Time Walk
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
19行: | 19行: | ||
*ターンを得る効果は「Your opponent loses next turn(あなたの[[対戦相手]]は次のターンを失う)」と書かれていた時期があった。このテキストが「あなたの対戦相手は次のターンに[[敗北]]する」と誤読されたため、文面が変更されることとなった。<ref name="feature_238b">[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/238b The Creation of Magic: The Gathering]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/014258/ マジック:ザ・ギャザリングのはじまり] ([[Daily MTG]])</ref><ref name="mm_190">[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/190 Avacyn City, Part 1]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/003168/ アヴァシンの街、その1] ([[Daily MTG]])</ref> | *ターンを得る効果は「Your opponent loses next turn(あなたの[[対戦相手]]は次のターンを失う)」と書かれていた時期があった。このテキストが「あなたの対戦相手は次のターンに[[敗北]]する」と誤読されたため、文面が変更されることとなった。<ref name="feature_238b">[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/238b The Creation of Magic: The Gathering]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/014258/ マジック:ザ・ギャザリングのはじまり] ([[Daily MTG]])</ref><ref name="mm_190">[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/190 Avacyn City, Part 1]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/003168/ アヴァシンの街、その1] ([[Daily MTG]])</ref> | ||
− | *[[赤]]にも同じ[[ | + | *[[赤]]にも同じ[[マナ総量]]で同様の効果の「Starburst」という[[カード]]が作られていた<ref name="feature_238b" /><ref name="arcana_308">[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/arcana/308 Alpha Playtest Cards: More!] ([[Daily MTG]]、英語)</ref>。 |
*プレイテスト時のカードを見る限り、一時期、[[島]]を1つ失うペナルティが設けられていたようである<ref name="arcana_308" />。 | *プレイテスト時のカードを見る限り、一時期、[[島]]を1つ失うペナルティが設けられていたようである<ref name="arcana_308" />。 | ||
*テストプレイのガンマ段階では、Ancestral Recallとともに[[コモン]]に設定されていた。強すぎた青を弱体化させるため、異様な[[カードパワー]]を持つこれら2枚はレアに変更された。<ref name="feature_238b" /> | *テストプレイのガンマ段階では、Ancestral Recallとともに[[コモン]]に設定されていた。強すぎた青を弱体化させるため、異様な[[カードパワー]]を持つこれら2枚はレアに変更された。<ref name="feature_238b" /> | ||
31行: | 31行: | ||
==関連カード== | ==関連カード== | ||
− | *後にいくつか修正版が作られている。まず[[ | + | *後にいくつか修正版が作られている。まず[[マナ総量]]こそ同じだが[[敗北条件|敗北]]のデメリットがついた[[最後の賭け/Final Fortune]]が作られ、その後[[マナ・コスト]]を修正した[[時間のねじれ/Time Warp]]が作られた。これ以降の追加ターンを得るカードは、時間のねじれを元にして作られている。亜種も[[時間のねじれ/Time Warp]]を参照。 |
*[[Extra Pulled]]のジョークカードで、効果だけはこれを上回るカード「[[Time Walk Variant 23|Time Walk Variant #23]]」が存在する。ただし[[追加コスト]]が非常に厳しい。(→[http://www.magiclibrarities.net/rarities-duelist-fantasy-extra-pulled-1.html Magic Rarities(ページ上段中央)]) | *[[Extra Pulled]]のジョークカードで、効果だけはこれを上回るカード「[[Time Walk Variant 23|Time Walk Variant #23]]」が存在する。ただし[[追加コスト]]が非常に厳しい。(→[http://www.magiclibrarities.net/rarities-duelist-fantasy-extra-pulled-1.html Magic Rarities(ページ上段中央)]) | ||
