Snow Mercy

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2022年5月23日 (月) 20:31時点における版

2010年のホリデーギフトカード。無慈悲/No Mercyのパロディであり、カード名とマナ・コスト、能力が似ている。

やたらとタップ・シンボルとアンタップ・シンボルが並んでいるが、いかなる位相であっても1枚のカードから「タップを3つ」「アンタップを2つ」を支払うリソースを用意する事は不可能であり、ルール上機能しない(CR:110.5)。起動コストを支払うためには全てのコストは支払われる状態になっていなくてはならない(CR:118.3)。しかしこれらのルールの解釈について近似状況などでは認定ジャッジの間でも見解が分かれる事もあり[1]、イベント等においてはその場のジャッジおよびヘッド・ジャッジに従い紳士的に対応するのが望まれている。[2]

しかしホリデーギフトカードに黒枠のルール解釈を持ち出すのは野暮というものであり、ルール・マネージャーのMatt Tabakのブログでの回答によると、ホリデーギフトカードの奇跡によってこのカードは機能するようだ。

結局のところは（催眠の宝珠/Mesmeric Orbなどが設置されてない限り）タップ・シンボル1つだけと変わらない。あなたにダメージを与えたクリーチャーをタップして封じ込めることができる。無慈悲や黄金化/Aurificationと同じような使い方ができるだろう。

• スノーグローブ（スノードーム）をモチーフにしているものと思われる（→Wikipedia:ja:スノーグローブ）。ドーム状の透明な容器に水と白い物体が入っており、軽く振ることでまるで雪が降っているような風景を作ることができる。特殊タイプ「氷雪」や能力の起動コスト（ドームを揺らす）も、それをイメージしているようだ。
• イラストも無慈悲のパロディになっている（無慈悲のイラスト）。ドームの底にあるのはトレイリアのアカデミー/Tolarian Academyで、浮いているのはファイレクシア/Phyrexiaの戦争機械たちであり、元のイラストと同じ機械が描かれている。
• 強く振りすぎるととんでもないことになってしまうようだ。

WARNING:Shake gently. Contents may cause choking, hypothermia, and/or planar invasion.

注意：やさしく振ってください。内容物は窒息、低体温症、次元侵略を起こすおそれがあります。

参考

• Wallpaper of the Week: Snow Mercy（壁紙・待受、WotC）
• MTG質問箱(能力の起動の可否において、近似状況における認定ジャッジの判定)
• カード個別評価：プロモーショナル・カード、特殊カード