンボパーツ]] | + | たった4枚で[[コンボ]]が完成する上、[[コンボパーツ]]を代用できるカードが存在するため、成功率はこれまでのものとは比較にならない。[[1ターンキル]]率になるとさらに跳ね上がり、2〜3ターン目にはほぼ確実に決まってしまう。 |
− | * | + | *0ターンキルの確率は約3%、限界まで[[マリガン]]すれば5%にまで上昇する。 |
*[[グランプリコロンバス07]]で猛威を振るったため、[[閃光/Flash]]は[[レガシー]]で禁止されることになった。 | *[[グランプリコロンバス07]]で猛威を振るったため、[[閃光/Flash]]は[[レガシー]]で禁止されることになった。 | ||
2009年3月1日 (日) 10:39時点における版
0ターンキル(Turn Zero Kill)とは、ゲーム開始後、自分のターンが来る前に相手を倒すこと。
インスタント・タイミングで全ての作業を終わらせるため、言い換えれば先攻のアップキープ・ステップ中に相手を倒すことである。この定義から、自分が後攻でなくては成立しない。もっとも、自分が先攻であるなら普通に土地を置いて普通にコンボを決めて1ターンキルすればいいだけの話。自分のターンが始まった直後に相手から0ターンキルが仕掛けられて、それに対応してこちらからもやり返せば0ターンキルと言えるだろうか。
そもそも先攻アップキープ中に望む色のマナ、特に暗黒の儀式/Dark Ritualを擁する黒マナを出す方法が非常に限られるため、長らく存在しなかった概念である。Elvish Spirit Guide4枚から召喚の調べ/Chord of Calling経由でクローサの旅人/Krosan Wayfarerやブラッド・ペット/Blood Petなどを用いれば可能ではあるが、手札の数が不足するためそこで打ち止めであった。しかし、時のらせんにおいて宝石の洞窟/Gemstone Cavernsが登場し、エターナル環境において理論上可能になった。さらに、猿人の指導霊/Simian Spirit Guideの登場により、ラヴニカ・ブロック〜時のらせんブロック期のスタンダードでも一応可能になる。また2007年4月、閃光/Flashのオラクル改定により、ヴィンテージやレガシーで現実的な確率の0ターンキルが行えるようになった。
- 0ターンキルが可能な手札である場合、例えば1ターンキルとすれば宝石の洞窟/Gemstone Cavernsを基本土地に置き換えても可能であり、タイミングの制限や戦闘不可ということもあって、一般に1ターンキルよりも0ターンキルの方が難しいと言える。
0ターンキルの例
魂の撃ち込み/Soul Spikeを使用した例
- 初手7枚中4枚が、宝石の洞窟/Gemstone Caverns、暗黒の儀式/Dark Ritual、納墓/Entomb、浅すぎる墓穴/Shallow Grave。そして、さらに1枚が0マナで撃てる除去(闇の旋動/Spinning Darkness、不快な群れ/Sickening Shoalなど)。
- 上記以外のカードをゲームから取り除き、ゲーム開始時に宝石の洞窟をセット。
- 宝石の洞窟から(黒)を出し、それを暗黒の儀式で(黒)(黒)(黒)に増やす。
- そのマナで納墓と浅すぎる墓穴をプレイし、ライブラリーのアカデミーの学長/Academy Rectorを場に。
- 除去呪文でアカデミーの学長を破壊し、ライブラリーのヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargainを場に。
- ヨーグモスの取り引きの能力で魂の撃ち込み/Soul Spike×4、Elvish Spirit Guide、回収/Reclaim、黒のカード10枚を引く。
- 魂の打ち込みを4回と、回収とヨーグモスの取り引きの能力で手札に戻した魂の打ち込みをさらにもう1回プレイし、計20点ドレイン。
あくまで「理論上」であり、手札どころかライブラリーから適切なカードを引かなければ成功しない。手札の情報だけで勝利が確定しないので、実際に試みるのはお勧めしない(初手が完成することもかなり無理な確率だが)。
閃光/Flashを使用した例
- 初手7枚中に宝石の洞窟/Gemstone Caverns、閃光/Flash、さらにもう1マナ出せるカード(Elvish Spirit Guideか猿人の指導霊/Simian Spirit Guide)、変幻の大男/Protean Hulkの4枚がある。クリーチャー部分を召喚士の契約/Summoner's Pactで補ってもよい。
- 上記以外のカードをゲームから取り除き、ゲーム開始時に宝石の洞窟をセット。
- 宝石の洞窟から(青)を出し、どちらかのSpirit Guideからもう1マナを供給。閃光/Flashをプレイ。
- 手札から変幻の大男/Protean Hulkが場に出るが、マナ・コストが支払えないため生け贄に捧げられる。
- 変幻の大男/Protean HulkのPIGが誘発、ライブラリーから大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault3~4体、X=0のファイレクシアの略奪機/Phyrexian Marauderと変容する壁/Shifting Wallが最大4体ずつ場に出る。
- 大霊堂の信奉者の能力が大量に誘発し、対戦相手は30点前後のライフを失う。
たった4枚でコンボが完成する上、コンボパーツを代用できるカードが存在するため、成功率はこれまでのものとは比較にならない。1ターンキル率になるとさらに跳ね上がり、2〜3ターン目にはほぼ確実に決まってしまう。
- 0ターンキルの確率は約3%、限界までマリガンすれば5%にまで上昇する。
- グランプリコロンバス07で猛威を振るったため、閃光/Flashはレガシーで禁止されることになった。