税血の収穫者/Bloodtithe Harvester

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(スタンダード(イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期))
 
31行: 31行:
 
:採用されるカードの質にムラが生じやすいこのフォーマットにおいて、クリーチャーと除去を一枠で両方こなせるという点はとりわけ便利である。
 
:採用されるカードの質にムラが生じやすいこのフォーマットにおいて、クリーチャーと除去を一枠で両方こなせるという点はとりわけ便利である。
 
:[[黒赤]]には他にも血を生成するカードが多く存在しており、その気になれば[[ファッティ]]も道連れにできるほどの修整値も夢ではない。
 
:[[黒赤]]には他にも血を生成するカードが多く存在しており、その気になれば[[ファッティ]]も道連れにできるほどの修整値も夢ではない。
:吸血鬼の[[クリーチャー・タイプ]]も[[マルコフの報復/Markov Retribution]]などの[[部族カード]]で活かすことができる。
+
:吸血鬼の[[クリーチャー・タイプ]]も[[マルコフの報復/Markov Retribution]]などの[[タイプ的カード]]で活かすことができる。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==

2024年7月19日 (金) 08:48時点における最新版


Bloodtithe Harvester / 税血の収穫者 (黒)(赤)
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire)

税血の収穫者が戦場に出たとき、血(Blood)トークン1つを生成する。(それは「(1),(T),カード1枚を捨てる,このアーティファクトを生け贄に捧げる:カード1枚を引く。」を持つアーティファクトである。)
(T),税血の収穫者を生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-X/-Xの修整を受ける。Xは、あなたがコントロールしている血トークンの数の2倍に等しい。起動はソーサリーとしてのみ行う。

3/2

戦場に出たとき生成し、自身を生け贄に捧げることでクリーチャーに血トークン数の2倍のマイナス修整を加える能力を持つ吸血鬼

目次

[編集] 解説

2マナ3/2と単純に軽量クリーチャーとして優秀なうえ、さらに単体でもタフネス2までの除去も行える。序盤はもちろん、血トークンさえ用意できるのであれば終盤にも役立つ優良クリーチャー。の得意とする墓地利用と組み合わせれば、使い回し可能な除去として運用することもできる。その場合は出し直すたびに血が増えて除去範囲が広がっていく点も嬉しい。高パワーで相討ちを狙いやすいことも含め、クリーチャー主体のデッキに対して強いカード。

ただし起動型能力タップ能力ゆえのラグやソーサリー・タイミング限定のため除去に対応して起動することができない点には注意したい。タフネス2と炎恵みの稲妻/Flame-Blessed Boltをはじめとする多くの火力の射程圏内であるので、純粋な除去カードに比べると信頼性は劣る。クリーチャーとしても使える汎用性とのトレードオフと言えよう。

続く神河:輝ける世界で登場したキキジキの鏡像/Reflection of Kiki-Jikiとのシナジーが強力である。速攻持ちのこれのコピートークンを生み出すことで対戦相手のクリーチャーを継続的に除去し続けられる上、血トークンの数が増えていくことで、数ターン放置されれば重量級クリーチャーまで除去することが可能となる。

[編集] フォーマットでの活躍

[編集] スタンダードゼンディカーの夜明け~ニューカペナの街角期

登場直後はミッドレンジ戦略を否定するイゼット天啓トップメタであったため活躍の機会がほぼなかった。
禁止改訂により同デッキが弱体化し、神河:輝ける世界が参入すると1枚でアーティファクトを含む2つ分の生け贄を確保できる点を買われラクドス・サクリファイスで採用されるようになった。このデッキではヴォルダーレンの美食家/Voldaren Epicureも併用されるのでマイナス修整能力も活かしやすい。
ニューカペナの街角参入後はグリクシス吸血鬼欲深き者、エヴリン/Evelyn, the Covetous誘発条件として利用される。

[編集] スタンダード(イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期

グリクシス・ミッドレンジジャンド・ミッドレンジなど、多くの黒赤系ミッドレンジデッキで採用される。
また、ラクドス・リアニメイトなどのリアニメイト系デッキにも採用される。こちらでは相討ち要員としてアグロ相手を減速させつつ、血トークンによるルーティングでリアニメイト先の仕込みもこなせる。
いずれのデッキでおいても高確率で鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breakerとセット運用され、上記のキキジキの鏡像との組み合わせによる戦場の制圧を狙うことができる。
鏡割りの寓話禁止後は、黒赤系のデッキが環境から減少したことによりこのカードをトーナメントシーンで目撃する機会も減少した。

[編集] パイオニア

ラクドス・ミッドレンジの主要パーツとして定着している。キキジキの鏡像とのコンボが狙えるほか、致命的な一押し/Fatal Pushとの相性も良く、1枚から紛争を2回まで自発的に機能させることができる。
また、ラクドス・サクリファイスにおいても採用される。特記すべき点として、夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Denが禁止される前は、あちらの能力で使い回しが可能なためより強力であった。

[編集] リミテッド

採用されるカードの質にムラが生じやすいこのフォーマットにおいて、クリーチャーと除去を一枠で両方こなせるという点はとりわけ便利である。
黒赤には他にも血を生成するカードが多く存在しており、その気になればファッティも道連れにできるほどの修整値も夢ではない。
吸血鬼のクリーチャー・タイプマルコフの報復/Markov Retributionなどのタイプ的カードで活かすことができる。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

イニストラード:真紅の契りアンコモンの2クリーチャーサイクル。それぞれリミテッドの2色のアーキタイプに対応している。

[編集] ストーリー

イニストラード:真紅の契り注目のストーリーの1枚。

オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldarenは自らの結婚式に向けて、ステンシア/Stensia州の人間/Humanたちから「税」の徴収を始めた――式の日まで毎夜、提供された器で一人につき一杯分の血液を納めるよう布告を発したのだ(イラスト[2]

[編集] 脚注

  1. 『イニストラード:真紅の契り』一部カードにおけるテキスト訂正のお知らせとお詫び(マジック日本公式サイト 2021年11月11日)
  2. Episode 1: Tithes and Invitations/メインストーリー第1話:徴税と招待状(Magic Story 2021年10月28日 K. Arsenault Rivera著)

[編集] 参考

MOBILE