色の組み合わせ
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任意の1色を「C」とし他の色を順番に「D」「E」「F」とすると、色の組み合わせのパターンを書き表せる。つまり、2色の場合「CD」「CE」の2つ、3色では「CDE」「CEF」の2つ、4色では「CDEF」となる(5色は「WUBRG」1通りなのでここでは割愛)。 | 任意の1色を「C」とし他の色を順番に「D」「E」「F」とすると、色の組み合わせのパターンを書き表せる。つまり、2色の場合「CD」「CE」の2つ、3色では「CDE」「CEF」の2つ、4色では「CDEF」となる(5色は「WUBRG」1通りなのでここでは割愛)。 | ||
− | 多色の[[分割カード]]にも表記法がある。[[インベイジョン]]の友好色2色「CD」を持つ分割カードは、カード上に「C」「D」の順に配置される。[[アポカリプス]]の対抗色2色「CE」は逆でカード上には「E」「C」と配置されている。[[ディセンション]]の3色を持つ分割カードの場合、「CDE」の組み合わせならばカード上には「CD」「DE」と並び、「CEF」ならば「FC」「CE」と配置される。多色を持つ分割カードのパターンには他にも多くの組み合わせが考えられるが[[ | + | 多色の[[分割カード]]にも表記法がある。[[インベイジョン]]の友好色2色「CD」を持つ分割カードは、カード上に「C」「D」の順に配置される。[[アポカリプス]]の対抗色2色「CE」は逆でカード上には「E」「C」と配置されている。[[ディセンション]]の3色を持つ分割カードの場合、「CDE」の組み合わせならばカード上には「CD」「DE」と並び、「CEF」ならば「FC」「CE」と配置される。多色を持つ分割カードのパターンには他にも多くの組み合わせが考えられるが[[イニストラード]]現在は存在していない。 |
− | [[混成マナ・シンボル]]も表記法が定められている。友好色の組み合わせのマナ・シンボルならば「C/D」、対抗色ならば「C/E」となる。混成マナ・シンボルは通常のマナ・シンボルよりも先に表記する([[アラーラ再誕]]の各カード参照)。[[単色混成マナ・シンボル]]は「2/ | + | [[混成マナ・シンボル]]も表記法が定められている。友好色の組み合わせのマナ・シンボルならば「C/D」、対抗色ならば「C/E」となる。混成マナ・シンボルは通常のマナ・シンボルよりも先に表記する([[アラーラ再誕]]の各カード参照)。[[単色混成マナ・シンボル]]は「2/C」と色が下に表記される。混成マナを取り入れた多色のパターンは他にも考えられるがイニストラード現在は存在していない。 |
==俗称== | ==俗称== |
2011年11月5日 (土) 09:02時点における版
マジックにおける色5種類(白、青、黒、赤、緑)の組み合わせである多色には、2色から5色まで合計26種のパターンがある。
目次 |
表記法
ルールやカードにおけるテキストやマナ・シンボルの色の組み合わせは、R&Dによって「白→青→黒→赤→緑の順」を基本とした表記法が定められている。この順番はWUBRG orderとも呼ばれ、緑の次は再び白に戻る。例えば、白と青の組み合わせならば「白青」の順で、白と緑の組み合わせならば「緑白」といった具合に並べる。
色の並び方は単なる表記上の規則に過ぎず、例えば先頭の色が他の色よりも優位であるとか、中心に位置する色が支配的であるといった意味は持たない(個別ブロックのデザインで偏りを持たされることはある。例:アラーラの断片ブロック)。
過去のカードにはこの表記に沿わないものもあるがオラクルで順次訂正されている。
表記パターン
任意の1色を「C」とし他の色を順番に「D」「E」「F」とすると、色の組み合わせのパターンを書き表せる。つまり、2色の場合「CD」「CE」の2つ、3色では「CDE」「CEF」の2つ、4色では「CDEF」となる(5色は「WUBRG」1通りなのでここでは割愛)。
多色の分割カードにも表記法がある。インベイジョンの友好色2色「CD」を持つ分割カードは、カード上に「C」「D」の順に配置される。アポカリプスの対抗色2色「CE」は逆でカード上には「E」「C」と配置されている。ディセンションの3色を持つ分割カードの場合、「CDE」の組み合わせならばカード上には「CD」「DE」と並び、「CEF」ならば「FC」「CE」と配置される。多色を持つ分割カードのパターンには他にも多くの組み合わせが考えられるがイニストラード現在は存在していない。
