造命の賢者、オビア・パースリー/Oviya Pashiri, Sage Lifecrafter
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*2つ目の能力で生成される構築物トークンの[[パワー]]・[[タフネス]]は能力の[[解決]]時の値で固定であり、後から変動することはない。[[復活の声/Voice of Resurgence]]などとの[[ルール文章]]の違いに注意。 | *2つ目の能力で生成される構築物トークンの[[パワー]]・[[タフネス]]は能力の[[解決]]時の値で固定であり、後から変動することはない。[[復活の声/Voice of Resurgence]]などとの[[ルール文章]]の違いに注意。 |
2016年10月26日 (水) 05:56時点における版
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 工匠(Artificer)
(2)(緑),(T):無色の1/1の霊気装置(Servo)アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体生成する。
(4)(緑),(T):無色のX/Xの構築物(Construct)アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体生成する。Xはあなたがコントロールするクリーチャーの総数に等しい。
霊気装置と構築物の2種類のアーティファクト・クリーチャー・トークンを生成する能力を持つ伝説のクリーチャー。
1つ目の能力は3マナで1/1を戦場に出すもので、2つ目の能力のための布石となる。普通は1ターンに1体ずつしか出せないあたり翡翠の魔道士/Jade Mageのものより劣っているが、こちらは生成されるトークンがアーティファクトなので様々なカードとシナジーを形成する。
2つ目の能力は5マナで不定なサイズのトークンを生成する。これ自身を数えるため、最低でも1/1のトークンが戦場に出る。クリーチャー主体の然るべきデッキであれば、この能力が起動できるようになるまでに2~3体はクリーチャーを並べられるため、なかなかのサイズが期待できる。マナ・コストを考えるとシルバーバック/Silverback Apeと同じ5/5くらいは組み上げたいが、この能力で出したトークンも次回から数えられるため、あまり考えず起動して問題ない。序盤にこのカードを引けなくとも、クリーチャーが十分揃ったところで引いてくればそれだけで危険なボムになり得る。
除去耐性などを持たず真っ先に除去され得るが、これが1マナのカードであることを考えるとむしろ単体除去を撃たれてもテンポ・アドバンテージで有利になれる。除去されなければ隙を見てトークンを生成しボード・アドバンテージを確保できる、いい避雷針となるだろう。スタンダードで緑白トークンのようなデッキを組む際には採用候補となる。反面、動き出しがかなり遅く素早いデッキ相手にはあまり効果的とは言えず、これ自身のサイズが小さいため霊気装置トークンも含めて鞭打つ触手/Flaying Tendrilsや光輝の炎/Radiant Flamesで処理されやすい。
リミテッドでは回り出せば勝利は近い。リミテッドはクリーチャーが横に並びやすいため、1つ目の能力を起動せずともそこそこのサイズのトークンが作り出せるだろう。対戦相手からすると、1ターンに1体ずつとはいえ、手札を消費せずファッティが無尽蔵に出てくるのはたまったものではない。製造持ちなど頭数を水増しできるカードとの相性がよく、搭乗役を次々と確保できるため機体カードとも相性がいい。1マナにして1/2と、霊気装置トークンに負けない基礎スペックも嬉しい。
- 2つ目の能力で生成される構築物トークンのパワー・タフネスは能力の解決時の値で固定であり、後から変動することはない。復活の声/Voice of Resurgenceなどとのルール文章の違いに注意。
ストーリー
オビア・パースリー/Oviya Pashiriはギラプール/Ghirapurに住む人間の造命士/Lifecrafter。キラン・ナラー/Kiran Nalaar・ピア・ナラー/Pia Nalaar夫妻の古い友人であり、12年ぶりに再会したチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarとともに、領事府/The Consulateに捕らわれたピアの救出に奔走する。
詳細はオビア・パースリー/Oviya Pashiriを参照。
参考
- Renegade Prime/改革派の長(Magic Story 2016年9月14日 Mel Li著)
- "Do You Feel Lucky, Aetherpunk?" Part 1/「賭けてみるか、エーテルパンク?」 その1(Making Magic 2016年9月26日 Mark Rosewater著)
- カード個別評価:カラデシュ - レア