カラデシュ/Kaladesh

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==地理==
 
==地理==
*'''ギラプール市'''/''The city of Ghirapur'' - 尖塔や銅製のドーム状の屋根を備えた色鮮やかな建築物が立ち並ぶ大都市。多くの工匠が暮らしており、ナラー一家もここに住んでいた。
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===ギラプール/Ghirapur''===
**'''十一基の橋'''/''Eleven bridges'' - ギラプールの中心に位置する区域。[[尖塔断の運河/Spirebluff Canal|'''ダッカラ運河'''/''Canal Dukhara'']]にかかる十一基の橋そのものも指す。ギラプール創設のために尽力した十一人に因んでおり、橋そのものが商業地域と化している。
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カラデシュ最大の都市。詳細は[[ギラプール/Ghirapur]]を参照。
***'''アラダラ駅'''/''Aradara Station'' - [[アラダラ急行/Aradara Express]]が停車する、ギラプール市の中央駅。十一基の橋地域に位置し、駅近くには広大な'''彫像庭園'''/''the statuary garden''が存在する。
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**'''速接会'''/''Weldfast'' - 金属細工の本場として有名な地域。この近くで[[霊気貯蔵器/Aetherflux Reservoir]]を見ることができる。
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**'''無秩序街'''/''Freejam'' - 航空技術の中心地。高層建築が立ち並び、地に足を付けることなく多くの建造物を巡ることができる。
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**'''クジャール'''/''Kujar'' - 都会の緑地帯と呼ばれる地域。大導路と呼ばれるエルフの哲学に基づいて、調和がもたらされるように植物と建築が配置されている。
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**'''ボーマット'''/''Bomat'' - カラデシュ三大河川の合流点となる港湾地区。
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***'''夜市'''/''Night Market'' - 古いエネルギー工場の廃墟を利用して作られた、[[豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury#ストーリー|ゴンティ/Gonti]]が支配する市場。霊気密輸人や改革派の発明家が集い、不法な取引を行っている。
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***'''ドゥーンド監獄'''/''The Dhund'' - 夜市の地下道に広がっている領事府の極秘の監獄。重要な犯罪人を閉じ込めている。
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**'''巨人通路'''/''Giants' Walk'' - 芸術家の街。
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**'''緑輪地区'''/''Greenwheel'' - 園芸学研究の中心地。ドーム状の屋内庭園が数多く存在し、カラデシュ中の植物の複製と研究を行っている。
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**[[領事の鋳造所/Foundry of the Consuls#ストーリー|'''領事の鋳造所'''/''The Consuls' Foundry'']] - 領事府のための自動人形を大量生産する工場。領事府に追われるチャンドラに破壊されてしまった。
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**'''アカーラ'''/''The Akhara'' - 階段状の座席に囲まれた巨大な円形の広場。公開処刑場でもある。
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**'''建築学校'''/''The Builder's Institute'' - ギラプールにある学校。チャンドラは領事府の目を欺くため、この学校の制服に似せて作った服を着ていた。
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*ギラプール市以外の主要な州
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**'''ピーマ'''/''Peema'' - 何万エーカーもの広さを持つ野生の森で、カラデシュに住むエルフの故郷。霊気圏からピーマの森へと霊気が滴り、動植物に注ぎ込まれる。歴史的にギラプールと友好関係にあるが、反体制派も存在している。
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**'''ラスヌー'''/''Lathnu'' - デブラ崖の高地に佇む頂上都市。鉱業と精錬が盛んで、カラデシュで作られる装置はラスヌーの金属産業に依存している。
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**'''バード'''/''Vahd'' - かつては農業のみ行われていた草原地帯。大霊気ブーム時代以降は空大工業界の中心地と変貌し、麦畑は切り開かれて滑走路や格納庫に、農業従事者の多くは空大工や試験操縦士になる訓練を受けている。
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***'''パンカ'''/''The village of Panka'', '''キャンビ'''/''The village of Cambi'', '''マランジャプール'''/''The village of Maranjapur'' - バードに存在する村。
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===ギラプール市以外の主要な州===
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*'''ピーマ'''/''Peema'' - 何万エーカーもの広さを持つ野生の森で、カラデシュに住むエルフの故郷。霊気圏からピーマの森へと霊気が滴り、動植物に注ぎ込まれる。歴史的にギラプールと友好関係にあるが、反体制派も存在している。
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*'''ラスヌー'''/''Lathnu'' - デブラ崖の高地に佇む頂上都市。鉱業と精錬が盛んで、カラデシュで作られる装置はラスヌーの金属産業に依存している。
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*'''バード'''/''Vahd'' - かつては農業のみ行われていた草原地帯。大霊気ブーム時代以降は空大工業界の中心地と変貌し、麦畑は切り開かれて滑走路や格納庫に、農業従事者の多くは空大工や試験操縦士になる訓練を受けている。
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**'''パンカ'''/''The village of Panka'', '''キャンビ'''/''The village of Cambi'', '''マランジャプール'''/''The village of Maranjapur'' - バードに存在する村。
 
