レガシー

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(解説)
8行: 8行:
 
[[禁止カード]]は、[[Type1]]の[[制限カード]]リストに従っていた[[Type1.5]]と異なり、レガシーとヴィンテージの間にそういう関係は無い。ヴィンテージでは制限カードのものでもレガシーでは4枚使えたり、その逆も存在する。使用可能なセットの範囲が同じであるという点以外では、まったく別の[[フォーマット]]であるといえる。
 
[[禁止カード]]は、[[Type1]]の[[制限カード]]リストに従っていた[[Type1.5]]と異なり、レガシーとヴィンテージの間にそういう関係は無い。ヴィンテージでは制限カードのものでもレガシーでは4枚使えたり、その逆も存在する。使用可能なセットの範囲が同じであるという点以外では、まったく別の[[フォーマット]]であるといえる。
  
古いカードが使えるため、古くからの[[プレイヤー]]に人気がある。
+
古いカードが使えるため、古くからの[[プレイヤー]]に人気があるが、近年の[[カードパワー]]の上昇により、比較的新しい[[エキスパンション]]を中心としたデッキも組めるようになりつつある。
*日本でも細々ながら新規参入者は存在するようで、その傾向としては「初期投資にはかなりのコストを要するが、ローテーション落ちして見向きもされなくなるカードを手元に残しておくより、長期スパンで安定して遊べる」、また「ヴィンテージよりは壊れてなさそう」という事で参入するプレイヤーが主であるようだ。
+
*以前は、日本では競技人口が少なめのフォーマットであったが、都市圏を中心に競技人口が上昇傾向にあり、草の根大会の数も増えてきている。
*初期投資に関しては、応用力の高い多色デッキなどを作ろうとすると[[デュアルランド]]をはじめとする初期のカードが必要であることが多く、[[トーナメント]]クラスの[[デッキ]]を作成する場合、初期投資に多くの資金がかかることも多い。
+
**新規参入するプレイヤーは、「初期投資には一定のコストを要するが、[[ローテーション]]落ちして見向きもされなくなるカードを手元に残しておくより、長期スパンで安定して遊べる」とか、また「ヴィンテージよりは壊れてなさそう」というスタンスを志向しているようだ。
*またレガシーでは、[[スタンダード]]や[[エクステンデッド]]時には特に注目されていなかったカードが日の目を見ることもある。
+
*初期投資に関しては、[[デュアルランド]]等を使用する場合、多くの資金がかかることも多いが、構築するデッキによって大きく異なることが多い。
  
[[カード・プール]]の広さから、凶悪な瞬殺[[コンボ]]デッキばかりか、と思われがちだがそうでもない。環境を破壊しそうなカードは軒並み禁止されている事もあり、むしろ[[クリーチャー]]を軸に据えた[[クロック・パーミッション]]系のデッキが強い環境である。もちろん、純粋な[[ビートダウン]]も存在するし、高速、中速のコンボ、[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]([[パーミッション]])も同様である。特定のデッキに対して強烈に利くカードを簡単にチョイス出来る為、[[メタ]]は非常に混沌としている。
+
[[カード・プール]]の広さから、凶悪な瞬殺[[コンボ]]デッキばかりか、と思われがちだがそうでもない。環境を破壊しそうなカードは軒並み禁止されている事もあり、むしろ[[クリーチャー]]を軸に据えた[[クロック・パーミッション]]系のデッキが強い環境である。もちろん、純粋な[[ビートダウン]]も強力なデッキが存在するし、高速、中速のコンボ、[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]([[パーミッション]])も同様である。特定のデッキに対して強烈に利くカードを簡単にチョイス出来る為、[[メタ]]は非常に混沌としている。
 
*デュアルランドや高額カードを遥かに安い資金で食うデッキが存在するのも事実である。パーツの安いコンボデッキや[[単色]]デッキ、ほぼ[[新枠]]のカードで構築可能なデッキもあるなど、[[アーキタイプ]]は非常に多い。[[メタゲーム]]が混沌としている一因である。
 
*デュアルランドや高額カードを遥かに安い資金で食うデッキが存在するのも事実である。パーツの安いコンボデッキや[[単色]]デッキ、ほぼ[[新枠]]のカードで構築可能なデッキもあるなど、[[アーキタイプ]]は非常に多い。[[メタゲーム]]が混沌としている一因である。
 +
*またレガシーでは、[[スタンダード]]や[[エクステンデッド]]時には特に注目されていなかったカードが日の目を見ることもある。
  
