工匠
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− | '''工匠'''/''Artificer''は、工作を職とする人、大工・彫り物師・細工師など、匠(たくみ)のこと。この意味からもわかるとおり、[[マジック]]の世界では[[アーティファクト]]職人に該当する[[クリーチャー・タイプ]]。[[白]]、[[青]]、[[赤]]に多く、[[ | + | '''工匠'''/''Artificer''は、工作を職とする人、大工・彫り物師・細工師など、匠(たくみ)のこと。この意味からもわかるとおり、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の世界では[[アーティファクト]]職人に該当する[[クリーチャー・タイプ]]。[[白]]、[[青]]、[[赤]]に多く、[[黒]]と[[緑]]にも少数ながら存在する。いずれもアーティファクトに関連した[[能力]]を持つ。 |
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比較的新しい[[サブタイプ]]であり、初出はアーティファクト満載の[[ミラディン・ブロック]]は[[ダークスティール]]。その後、[[ミラージュ]]の[[ゴブリン修繕屋/Goblin Tinkerer]]等の古い[[カード]]も工匠の[[サブタイプ]]を得ることになる。 | 比較的新しい[[サブタイプ]]であり、初出はアーティファクト満載の[[ミラディン・ブロック]]は[[ダークスティール]]。その後、[[ミラージュ]]の[[ゴブリン修繕屋/Goblin Tinkerer]]等の古い[[カード]]も工匠の[[サブタイプ]]を得ることになる。 | ||
− | [[伝説のクリーチャー]]は5体存在するが、[[ロード]]は存在しない([[アラーラ再誕]]現在)。[[ゴブリンの溶接工/Goblin Welder]]は[[ティンカースタックス]]等で活躍した。 | + | [[伝説のクリーチャー]]は5体存在するが、[[ロード (俗称)|ロード]]は存在しない([[アラーラ再誕]]現在)。[[ゴブリンの溶接工/Goblin Welder]]は[[ティンカースタックス]]等で活躍した。 |
*よく見ると[[人間]]以外の知的種族ばかりであったが、[[コールドスナップ]]で[[アーカム・ダグソン/Arcum Dagsson]]、[[時のらせん]]で[[工匠の神童、ミシュラ/Mishra, Artificer Prodigy]]など、人間も出始めた。 | *よく見ると[[人間]]以外の知的種族ばかりであったが、[[コールドスナップ]]で[[アーカム・ダグソン/Arcum Dagsson]]、[[時のらせん]]で[[工匠の神童、ミシュラ/Mishra, Artificer Prodigy]]など、人間も出始めた。 | ||
*[[工匠の破滅/Builder's Bane]]、[[工匠の直感/Artificer's Intuition]]という[[カード]]もある。ただ、英名を見ると前者は特別関係しているわけでもないようである。 | *[[工匠の破滅/Builder's Bane]]、[[工匠の直感/Artificer's Intuition]]という[[カード]]もある。ただ、英名を見ると前者は特別関係しているわけでもないようである。 | ||
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和訳初期から、[[フレイバー・テキスト]]の中ではあるが、Artificerは登場している([[第4版]]の[[黒曜石のゴーレム/Obsianus Golem]]のフレイバー・テキスト。ここでは「工匠」と和訳)。その後、別の訳語(工匠の他に「アーティファクト製造者」と「ア−ティファクト使い」)も充てられるが定番の訳語はなかった。 | 和訳初期から、[[フレイバー・テキスト]]の中ではあるが、Artificerは登場している([[第4版]]の[[黒曜石のゴーレム/Obsianus Golem]]のフレイバー・テキスト。ここでは「工匠」と和訳)。その後、別の訳語(工匠の他に「アーティファクト製造者」と「ア−ティファクト使い」)も充てられるが定番の訳語はなかった。 | ||
