構築済みデッキ

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新しい基本セットが出るごとに毎年作成される、配布用の非売品。カードショップや[[ティーチングキャラバン]]といった様々なイベントやキャンペーンで、主に入門者を対象として無料で配布されている。
 
新しい基本セットが出るごとに毎年作成される、配布用の非売品。カードショップや[[ティーチングキャラバン]]といった様々なイベントやキャンペーンで、主に入門者を対象として無料で配布されている。
  
[[基本セット2015]]版には、ハーフデッキおよび[[デッキビルダーセット]]にのみ封入される「番外カード」が15枚存在する。
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基本セット2010以降の基本セットごとに各色1つずつ、計5種の単色デッキが存在する。ただし[[基本セット2011]]版のみ、各色2つずつ、計10種のデッキが存在する。[[基本セット2015]]版には、ハーフデッキおよび[[デッキビルダーセット]]にのみ封入される「番外カード」が15枚存在する。
  
 
ハーフデッキは国内での呼び名であり、海外ではSample Decksと呼ばれているようだ。(→[http://mtg-jp.com/publicity/0010785/ 『基本セット2015』 ハーフデッキ]/[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-2015-sample-decks-2014-06-13 Magic 2015 Sample Decks]参照)  
 
ハーフデッキは国内での呼び名であり、海外ではSample Decksと呼ばれているようだ。(→[http://mtg-jp.com/publicity/0010785/ 『基本セット2015』 ハーフデッキ]/[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-2015-sample-decks-2014-06-13 Magic 2015 Sample Decks]参照)  

2014年7月12日 (土) 20:08時点における版

構築済みデッキ(Pre-Constructed Deck / Ready-to-Play Deck)とは、開封してそのままデッキとして遊べる状態のカードの束、またはそれを含む製品の呼称。

目次

解説

テンペスト(日本語版はストロングホールド)以降のエキスパンションと、第7版以降の基本セットでは、構築済みデッキを含む製品が毎回数種類発売されている。ポータル・セカンドエイジ以降の初心者向けセットでも同様の製品が発売されており、Magic Onlineではミラージュ・ブロックの構築済みデッキも新たに販売された。

ウルザズ・デスティニーまでのセットでは構築済みデッキ(Pre-Constructed Deck)の製品名で発売され、メルカディアン・マスクスからイーブンタイドまでのセットではテーマデッキ(Theme Deck)、アラーラの断片以降のセットではエントリーセット(Intro Pack)の製品名で発売している。ミラディン包囲戦から実戦向けに特化したイベントデッキ(Event Decks)も登場している。

基本セット2010以降の基本セットでは入門者向けとして、非売品のハーフデッキが無料で配布されている。

また、先述の製品のほかにも、入門者向けの入門セットや多人数戦向けセット、デュエルデッキ・シリーズなどの特殊セットといった構築済みデッキを含む製品が発売されることもある。かつては世界選手権上位入賞者のデッキを、実際のゲームでは使用できない仕様(金枠)のカードで構築された構築済みデッキとして発売することもあった。

内容

イベントデッキ

60枚の構築済みデッキ+15枚のサイドボード用カード、サイコロ型ライフカウンター、各エントリーセットデッキ解説や改良案などをまとめたリーフレット型の戦略ガイド、デッキケースが封入されている。

エントリーセット

41枚の構築済みデッキとブースターパック1つ、そのエキスパンションのテーマ(基本セットではマジックの紹介)と各エントリーセットデッキ解説や改良案などをまとめたリーフレット型の戦略ガイド、マジックのルールやゲームの進め方について簡単に説明したリーフレット型の「『マジックをはじめよう』ガイドブック」が封入されている。パッケージはプレミアム・カード仕様のレアカードが外から見える設計となっている。

アラーラの断片からエルドラージ覚醒まで(Magic Onlineではゼンディカーまで)に発売されたエントリーセットの構築済みデッキは、エキスパンション・基本セット問わずに41枚であった。これは、枚数を60枚未満にすることで、60枚デッキへの調整を促す意図によるものであった。その後、ユーザーの反響を基に、基本セット2011から(Magic Onlineではワールドウェイクから)構築済みデッキを60枚にすることが発表された。(→From the Director's Chair: 2010The Year of Living Changerously参照)

ハーフデッキ

30枚の構築済みデッキと、マジックのルールやゲームの進め方について簡単に説明したリーフレットが封入されている。

新しい基本セットが出るごとに毎年作成される、配布用の非売品。カードショップやティーチングキャラバンといった様々なイベントやキャンペーンで、主に入門者を対象として無料で配布されている。

