硫黄の精霊/Sulfur Elemental

（版間での差分）

2015年5月16日 (土) 03:56時点における版

Sulfur Elemental / 硫黄の精霊 (２)(赤)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)

瞬速
刹那（この呪文がスタックにあるかぎり、プレイヤーは呪文を唱えられず、マナ能力でない起動型能力を起動できない。）
白のクリーチャーは+1/-1の修整を受ける。

3/2

修整能力は、除去になったり攻撃力アップになったりするので、一概にはメリットともデメリットとも言えないが、白系ウィニーへの対策として機能する。

例えば赤にとって鬼門であるサルタリーの僧侶/Soltari Priestに対しては除去になる。また除去とまでは行かなくとも、単純にタフネスが下がるだけでも火力を擁する赤にはありがたい。例えばロクソドンの教主/Loxodon Hierarchや稲妻の天使/Lightning Angelが3点火力1発で焼けるようになるのは大きいので、一概に腐るという訳ではない。

更に刹那も持っているので、打ち消されることもほとんど無く、より確実に妨害することができる。対抗色への対策に溢れた能力群だと言える。コントロールデッキにおいてもそれは変わらず、同型対策と序盤のクリーチャー対策を兼ねて、ともすればメインデッキに採用される事もある。

このカードの流行により、ボロスウィニーや、砂の殉教者/Martyr of Sandsなど白のタフネス1のクリーチャーを軸としたデッキがまともに機能しなくなり、激減した。また同時に、死にさえしなければパワーが上がる点を逆手に取り稲妻の天使/Lightning Angelやセラの報復者/Serra Avengerといった白の中堅クリーチャーを使うデッキが増えた。環境を大きく変えた1枚と言ってよいだろう。

時のらせんブロック構築でもスライなどに投入され、環境から白ウィニーを駆逐してしまった。
下馬評では、「隙を見せないものの、パッとしないサイズで焼かれやすく、色対策を兼ねてサイドに入るかどうか」といった評価だったが、スタンダード入りするや否や、このカードに苦しめられるプレイヤーが続出。グランプリ京都07で、渡辺雄也を優勝に導く活躍さえ見せた。リシャーダの港/Rishadan Portのような、実際に使われてみて初めてその嫌らしさを痛感できるタイプのカードである。
作られた時代も色も違うとはいえ、キング・チータ/King Cheetahが可哀想になる。

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-[[白]]の[[クリーチャー]]に[[流動石のシャンブラー/Flowstone Shambler|流動石]]っぽい[[修整]]を与える[[赤]]の[[エレメンタル]]。
+[[白]]の[[クリーチャー]]に[[流動石のシャンブラー/Flowstone Shambler|流動石]]のような[[修整]]を与える[[赤]]の[[エレメンタル]]。
 修整[[能力]]は、[[除去]]になったり攻撃力アップになったりするので、一概にはメリットともデメリットとも言えないが、[[白]]系[[ウィニー]]への対策として機能する。