*'''バナラート村'''/''The village of Bunarat'' - ナラー一家が滞在していた田舎の村。近隣の森に住む虎のような獣は、この村にとって大切な存在である。
 
*'''バナラート村'''/''The village of Bunarat'' - ナラー一家が滞在していた田舎の村。近隣の森に住む虎のような獣は、この村にとって大切な存在である。
*'''僧帽地帯'''/''Cowl'' - 巨大な緑地帯が広がっている。
 
*'''ジャンジー観測所'''/''Janjeet Observatory''
 
  
 
==種族==
 
==種族==

2017年2月6日 (月) 00:16時点における版

カラデシュ/Kaladeshは、多元宇宙/Multiverseに存在する次元/Planeの一つ。マジック・オリジンの舞台の一つであり、カラデシュ・ブロックで主な舞台として取り上げられた。プレインズウォーカー/Planeswalkerチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarドビン・バーン/Dovin Baanサヒーリ・ライ/Saheeli Raiの故郷でもある。

目次

世界観

チャンドラはカラデシュの出身だが、彼女のような生来の魔道士はこの次元ではむしろ稀な存在である。他の次元では魔法を用いて行われるようなことは、カラデシュでは生の霊気/Aetherを動力源とするアーティファクトによって為される。アーティファクト製作はカラデシュでの生活において非常に重要な部分を占めている。この次元では多くの自動人形や飛行機械が活動しており、自分の子供の世話を機械に任せる者すらいるほどである(イラスト)。

カラデシュのアーティファクトは機能性のみならず美しさも重視して作られており、フィリグリー(線条細工)の曲線を多用した特徴的な外観を有している(イラスト)。カラデシュにおけるアーティファクト製作は自然環境との調和の中にある。カラデシュの生物もまた、アーティファクトの存在する環境に適応した進化を遂げている(イラスト)。

領事府/The Consulate

工匠の中でも特に自由気ままな者は、時に法に抵触する。彼らを取り締まるのが領事府/The Consulateと呼ばれる機関である。機械の動力源となる霊気の流通は、領事府によって厳しく管理されている。領事府の軍隊と機械は通常息苦しくなるような監視者とは見なされていないが、ほとんどどこにでも存在している。

改革派/Renegade

都市生活に必須となる霊気とその分配方法を厳しく統制・支配する領事府に対し、その実情を暴露し抵抗する勢力。「霊気は至る所に。」という考えの下、誰もが霊気を収集し、精製し、自由に使用する権利があると主張している。彼らは改革派/Renegadeと呼称され、領事府からはただの犯罪集団として扱われる。主張に賛同する発明家、修繕家、芸術家がカラデシュ全域から集い、秘密裏のネットワークを形成しており、その規模は決して小さくはない。