混成マナ・シンボルも表記法が定められている。友好色の組み合わせのマナ・シンボルならば「C/D」、対抗色ならば「C/E」となる。混成マナ・シンボルは通常のマナ・シンボルよりも先に表記する(アラーラ再誕の各カード参照)。単色混成マナ・シンボルは「2/C」と色が下に表記される。混成マナを取り入れた多色のパターンは他にも考えられるがイニストラード現在は存在していない。
俗称
色の組み合わせは多色カードやサイクルにちなんで名付けられることがある。そういった俗称は、大抵その時代を反映したものであり、最初にその色の組み合わせを持ったカードやその時期の最新ブロックを代表するサイクル、実績を上げて注目を受けたカードに由来することが多い。また、色の俗称がデッキ名に冠されることも少なくはない。
特にラヴニカ・ブロック期では、2色の組み合わせは10のギルドの名前にちなんでイゼットカラーなどと呼ばれた。このいわゆるギルドカラーは公式の呼称であり、公式サイトに限らず広く用いられていた。
その他、ギルドカラーほどではないにしてもしばしば使われた俗称は存在する。例えば、弧3色の場合、インベイジョン・ブロック期では伝説のドラゴンのサイクルにちなんで呼ばれ、アラーラの断片ブロック期では5つの断片/Shardに応じた呼称をつけられている。楔3色はボルバーにちなんで呼ばれたことがある。公式記事から一例を取り上げると、Everything Old is New Againには「"Anavolver" wedge(アナボルバー楔)」と「"Dromar" arc(ドロマー弧)」という表記がある。
一覧
以下の箇条書きは「色の組み合わせ(略式表記) - 俗称」を示す。
2色の組み合わせ
友好色同士2色と対抗色同士2色の組み合わせ方がある。全10種。
- 友好色
全5種
- 白青(WU) - アゾリウスカラー
- 青黒(UB) - ディミーアカラー、サイカカラー
- 黒赤(BR) - ラクドスカラー
- 赤緑(RG) - グルールカラー、ステロイドカラー
- 緑白(GW) - セレズニアカラー
- 対抗色
全5種
3色の組み合わせ
3色は「孤(こ)/arc」と「楔(くさび)/wedge」と呼ばれる組み合わせがある。孤と楔はカラー・ホイール(カラー・パイ)上の位置関係からの命名である。全10種。
- 孤
孤とは「カラー・ホイール上で隣接する3色」あるいは「1色とその友好色2色」のこと。全5種。 インベイジョンで登場した伝説のドラゴンのサイクルにちなんで呼ばれることも多かった。アラーラの断片では断片/Shardにちなんで呼ばれる。
- 白青黒(WUB) - ドロマーカラー、エスパーカラー
- 青黒赤(UBR) - クローシスカラー、グリクシスカラー
- 黒赤緑(BRG) - デアリガズカラー、ジャンドカラー
- 赤緑白(RGW) - リースカラー、ナヤカラー
- 緑白青(GWU) - トリーヴァカラー、バントカラー
- 楔
楔とは「友好色2色とそれらに共通する対抗色1色」あるいは「1色とその対抗色2色」のこと。全5種。 アポカリプスで登場したボルバーサイクルにちなんで呼ばれることがある。次元の混乱に伝説のドラゴンのサイクルが登場したが、そちらはあまり用いられていないため、統率者で採用されている。
- 白黒赤(WBR) - デイガカラー、(オロスカラー)
- 青赤緑(URG) - シータカラー、(インテットカラー)
- 黒緑白(BGW) - ネクラカラー、(テネブカラー、ドランカラー)
- 赤白青(RWU) - ラッカカラー、(ヌーマットカラー)、トリコロール
- 緑青黒(GUB) - アナカラー、(ヴォラシュカラー)
4色の組み合わせ
5色の内1色が欠けた組み合わせ。全5種
4色カードのサイクルにはネフィリムがあるが一般に定着している俗称は無い。
5色の組み合わせ
全1種
- 白青黒赤緑(WUBRG) - 5色(5-color)、Wooberg(ウーバーグ:略式表記が発祥)
色 | |||||||||
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単色 | 白 - 青 - 黒 - 赤 - 緑 | ||||||||
多色 (金) |
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アン・ゲーム専用 | ピンク - 金 - 目の色 | ||||||||
色の関係 | 色の組み合わせ - 友好色 - 対抗色 - カラーパイ - 色の役割 | ||||||||
関連項目 | 無色 - 有色 - 単色カード - 多色カード - 色指標 - 固有色 - デッキカラー |