*[[アングルード2]]で[[Time Walk on the Wild Side]]というパロディカードが予定されていたが、アングルード2自体が没になった<ref name="mm_260">[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/260 Un-Seen]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/023320/ アンの視点] ([[Daily MTG]])</ref>。 | *[[アングルード2]]で[[Time Walk on the Wild Side]]というパロディカードが予定されていたが、アングルード2自体が没になった<ref name="mm_260">[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/260 Un-Seen]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/023320/ アンの視点] ([[Daily MTG]])</ref>。 |
2021年5月4日 (火) 22:04時点における版
パワー9の1枚。たったの2マナで追加のターンを得られるソーサリー。
シンプルな効果でありながら非常に多くの利用法があり、またこの軽さによってそれらの有効性が格段に増している。
同じパワー9のAncestral Recallと比べ「爆発力で劣るが総合力で勝る」といった評価も見られる。新たに得たターンのドローを考えれば事実上のキャントリップでもあり、カード・アドバンテージを失わないのも嬉しい。
1994年1月25日より、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カードに指定される。タイプ1.5では制定当初から禁止カードで、2004年9月20日よりタイプ1.5から移行したレガシーでも続けて禁止カードに指定されている。
利用
- テンポを失わず土地を伸ばすことができる。
- ターン中まずこれを通しておけば、その後フルタップによる危険性を排除した上で、好きに呪文を使える。
- 毎ターン回収するコンボで無限ターン(→繰り返す悪夢/Recurring Nightmare、エターナルオース)。
- 連続突撃/Relentless Assault。クリーチャー以外のタップ能力を持つパーマネントも連続で突撃できる。
開発秘話
パワー9の一角だけあって、リミテッド・エディションのテストプレイ段階での数多くの逸話がある。
- ターンを得る効果は「Your opponent loses next turn(あなたの対戦相手は次のターンを失う)」と書かれていた時期があった。このテキストが「あなたの対戦相手は次のターンに敗北する」と誤読されたため、文面が変更されることとなった。[1][2]
- 赤にも同じマナ総量で同様の効果の「Starburst」というカードが作られていた[1][3]。
- プレイテスト時のカードを見る限り、一時期、島を1つ失うペナルティが設けられていたようである[3]。
- テストプレイのガンマ段階では、Ancestral Recallとともにコモンに設定されていた。強すぎた青を弱体化させるため、異様なカードパワーを持つこれら2枚はレアに変更された。[1]
イラスト
リミテッド・エディションとアンリミテッドのイラストには、3体の肉付きの骸骨が描かれている。様々な想像をかきたてる不思議な構図となっており、アーティストのAmy Weberを代表するイラストの1つとして挙げられる。
- リミテッド・エディションの骸骨3体は、時のらせんで登場した永劫での歩み/Walk the Aeonsのイラストにも出演している[4]。
ヴィンテージ選手権11では、優勝者Mark Hornungに新規描き下ろしイラストのTime Walkの額が贈られた[5](イラスト)。このイラストはMagic OnlineのキューブドラフトやVintage Mastersでも採用されている。
関連カード
- 後にいくつか修正版が作られている。まずマナ総量こそ同じだが敗北のデメリットがついた最後の賭け/Final Fortuneが作られ、その後マナ・コストを修正した時間のねじれ/Time Warpが作られた。これ以降の追加ターンを得るカードは、時間のねじれを元にして作られている。亜種も時間のねじれ/Time Warpを参照。
- Extra Pulledのジョークカードで、効果だけはこれを上回るカード「Time Walk Variant #23」が存在する。ただし追加コストが非常に厳しい。(→Magic Rarities(ページ上段中央))
- アングルード2でTime Walk on the Wild Sideというパロディカードが予定されていたが、アングルード2自体が没になった[6]。
その他
- このカードとAncestral Recall、Timetwisterの3枚をビッグ・ブルーと呼んだ。ただこの通称は、同名のデッキができてからはあまり使われていない。
- その昔、カナダでカードの偽造団が逮捕されたことがあるが、彼らの偽造したカードのうち最も多く製造されたのがこのカードだった。
- 最古のカードの1つでありながら、初版のルール文章と現在のオラクルが全く同じという数少ないカードである。
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 The Creation of Magic: The Gathering/マジック:ザ・ギャザリングのはじまり (Daily MTG)
- ↑ Avacyn City, Part 1/アヴァシンの街、その1 (Daily MTG)
- ↑ 3.0 3.1 Alpha Playtest Cards: More! (Daily MTG、英語)
- ↑ Card of the Day 2008/12/15 (Daily MTG、英語)
- ↑ 2011 U.S. National Championship - Day 1 Blog (Daily MTG、英語)
- ↑ Un-Seen/アンの視点 (Daily MTG)