狂暴化/Berserk
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[[小型クリーチャー]]に使っても大きな効果は見込めないが、[[中堅クリーチャー|中堅]]以上に使った場合の強化効率は1マナの呪文としては破格。特に、[[サイカトグ/Psychatog]]や[[クウィリーオンのドライアド/Quirion Dryad]]などの[[パンプアップ]]クリーチャーに使えば一撃で[[ゲーム]]が終わる(→[[ハルクスマッシュ]]、[[GAT]])。また、[[巨大化/Giant Growth]]系の呪文と併用しても強力である(→[[グランビル]])。[[密林の猿人/Kird Ape]]→巨大化→狂暴化→[[Fork]]であっさりパワー20。[[レガシー]][[環境]]の[[ストンピィ]]でも、[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]も[[除去]]もできない[[シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker]]が、[[古きクローサの力/Might of Old Krosa]]、[[怨恨/Rancor]]の力を借り、半狂乱で襲い掛かっていた。 | [[小型クリーチャー]]に使っても大きな効果は見込めないが、[[中堅クリーチャー|中堅]]以上に使った場合の強化効率は1マナの呪文としては破格。特に、[[サイカトグ/Psychatog]]や[[クウィリーオンのドライアド/Quirion Dryad]]などの[[パンプアップ]]クリーチャーに使えば一撃で[[ゲーム]]が終わる(→[[ハルクスマッシュ]]、[[GAT]])。また、[[巨大化/Giant Growth]]系の呪文と併用しても強力である(→[[グランビル]])。[[密林の猿人/Kird Ape]]→巨大化→狂暴化→[[Fork]]であっさりパワー20。[[レガシー]][[環境]]の[[ストンピィ]]でも、[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]も[[除去]]もできない[[シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker]]が、[[古きクローサの力/Might of Old Krosa]]、[[怨恨/Rancor]]の力を借り、半狂乱で襲い掛かっていた。 | ||
− | 一時的にでもパワーを10近くにできれば1マナで人が死ぬことになるため、奇襲性は[[火炎破/Fireblast]]以上。クリーチャーが[[感染]]を持っていれば、1/1に[[激励/Invigorate]]とこのカードを使うだけで一撃必殺となるため、レガシーの[[感染 (デッキ)#レガシー|感染]]デッキでは定番の強化呪文の1つである。[[再生]]や[[破壊不能]]持ちならエンド時に自壊する[[デメリット]] | + | 一時的にでもパワーを10近くにできれば1マナで人が死ぬことになるため、奇襲性は[[火炎破/Fireblast]]以上。クリーチャーが[[感染]]を持っていれば、1/1に[[激励/Invigorate]]とこのカードを使うだけで一撃必殺となるため、レガシーの[[感染 (デッキ)#レガシー|感染]]デッキでは定番の強化呪文の1つである。[[再生]]や[[破壊不能]]持ちならエンド時に自壊する[[デメリット]]すら免れてしまうので、[[対戦相手]]による何らかの干渉によりその[[ターン]]中に決着がつかないことを想定しても、[[ボード・アドバンテージ]]を失うリスクを恐れず積極的に[[ライフ]]を狙っていける。いずれにせよ使われる側からしたら厄介極まりない。 |
また、[[対戦相手]]の[[攻撃クリーチャー]]に使うことで[[除去]]としても利用できる。通常は[[ダメージ]]が大きいものの、[[フィッシュ]]などで使われる低パワーの[[アタッカー]]に対しては有効。 | また、[[対戦相手]]の[[攻撃クリーチャー]]に使うことで[[除去]]としても利用できる。通常は[[ダメージ]]が大きいものの、[[フィッシュ]]などで使われる低パワーの[[アタッカー]]に対しては有効。 |
2021年5月11日 (火) 14:42時点における版
クリーチャーのパワーを2倍にしたうえ、トランプルまで付与する強化呪文。代償として、これを使って攻撃したクリーチャーは終了ステップに破壊される。
小型クリーチャーに使っても大きな効果は見込めないが、中堅以上に使った場合の強化効率は1マナの呪文としては破格。特に、サイカトグ/Psychatogやクウィリーオンのドライアド/Quirion Dryadなどのパンプアップクリーチャーに使えば一撃でゲームが終わる(→ハルクスマッシュ、GAT)。また、巨大化/Giant Growth系の呪文と併用しても強力である(→グランビル)。密林の猿人/Kird Ape→巨大化→狂暴化→Forkであっさりパワー20。レガシー環境のストンピィでも、ブロックも除去もできないシラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalkerが、古きクローサの力/Might of Old Krosa、怨恨/Rancorの力を借り、半狂乱で襲い掛かっていた。