 
[[ヴィンテージ]]程環境が尖っていない為、デッキによっては一種のMTGの「オールスター戦」であるとも言える。特に[[黒ウィニー]]や[[白ウィニー]]等の単色[[ウィニー]]、[[青単コントロール]]、[[バーン]]などといった、そのデッキに該当するカードが各[[ブロック]]に渡って存在するようなアーキタイプにとっては、まさに集大成であり、総力戦が楽しめる。
 
[[ヴィンテージ]]程環境が尖っていない為、デッキによっては一種のMTGの「オールスター戦」であるとも言える。特に[[黒ウィニー]]や[[白ウィニー]]等の単色[[ウィニー]]、[[青単コントロール]]、[[バーン]]などといった、そのデッキに該当するカードが各[[ブロック]]に渡って存在するようなアーキタイプにとっては、まさに集大成であり、総力戦が楽しめる。

2009年6月28日 (日) 19:16時点における版

レガシー/Legacyとは、公認フォーマットの1つ。エターナル環境の1つとして分類されている。2004/09/19までのType1.5を廃止し、新たに作られたフォーマット

目次

解説

制限カードは、ヴィンテージとは異なり存在しない。

禁止カードは、Type1制限カードリストに従っていたType1.5と異なり、レガシーとヴィンテージの間にそういう関係は無い。ヴィンテージでは制限カードのものでもレガシーでは4枚使えたり、その逆も存在する。使用可能なセットの範囲が同じであるという点以外では、まったく別のフォーマットであるといえる。

古いカードが使えるため、古くからのプレイヤーに人気があるが、近年のカードパワーの上昇により、比較的新しいエキスパンションを中心としたデッキも組めるようになりつつある。

  • 以前は、日本では競技人口が少なめのフォーマットであったが、都市圏を中心に競技人口が上昇傾向にあり、草の根大会の数も増えてきている。
    • 新規参入するプレイヤーは、「初期投資には一定のコストを要するが、ローテーション落ちして見向きもされなくなるカードを手元に残しておくより、長期スパンで安定して遊べる」とか、また「ヴィンテージよりは壊れてなさそう」というスタンスを志向しているようだ。
  • 初期投資に関しては、デュアルランド等を使用する場合、多くの資金がかかることも多いが、構築するデッキによって大きく異なることが多い。

カード・プールの広さから、凶悪な瞬殺コンボデッキばかりか、と思われがちだがそうでもない。環境を破壊しそうなカードは軒並み禁止されている事もあり、むしろクリーチャーを軸に据えたクロック・パーミッション系のデッキが強い環境である。もちろん、純粋なビートダウンも強力なデッキが存在するし、高速、中速のコンボ、コントロールデッキパーミッション)も同様である。特定のデッキに対して強烈に利くカードを簡単にチョイス出来る為、メタは非常に混沌としている。

  • デュアルランドや高額カードを遥かに安い資金で食うデッキが存在するのも事実である。パーツの安いコンボデッキや単色デッキ、ほぼ新枠のカードで構築可能なデッキもあるなど、アーキタイプは非常に多い。メタゲームが混沌としている一因である。
  • またレガシーでは、スタンダードエクステンデッド時には特に注目されていなかったカードが日の目を見ることもある。

ヴィンテージ程環境が尖っていない為、デッキによっては一種のMTGの「オールスター戦」であるとも言える。特に黒ウィニー白ウィニー等の単色ウィニー青単コントロールバーンなどといった、そのデッキに該当するカードが各ブロックに渡って存在するようなアーキタイプにとっては、まさに集大成であり、総力戦が楽しめる。

その他のカードとのシナジーにより、スタンダードエクステンデッドではどうと言うことも無かったカードでも、思いもよらない相互作用で禁止カード入りをしているものもある(世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragonなど)。巻き添えを食ってキーカードが使えず消滅したデッキも少なくない。逆に、特定の対策カードが存在するばっかりにイマイチ結果を残せないデッキも多い。

エクステンデッドの後釜と目されるフォーマットでもある。ただ、エキスパンションの増加がこれからも目に見えている現状、どれだけその役を担えるかはまだ未知数な域である感が強い。2005年からはレガシーのグランプリも海外で開催されるようになり、盛況を博した([1])。

  • 世界選手権07のフォーマットに採用され、今後の動向が注目されている。

使用可能カードセット

禁止カード

主なデッキ・その他

参考

MOBILE