嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon
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2013年11月20日 (水) 18:32時点における版
怪物化することで各対戦相手に突然の衝撃/Sudden Impactを撃てるドラゴン。
最初は5マナ4/4飛行・速攻のアタッカーとして働き、7マナ追加すれば7/7になりつつ本体火力を撃てるため、非常に打撃力が高い。またタフネス4とプロテクション(白)により多くの単体除去が効かず、速攻によりソーサリー・タイミングの全体除去を撃たれても最低限の仕事ができると、除去耐性の面でも優秀。
スタンダードでは赤系のミッドレンジなどで採用候補となり得る1枚。各種魔除け、拘留の宝球/Detention Sphere、戦導者のらせん/Warleader's Helixなど白を含む単体除去が多く、誘発型能力によってスフィンクスの啓示/Sphinx's Revelationのライフゲインを帳消しにできるなど、環境的な追い風も多い。
モダンでは主に雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkiteとの比較になるが、流刑への道/Path to Exileが効かない点や、後出しされた未練ある魂/Lingering Soulsのトークンにブロックされない点ではこちらが上であり、使われる可能性はある。
開発秘話
このカードは元々、ギリシャ神話の怪物、テューポーンをモチーフとしていた。テューポーンは神々をも恐れさせるギリシャ神話最強の怪物で、その巨体は頭が天に届き、両腕を伸ばせば世界の東西の果てに達するほど。上半身は人間だが、両足は大蛇になっており、伝承によっては翼を持つとも、複数の頭を持つともされる。ケルベロス、オルトロス、ヒュドラー、キマイラなどの父。
イラストはテューポーンをモチーフとする赤の神話レアのドラゴンとして発注された。蛇のような細長い身体に4本の足と巨大な翼を持ち、口から雷を吐く姿はその時の指示に基づくものである。
怪物化することで得られる効果は最初連続突撃/Relentless Assaultだったが、後に全体火力に変更された。さらに次のスタンダード環境を見据えてカードを変更するにあたり、このカードはスフィンクスの啓示を中心とする青白系コントロールへの対策となるカードとして抜擢され、追加効果は対戦相手1人に手札の数の2倍のダメージを与えるものとなった。またこれと前後してプロテクション(白)が与えられ、波使い/Master of Waves、霧裂きのハイドラ/Mistcutter Hydra、運命の工作員/Agent of the Fates(プロテクション(緑))、威名の英雄/Fabled Hero(プロテクション(黒))とともに5枚のサイクルとなっていた(後に運命の工作員と威名の英雄からはプロテクションが削除された)。
その後、起動コストや怪物化の値、ダメージ量に調整が加えられ、現在のデザインとなった(参考/翻訳)。