霊気

エネルギー源としての霊気

霊気が強力なものであることは古くから知られていたが、それをエネルギー源として利用する方法が確立されたのはごく最近のことである。発明博覧会/The Inventors' Fairの60年前、世界的な霊気学者アヴァーティ・ヴィア/Avaati Vyaは、霊気中の反応性の高い揮発性成分から、エネルギーに富んだ成分を分離する方法を開発した。この霊気精製法のおかげで、人々は手足や命を失うリスクを冒すことなく、霊気の力を利用することが可能になったのである。

アヴァーティ・ヴィアが初めて精製に成功してからわずか数ヶ月後、領事府はこれは好機だと判断した――誰もが霊気の力を利用できる社会を築く好機だと。領事府は精製霊気の大量生産と分配の手法を開発した。安全な霊気の収集方法が確立され、飛行船が霊気の輸送任務に就くようになり、さらには各家庭に直接精製霊気を届けるべく、霊気輸送管のパイプラインが建設された。

領事府の期待通り、世界中で霊気が利用可能になったことで、霊気ブーム最盛期/The Great Aether Boomと呼ばれる時代が訪れた。多くが発明家や職人から成るカラデシュの人々は、夢を叶えるどころか、それ以上の力が使えるようになったのだ。それは熱狂的な発明、限りなき希望、素晴らしき祝祭の時代であった。今日でも、領事府は霊気ブーム最盛期が育んだ楽観的で創造的な環境を奨励し続けている。カラデシュではどんなことでもできる、どんなものでも作れる、どんな問題も解決できるのだ――不思議な霊気の力によって。

霊気循環/The Aether Cycle

発明品のエネルギー源として使われる霊気は自然界から取り込まれ、いつかはまた自然界へと還っていく。この一連のサイクルは霊気循環/The Aether Cycleと呼ばれ、以下の5つの段階から成る。

  • 第1段階:発想/Inspire - 霊気が形作る自然界の姿を観察し、新たな発明の着想を得る
  • 第2段階:革新/Innovate - 設計案を研鑽・洗練し、独創的な高みへと引き上げる
  • 第3段階:建造/Build - 設計に基づいて発明品を組み立て、霊気を注入し、完成後も修理とメンテナンスを行う
  • 第4段階:解放/Liberate - 寿命の近づいた発明品を分解し、内部の蒸留霊気を解き放つ
  • 第5段階:回収/Reclaim - 解き放たれた霊気は霊気圏へと還る

カラデシュの5つの主要種族は、これら霊気循環の5段階それぞれの体現者であるとされている(#種族参照)。第6の主要種族、人間はどの段階にも対応していないが、霊気の様々な特性を一連のサイクルと見なした最初の種族であり、全体を統合/Synthesize[1]する存在となっている。

地理

ギラプール/Ghirapur

カラデシュ最大の都市。詳細はギラプール/Ghirapurを参照。

ギラプール市以外の主要な州

  • ピーマ/Peema - 何万エーカーもの広さを持つ野生の森で、カラデシュに住むエルフの故郷。霊気圏からピーマの森へと霊気が滴り、動植物に注ぎ込まれる。歴史的にギラプールと友好関係にあるが、反体制派も存在している。
  • ラスヌー/Lathnu - デブラ崖の高地に佇む頂上都市。鉱業と精錬が盛んで、カラデシュで作られる装置はラスヌーの金属産業に依存している。
  • バード/Vahd - かつては農業のみ行われていた草原地帯。大霊気ブーム時代以降は空大工業界の中心地と変貌し、麦畑は切り開かれて滑走路や格納庫に、農業従事者の多くは空大工や試験操縦士になる訓練を受けている。
    • パンカ/The village of Panka, キャンビ/The village of Cambi, マランジャプール/The village of Maranjapur - バードに存在する村。
  • バナラート村/The village of Bunarat - ナラー一家が滞在していた田舎の村。近隣の森に住む虎のような獣は、この村にとって大切な存在である。

