鏡に願いを/Beseech the Mirror

提供：MTG Wiki

2023年9月30日 (土) 10:37時点における版

黒の無制限サーチソーサリー。協約し、かつサーチしたカードのマナ総量が4以下なら即時にマナ・コストを支払うことなく唱えることもできる。

色拘束が強いとはいえ、ほぼ魔性の教示者/Diabolic Tutorと同等に使える4マナ域かつこのおまけは破格。自身と同じ4マナの呪文を踏み倒すなら、サーチの短所であるテンポ・アドバンテージの逸失をせずに済むし、コンボデッキではサーチからコンボを完成させるまでのタイムラグを潰せる。そうでなくても協約のタネという小さな損失のみでライブラリーの4マナ以下の好きな呪文にアクセスしその場で唱えることができるというのは、それらを実質5～8枚積み体制として水増しする方向性も、少量ずつ散らしたカードをシルバーバレットするという方向性も無理なく両立させ柔軟に扱える。通常のサーチカード以上に、カードプールの広さが強さに影響すると言える。

登場時のスタンダードは優秀な多色地形が豊富に存在しており、トリプルシンボルも見た目ほどの負担にはならない。同じくサーチを行う呪文はそれぞれ一長一短の関係にあり、特に悪魔の意図/Diabolic Intentや無許可の発送/Illicit Shipmentは同じく生け贄を要求するためサクリファイス戦略と噛み合うという辺りも類似する。

リミテッドでは、やはり色拘束の強さが難点。ピックしたなら意識して黒に寄せるようしておくと、中盤から終盤まで役立ってくれるだろう。継続的に宝物を生成する蒐集家の保管庫/Collector's Vaultなどは、色マナおよび協約のタネの双方を供給してくれるため相性が良い。

サーチにあたっては追放領域を経由する。手札に加えるだけならほぼ気にする必要はないが、追放領域からのプレイを参照するカードとの作用には注意。同じエルドレインの森に収録の超常の旅/Extraordinary Journeyによるドローの誘発条件を満たしたり、登場時のスタンダードにおいては魂なき看守/Soulless Jailerがいると追放領域から唱えられるのがクリーチャーだけになるといったシチュエーションが考えられる。

• 十分な協約コストが揃っていれば、ライブラリーにある鏡に願いを全て唱えきれる。ストームを稼ぎたい場合などに有効。

• モチーフは、『白雪姫』で王妃が魔法の鏡に問いかけるシーンと思われる。

ルール

• 基本的なルールは解決中に呪文を唱える、マナ・コストを支払うことなく唱えるを参照。
• 唱える場合、呪文としてマナ総量が4以下であることが条件である。例えば木苺の使い魔/Bramble Familiarをサーチして、初めてのお使い/Fetch Questとして唱えることはできない。

関連カード

• 3年前のゼンディカーの夜明けに収録された切望の報奨/Coveted Prizeは似た働きをする。そちらはパーティーがそろっていることが条件。

参考

• サーチカード（機能別カードリスト）
• カード個別評価：エルドレインの森 - 神話レア