召喚酔い
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このような状態のクリーチャーは、俗に「'''召喚酔いの状態にある'''」「'''召喚酔いの影響を受けている'''」「'''酔っている'''」と呼ばれる。 | このような状態のクリーチャーは、俗に「'''召喚酔いの状態にある'''」「'''召喚酔いの影響を受けている'''」「'''酔っている'''」と呼ばれる。 |
2008年7月24日 (木) 23:24時点における版
召喚酔いは、クリーチャーに関する制限のルールを表す俗語。
簡単に言えば「出したばかりのクリーチャーは使えない」というものである。
目次 |
召喚酔い(Summoning Sickness)
コントローラーの最新のターンの開始時から継続してコントロールされていないクリーチャーは、攻撃に参加できず、起動コストにタップ・シンボルを含む起動型能力を使用できない。(CR:212.3f)
このような状態のクリーチャーは、俗に「召喚酔いの状態にある」「召喚酔いの影響を受けている」「酔っている」と呼ばれる。
また、速攻を持つクリーチャーはこのルールを無視する。
メイン・フェイズでクリーチャーを場に出したとき、そのクリーチャーは(速攻を持たない限り)召喚酔いの状態になっている。召喚酔いが解除されるのは、通常は次の自分のターン開始時。
- 召喚酔い状態でも、ブロックには参加できる。
- コントロールが移動した場合も、クリーチャーは召喚酔い状態になる。(「召喚酔い」という言葉で覚えていると誤解しやすいので注意。)
- 例:背信の化身、痣矛奇/Azamuki, Treachery Incarnateの能力で奪ったクリーチャーは、速攻を持たない限り、召喚酔い状態となり、攻撃に参加できない。
- 例:脅しつけ/Threatenで奪ったクリーチャーは、速攻を持つので、攻撃に参加できる。
- 召喚酔い状態でも、タップ・シンボルを含まない起動型能力は問題なくプレイできる。
- 召喚酔い状態でも、呪文や能力のコストとしてタップすることは可能。
- 例:野戦外科医/Field Surgeonは、召喚酔い状態でも自身をタップしてその能力をプレイできる。
- 例:召集を持つ呪文をプレイする際、コストを減らすために召喚酔い状態のクリーチャーをタップしてもかまわない。
- フェイズ・インしたクリーチャーは、それ以前にコントロールされていた期間の長さに関わらず、召喚酔いの影響は受けない。
クリーチャーでないパーマネントがクリーチャーになった時のルール
良くあるルールの質問として、「ミシュラランドなどをクリーチャー化した場合、それは召喚酔いになるんですか」というものがある。
そのクリーチャーがいつクリーチャー化したかに関係なく、パーマネントとしてターン開始時から継続してコントロールしていれば、それは召喚酔いではない。
逆に、場に出した(コントロールを得た)時点でクリーチャーではなかったからと言って、それが召喚酔いにならないと言うような事はない。
- 考え方としては、そもそも召喚酔いはクリーチャーに限らず全てのパーマネントがなっており、クリーチャーでなければ影響が無いだけと考えると良い。
- 通常、土地は出してすぐに自らのマナ能力をプレイすることが出来るが、マナ能力も立派な「タップ・シンボルをコストに含む起動型能力であるため、クリーチャー化して召喚酔いの影響を受ける状態になると、マナ能力をプレイ出来なくなることに注意。
俗語としての召喚酔い
もともと俗語として世の中に広まったものだが、ミラージュからウルザズ・レガシーまでのカードでは「召喚酔いに影響されない」という記述が実際にテキストに使用されている。
これらは現在のOracleでは「速攻」に書き換えられている。
- 未来予知で、はじめから土地でもクリーチャーでもあるドライアドの東屋/Dryad Arborが登場した為、久しぶりにこのテキストが使用された。
- このルールの項を現す公式な呼称が特に無いため、総合ルールでも「召喚酔い」という言葉が俗称として記述されている。