種族

  • 人間/Human - カラデシュで唯一、霊気に影響されていない肉体を持つ種族。好奇心と野心に溢れる発明家で、様々なアイディアを統合することに長ける。
  • エルフ/Elf - 霊気の流れ、大導路/The Great Conduitを感じることのできる人型種族。彼らの発明品は自然界から発想したものである。
  • ヴィダルケン/Vedalken - 青い肌と6本の指を持つ人型種族。発明品の理論的性質を重視し、反復と改良を称える革新者。
  • ドワーフ/Dwarf - 発明品の美と機能性の両立を目指す人型種族。使う道具や方式は既存のものだが、建造の過程に趣向を凝らす。
  • グレムリン/Gremlin - 霊気を求めて発明品を喰らう獣。害獣と見なされているが、実は古い発明品から霊気を解放するという重要な役割を担っている。
  • 霊基体/Aetherborn - 霊気の精製過程で発生する、生ける霊気。性別はない。徐々に揮発して霊気圏に回収されてしまうが、彼らはその短い生を謳歌している。

発明組合

カラデシュには大小様々な組合が存在し、共通の目的を持った発明家がお互いの創造を支え合っている。

  • 飛空士連合/League of Aeronauts - ギラプールで初めて作られた操縦士の連合。組合員は橙色で刺繍をされた緑の上着をまとい、十本刃のプロペラの徽章を飾っている。
  • 競烏会/The Derby Crows - 少人数だが最も名うての操縦士が所属している組合。デパラ/Depalaが所属している。
  • 光袖会/The Glint-Sleeves - 腕や手に装着する装置の発明に長けた組合。歯車造りと鋳造所の働き手で構成されている。
  • 屑鉄会/The Scrappers - 自動機械を戦わせることだけを目的に掲げる組合。彼らの自動機械は格闘士として扱われ、いくつかはギラプールの都市中で名が知られている。
  • 精緻会/The Countless Gears - 極小スケールの装置に深い愛着を持つ組合。小型の自動機械や極小の彫刻は彼らの手で作られている。
  • 地上車連合会/Ground Grinders - レース競技のための組合の一つで、特に動輪駆動、這行、歩行で動く機械に特化している。
  • 緑輪造命士連合/Greenwheel Lifecrafters - 巨大なスケールで、生物の完璧な模型を製作する組合。彼らによって製作された馬やラクダはギラプールの都市を闊歩している。
  • 金属紡績工会/The Metalspinners - 速接会地域出身の芸術家が一時的に集ったもので、街路に展示する芸術作品を製作している。霊気を用いて金属を形成した彫刻は、服従に対する公然の反抗を意味している。

キャラクター

プレインズウォーカー/Planeswalker
カラデシュの住人

登場

登場カード

カード名に登場

マジック・オリジン
カラデシュの火、チャンドラ/Chandra, Fire of Kaladesh

フレイバー・テキストに登場

マジック・オリジン
工匠の天啓/Artificer's Epiphany鋳造所の隊長/Chief of the Foundry
カラデシュ
亢進するアイベックス/Thriving Ibexヒレナガ空鯨/Long-Finned Skywhale亢進する亀/Thriving Turtle風のドレイク/Wind Drake不法仲買人/Lawless Broker祝祭の開幕/Commencement of Festivities予言のプリズム/Prophetic Prism感動的な眺望所/Inspiring Vantage

登場作品・登場記事

Magic Story

Magic Storyはマジックの各種フレイバーを掘り下げるヴォーソス向けコラム。ブロックのメインストーリーをはじめとする様々なエピソードを、主に掌編小説の形式で紹介する。毎週水曜日更新。

カラデシュ

霊気紛争

脚注

  1. PAX Westで用いられたスライド(参考)ではに「統合」が割り振られているが、これは誤りであり、会場でも訂正されている(動画)。赤は「解放」を担当するグレムリンのであり、「統合」を担当する人間は5色すべてに存在する。

参考

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