*[[クロニクル]]と[[第5版]]の[[ウルザの鉱山/Urza's Mine]]では"the days of the artificers"で"大アーティファクト時代"とも翻訳された。 | *[[クロニクル]]と[[第5版]]の[[ウルザの鉱山/Urza's Mine]]では"the days of the artificers"で"大アーティファクト時代"とも翻訳された。 | ||
− | アーティファクトをテーマに据えた[[ウルザ・ブロック]]で、「アーティファクト使い」に訳語が定着したかに見えた。前述の黒曜石のゴーレムのフレイバー・テキストも[[第6版]] | + | アーティファクトをテーマに据えた[[ウルザ・ブロック]]で、「アーティファクト使い」に訳語が定着したかに見えた。前述の黒曜石のゴーレムのフレイバー・テキストも[[第6版]]で「工匠」から「アーティファクト使い」に変更された。だが、同じくアーティファクトをテーマにした[[ミラディン・ブロック]]では、[[カード名]](及びクリーチャー・タイプ)にArtificerを持つカードが現れるに至り、正式に「工匠」と翻訳された。おそらく、「アーティファクト使い」ではクリーチャー・タイプやカード名に使うには長すぎたのだろう。 |
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「工匠」は上記通り職人や匠と言った意味の言葉である。間違った翻訳ではないが、魔法的な雰囲気が薄い訳語となってしまった。 | 「工匠」は上記通り職人や匠と言った意味の言葉である。間違った翻訳ではないが、魔法的な雰囲気が薄い訳語となってしまった。 |
2010年10月23日 (土) 17:56時点における版
工匠/Artificerは、工作を職とする人、大工・彫り物師・細工師など、匠(たくみ)のこと。この意味からもわかるとおり、マジックの世界ではアーティファクト職人に該当するクリーチャー・タイプ。白、青、赤に多く、黒と緑にも少数ながら存在する。いずれもアーティファクトに関連した能力を持つ。
比較的新しいサブタイプであり、初出はアーティファクト満載のミラディン・ブロックはダークスティール。その後、ミラージュのゴブリン修繕屋/Goblin Tinkerer等の古いカードも工匠のサブタイプを得ることになる。
伝説のクリーチャーは5体存在するが、ロードは存在しない(アラーラ再誕現在)。ゴブリンの溶接工/Goblin Welderはティンカースタックス等で活躍した。
- よく見ると人間以外の知的種族ばかりであったが、コールドスナップでアーカム・ダグソン/Arcum Dagsson、時のらせんで工匠の神童、ミシュラ/Mishra, Artificer Prodigyなど、人間も出始めた。
- 工匠の破滅/Builder's Bane、工匠の直感/Artificer's Intuitionというカードもある。ただ、英名を見ると前者は特別関係しているわけでもないようである。
訳語の変遷
和訳初期から、フレイバー・テキストの中ではあるが、Artificerは登場している(第4版の黒曜石のゴーレム/Obsianus Golemのフレイバー・テキスト。ここでは「工匠」と和訳)。その後、別の訳語(工匠の他に「アーティファクト製造者」と「ア−ティファクト使い」)も充てられるが定番の訳語はなかった。
- クロニクルと第5版のウルザの鉱山/Urza's Mineでは"the days of the artificers"で"大アーティファクト時代"とも翻訳された。
アーティファクトをテーマに据えたウルザ・ブロックで、「アーティファクト使い」に訳語が定着したかに見えた。前述の黒曜石のゴーレムのフレイバー・テキストも第6版で「工匠」から「アーティファクト使い」に変更された。だが、同じくアーティファクトをテーマにしたミラディン・ブロックでは、カード名(及びクリーチャー・タイプ)にArtificerを持つカードが現れるに至り、正式に「工匠」と翻訳された。おそらく、「アーティファクト使い」ではクリーチャー・タイプやカード名に使うには長すぎたのだろう。
「工匠」は上記通り職人や匠と言った意味の言葉である。間違った翻訳ではないが、魔法的な雰囲気が薄い訳語となってしまった。