ギデオンの敗北/Gideon's Defeat
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+ | ギデオンは四人の仲間が敗れてもなお虚勢を吐いたが、ボーラスは彼に現実を見るよう言い放った。曰く、その身を包む無敵の盾も「奇術」に過ぎぬ――ボーラスの鉤爪の一本が輝き出すと、それはバターを融かすように魔法の盾を貫き、鎧と肉を貫いた。このまま留まり死ぬか、逃げて生き延びるか選択を任されたギデオンは、苦悩の果てに[[ドミナリア/Dominaria]]へプレインズウォークした<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/hour-devastation-2017-07-26 Hour of Devastation]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0019243/ 破滅の刻](Magic Story [[2017年]]7月26日 [[Ken Troop]]著)</ref>。 | ||
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2018年11月24日 (土) 21:14時点における版
インスタント
攻撃かブロックしている白のクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。それがギデオン(Gideon)・プレインズウォーカーであるなら、あなたは5点のライフを得る。
白の敗北サイクルはレンジストライク型の単体除去。ギデオン・プレインズウォーカーを対象とすればライフ獲得。
1マナのインスタントで追放と効果は非常に優秀だが、ネックになるのはその対象の狭さ。汎用性が乏しいのは色対策カードの宿命だが、システムクリーチャーは除去できず、またサイクルで唯一プレインズウォーカーを能動的に対処できない。
構築で採用されるかはメタゲーム次第。破壊不能やPIG持ちを多用する白いビートダウンが流行るようならば、サイドボードに採用される可能性はある。
- 対象のカード・タイプと解決時に参照するカード・タイプが異なるという珍しい効果。ギデオンはいずれも自身をクリーチャー化させる忠誠度能力を持つため、それを利用したルール文章となっている。そのためサイクルの他の4枚と異なり、(クリーチャー化させる手段を別途用いるなどしない限り)ギデオン以外のプレインズウォーカーを倒せず、ギデオンを倒せるかも対戦相手次第となる。
関連カード
サイクル
自身と同じ色の呪文またはパーマネントを対象とする色対策カード。対象が対応するプレインズウォーカー・タイプを持っている場合は追加のボーナスが得られる。
- ギデオンの敗北/Gideon's Defeat(ギデオン)
- ジェイスの敗北/Jace's Defeat(ジェイス)
- リリアナの敗北/Liliana's Defeat(リリアナ)
- チャンドラの敗北/Chandra's Defeat(チャンドラ)
- ニッサの敗北/Nissa's Defeat(ニッサ)
イラストではニコル・ボーラス/Nicol Bolasに敗北するゲートウォッチ/The Gatewatchの姿が、フレイバー・テキストではその際のボーラスの台詞が描写されている。
ストーリー
敗北サイクルの5枚目。アモンケット/Amonkhetのゲートウォッチ/The Gatewatchとニコル・ボーラス/Nicol Bolasの決戦で、ギデオン・ジュラ/Gideon Juraがボーラスに敗北する場面が描かれている(イラスト)。
ギデオンは四人の仲間が敗れてもなお虚勢を吐いたが、ボーラスは彼に現実を見るよう言い放った。曰く、その身を包む無敵の盾も「奇術」に過ぎぬ――ボーラスの鉤爪の一本が輝き出すと、それはバターを融かすように魔法の盾を貫き、鎧と肉を貫いた。このまま留まり死ぬか、逃げて生き延びるか選択を任されたギデオンは、苦悩の果てにドミナリア/Dominariaへプレインズウォークした[1]。
「ギデオンよ。自分が無敵と思えば、庇護者を気取るのもたやすいだろう。愚かなことだ。」― ニコル・ボーラス
脚注
- ↑ Hour of Devastation/破滅の刻(Magic Story 2017年7月26日 Ken Troop著)