すべての人類を破壊する。それらは再生できない。

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*第三巻:[[強迫/Duress]]
 
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== 製作背景 ==
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==製作背景==
 
原作の伊瀬によると、ある日作画の横田から漫画の制作に誘われたので何も考えず二つ返事で了承したという<ref name="mana2020">『マナバーン2020』(ホビージャパン、2019年12月20日初版)p.80-82 ISBN 9784798620862</ref>。
 
原作の伊瀬によると、ある日作画の横田から漫画の制作に誘われたので何も考えず二つ返事で了承したという<ref name="mana2020">『マナバーン2020』(ホビージャパン、2019年12月20日初版)p.80-82 ISBN 9784798620862</ref>。
  
1990年代後半は単に伊瀬が好きな時代であり、資料は当時のCDや「RPGマガジン」、「GAMEぎゃざ」などを利用した。タイトルは「ノストラダムスの大予言」を意識し、それを2010年代によく見られるライトノベル風に仕上げたものであるという<ref name="mana2020"/>。
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舞台である1990年代後半は単に伊瀬が好きな時代であり、資料は当時のCDや[[RPGマガジン]]、[[ゲームぎゃざ]]などを利用した。タイトルは「ノストラダムスの大予言」を意識し、それを2010年代によく見られるライトノベル風に仕上げたものであるという<ref name="mana2020"/>。
 
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伊瀬は漫画『遊☆戯☆王』が好きであったが彼が小学生であった頃にはまだ『遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム』は展開開始しておらず、そこで『遊☆戯☆王』が参考にしたマジックに興味を持った。だが当時はルールが理解できなかったため「山札の一番上から7枚を捲ってパワーとタフネスの合計が上回った方が勝ち」というオリジナルルールで遊んでいた<ref name="mana2020"/>。
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2019年12月29日 (日) 00:26時点における版

すべての人類を破壊する。それらは再生できない。は、マジックを題材としたマンガ。原作:伊瀬勝良/作画:横田卓馬/監修・協力:WotC

目次

概要

20世紀末を舞台に、中学生 神納はじめと沢渡慧美とのマジックを通じての交流を描く90年代青春グラフィティ。タイトルは神の怒り/Wrath of Godルール文章と、1999年に人類が滅ぶとされた「ノストラダムスの大予言」に由来する。

マジックのプレイヤーを題材にした過去の漫画と比較すると、それらに見られたような現実離れした描写(オーバーテクノロジーな装置や、カードを用いる悪の組織など)を控えて、現実にどこかであり得たかも知れないプレイヤーの物語となっている。作中には背景やセリフとして、当時流行したグッズや音楽などが頻繁に登場し、特に主人公と同世代の読者にノスタルジーを感じさせる場面が多い。

原作は月刊少年エースで連載中。KADOKAWAのWebコミックサイトComicWalkerでもWebコミックとして連載中。 また、書籍版がKADOKAWAより単行本として出版されている。

書籍版にはプロモーション・カードが付属する。いずれも作中当時のイラストかつ新枠プレミアム・カードという独特のデザインになっている。

製作背景

原作の伊瀬によると、ある日作画の横田から漫画の制作に誘われたので何も考えず二つ返事で了承したという[1]

舞台である1990年代後半は単に伊瀬が好きな時代であり、資料は当時のCDやRPGマガジンゲームぎゃざなどを利用した。タイトルは「ノストラダムスの大予言」を意識し、それを2010年代によく見られるライトノベル風に仕上げたものであるという[1]


注意:作品の内容に関する記述が以下には含まれています。

主な登場人物

神納はじめ(かのう はじめ)
神河市立ときわ木中学校の2年生。アニメやゲームが好きな、現代で言えば「中二病」のオタク。テストの成績は万年二位。黒ウィニーなどののデッキの使い手。学校では負け知らずだったが、カードショップでもある純喫茶「しぶやま」にて敗北を知り、同時により奥深いマジックの世界を知ることになる。携帯電話は持ってはいない。ファイナルファンタジー7が好きで(主人公である)「クラウド」を名乗ることも。ファイナルファンタジーの略称は「ファイファン」派。
沢渡慧美(さわたり えみ)
神納はじめと同じ学校に通う同級生。はじめとは小学校に転校してきた時からの縁で、それ以来学年トップの座を奪ったことから、はじめからライバル視されている。学力は全国クラスで、校内表彰も受けている。マジックのプレイヤーであることは学校どころか母親にも隠しているが、「しぶやま」での対戦中にはじめと遭遇する。アーマースキンなどのデッキの使い手。携帯電話所有。水泳は苦手。
諏訪原八雲(すわばら やくも)
トーナメントセンターではじめや慧美たちと出会った。小柄で幼く見えるが、はじめ達と同じ中学2年生である。はじめと慧美にはそれぞれ同性だと思われているが……。のデッキを好み、トーナメントではナイトメア・サバイバルではじめと慧美を圧倒した。神河の近くの景群に在住。携帯電話所有。トーナメントを通じて慧美と仲良くなり、電話番号を交換する。はじめ同様、ファイナルファンタジー7が好き。
渋山竜夫(しぶやま たつお)
純喫茶「しぶやま」の店長。眼鏡を掛け、無精髭を生やした恰幅の良い温厚な30代の男性。体格のせいか汗っかき。プラモ・アニメ・フィギュア・MTGと趣味の幅広い90年代的オタクであり、現在は父親から譲り受けた店舗をデュエルスペースとして開放している。既婚者。
阿久井剛(あくい ごう)
愛称は「ゴブさん」。「しぶやま」の常連。キャスケット帽をかぶった長身、尖った耳と鷲鼻、細目が特徴の男性。系、特にスライデッキを好む。
鳥居祐爾(とりい ゆうじ)
愛称は「トリー」。「しぶやま」の常連。ロン毛のイケメンで合コンやナンパに精を出すが、実際にモテているかは不明。自動車免許を持っている。パンデモノートなどアーティファクト主体のデッキを使う。
大楠主税(おおぐす ちから)
愛称は「社長」。「しぶやま」のオーナーにして常連。痩せぎすでぐるぐる眼鏡にバケットハット、店長よりも濃い無精髭が特徴。「しぶやま」ではいつもカレーを食べながらライトノベルを読んでいる。スパイクの誓いなどののデッキを使う。
渋山 いと
名前のとおり、渋山の妻。結婚五年目。ロングヘアで細身だが出るところは出ている美女。店長とは幼馴染。自動車免許を持っている。
来島(くるしま)
はじめと同じ学校に通う同級生。はじめとは中学入学以来の親友。カウンターロックを仕掛けるのデッキを好み、はじめに青をタッチさせるヒントを与えた。マジックの醍醐味をコンボに見出しており、後にMoMaをもってはじめの強大なライバルとして立ちはだかる。中学生にして彼女持ちの色男だが、実ははじめに負けず劣らずの中二病。なおフルネームは不明(13話時点)。

脚注

  1. 1.0 1.1 『マナバーン2020』(ホビージャパン、2019年12月20日初版)p.80-82 ISBN 9784798620862

参考

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