基本セット2010以降の基本セットごとに各色1つずつ、計5種の単色デッキが存在する。ただし基本セット2011版のみ、各色2つずつ、計10種のデッキが存在する。基本セット2015版には、ハーフデッキおよびデッキビルダーセットにのみ封入される「番外カード」が15枚存在する。

ハーフデッキは国内での呼び名であり、海外ではSample Decksと呼ばれているようだ。(→『基本セット2015』 ハーフデッキ/Magic 2015 Sample Decks参照)

テーマデッキ・構築済みデッキ

60枚(基本セットは40枚)の構築済みデッキと、小冊子またはリーフレット型の戦略ガイドが封入されている。

ネメシス以降のセットのテーマデッキ(以後、製品名としての構築済みデッキも含む)では、構築済みデッキの他に、プレミアム・カード仕様の基本土地カードが1枚ランダムで封入されている。これはデッキのとは無関係に封入される。

メルカディアン・マスクスまでのセットのテーマデッキの戦略ガイドはそのセットの全テーマデッキのデッキリストと改良法が書かれた小冊子であった。プロフェシー以降は、テーマデッキ1つのデッキリストと改良法が書かれたリーフレットとなり、ローウィン以降はセットの全テーマデッキのデッキリストと解説が書かれたリーフレットとなった。

デッキ構成

各セットごとの構築済みデッキは、1枚、2枚挿しのカードが多く、そのままの状態では決して強いとは言えない。同じものを複数個購入し、強力なカードを適宜追加すると良いだろう。

イベントデッキ

イベントデッキはレアが7枚封入。4枚挿しのカードも多数収録している。

エントリーセット

エントリーセットに含まれる構築済みデッキは、そのエキスパンションを擁するブロックおよび発売時点で最新の基本セットに含まれるカード41枚で構成され、そのセットやブロックのテーマや新システム、の特徴を主軸に据えたデッキが、通例5種類用意される。

稀少度の配分は、レア2枚(うち1枚はプレミアム・カード仕様)、アンコモン7枚、コモン基本土地32枚。

ハーフデッキ

最新の基本セットのカードに含まれるカード30枚で構成された、各色の単色デッキ5種。ただしセットによっては、その直前のブロックのエキスパンションからも数枚のカードが収録される事がある(基本セット2014版では、ラヴニカへの回帰ブロックから各デッキに2枚ずつ収録されている。)。

稀少度の配分は、基本セット2014版ではアンコモン4枚、コモン13枚、基本土地13枚。基本セット2015版ではレア1枚、アンコモン4枚、コモン12枚、基本土地13枚。

テーマデッキ・構築済みデッキ

テーマデッキは、エキスパンションと基本セットでは内容が若干異なる。

エキスパンションのテーマデッキは、そのエキスパンションを擁するブロックに含まれるカード60枚で構成され、そのセットやブロックのテーマや新システムを主軸に据えたデッキが、通例4種類用意される。しかし、ギルドパクトディセンションでは、ブロック全体のデザイン上の理由から3種類のみの発売となったほか、ローウィンシャドウムーアでは5種類のテーマデッキが発売されている。各稀少度の配分はレア2枚、アンコモン13枚、コモン・基本土地45枚(テンペスト・ブロックではレア3枚、アンコモン12枚)。

基本セットのテーマデッキは、その基本セットに含まれるカード40枚で構成され、色の役割が分かりやすいよう、単色のデッキが各色につき1種類ずつ、合計5種類が用意される。各稀少度の配分はレア2枚、アンコモン7枚、コモン・基本土地31枚。

構築済みデッキの人気の差

構築済みデッキのデッキリストはあらかじめ公開されているため、強力なカードが入っている製品に人気が集中する傾向がある。そのため、人気の高い構築済みデッキは、同セットの他の構築済みデッキに比べて小売が価格を高く設定している場合もある。逆に、入っているカードの価値が全体的に低い場合、それらのカードを個別に買った方が安いということもある。

上記の理由により、初心者向けの言葉とは裏腹に、エキスパンションごとの抱き合わせ販売や売り切れが起こり、ターゲットである初心者が入手する機会がないことがあった。

以下は人気のある構築済みデッキと、その要因となったカードである。

構築済みデッキ一覧

構築済みデッキ一覧を参照。

参考

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