一時的にでもパワーを10近くにできれば1マナで人が死ぬことになるため、奇襲性は火炎破/Fireblast以上。クリーチャーが感染を持っていれば、1/1に激励/Invigorateとこのカードを使うだけで一撃必殺となるため、レガシーの感染デッキでは定番の強化呪文の1つである。再生や破壊不能持ちならエンド時に自壊するデメリットすら免れてしまうので、対戦相手による何らかの干渉によりそのターン中に決着がつかないことを想定しても、ボード・アドバンテージを失うリスクを恐れず積極的にライフを狙っていける。いずれにせよ使われる側からしたら厄介極まりない。
また、対戦相手の攻撃クリーチャーに使うことで除去としても利用できる。通常はダメージが大きいものの、フィッシュなどで使われる低パワーのアタッカーに対しては有効。
- 忍術などにより、「攻撃している状態で戦場に出た」クリーチャーに使っても、そのクリーチャーは終了ステップに破壊されない。このカードは「攻撃クリーチャーに指定したかどうか」を参照する。
- チャネル/Channel経由で出てきたサルディアの巨像/Colossus of Sardiaに、賦活/Instill Energyと巨大化/Giant Growth、そしてこれを使えば、古典的な1ターンキルのできあがり。
- もともと使い捨ての歩く火力とも相性がよい。特に、後世に登場した地壊し/Groundbreakerは色も合っており、使いやすい。
- 禁止・制限を経験しているものの、初出時の稀少度はアンコモンである為再録禁止カードリストに載っていない。
- From the Vault:Exiledにて、新規イラストで紙媒体のカードセットとして再録された。
- その後、2016年発売のコンスピラシー:王位争奪でも再録され、日本語名が与えられた。
- MicroProse版マジック:ザ・ギャザリング、デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013での日本語訳は「凶暴化」である。
1994年1月25日より、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カード、タイプ1.5で禁止カードに指定されていたが、2003年4月1日にそれぞれ制限、禁止が解除されている。
関連カード
- すさまじき激情/Blood Frenzy - (1)(赤)。修整が倍化でなく+4/+0に固定された上、トランプルも失った調整版凶暴化。(テンペスト)
対象クリーチャーのパワーを倍化させるカード。特記しない限りインスタントで、凶暴化と違ってタイミング制限も使用後のペナルティもなくトランプルも付与されない。
- ナントゥーコの導師/Nantuko Mentor - (2)(緑)クリーチャーの起動コスト(2)(緑)のタップ能力で、対象のパワーだけでなくタフネスもパワーと同じだけ増加させる。(オデッセイ)
- 世界の咆哮、アラーボ/Arahbo, Roar of the World - (3)(緑)(白)伝説のクリーチャー。猫が攻撃するたび(1)(緑)(白)を支払えば、それにナントゥーコの導師の効果。トランプルも付与。(統率者2017)
- ハダーナの登臨/Hadana's Climb - (1)(青)(緑)伝説のエンチャントの第2面である土地の起動コスト(1)(青)(緑)のタップ能力が、飛行も付与するナントゥーコの導師。(イクサランの相克)
- 致命的な激情/Fatal Frenzy - (2)(赤)。13年後に登場した、赤へカラーシフトした調整版凶暴化。トランプルは顕在だが、破壊ではなく生け贄になっている上、除去に用いる事もできない。(次元の混乱)
- 血のほとばしり/Rush of Blood - (2)(赤)で、ペナルティもトランプルも無くなり、これ以降はこの様にシンプル化されていった。(アヴァシンの帰還)
- 先手+必勝/Onward+Victory - 余波分割カードの上半分が血のほとばしり。下半分は二段攻撃付与。(アモンケット)
- 憤激解放/Unleash Fury - (1)(赤)になった、血のほとばしりの上位互換。(基本セット2021)
- 永遠神ロナス/God-Eternal Rhonas - (3)(緑)(緑)伝説のクリーチャーのETB能力。全体版な上に警戒も付与する。(灯争大戦)
- 指数関数的成長/Exponential Growth - (X)(X)(緑)(緑)。X回倍化させられるがソーサリー。(ストリクスヘイヴン:魔法学院)
語源
Wikipedia:ja:ベルセルクを参照。クリーチャー・タイプの狂戦士/Berserkerも同じ語から来ている。