天界の曙光/Celestial Dawn

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2009年6月28日 (日) 13:18時点における版


Celestial Dawn / 天界の曙光 (1)(白)(白)
エンチャント

あなたがコントロールする土地は平地(Plains)である。
あなたがコントロールする土地でないパーマネントは白である。あなたがコントロールする呪文とあなたがオーナーであり戦場にない土地でないカードについても同様である。
あなたは、白マナを好きな色のマナであるかのように支払ってもよい。あなたは他のマナを無色マナであるかのようにのみ支払ってもよい。


自分の呪文を全てに、土地を全て平地に変えるかのようなエンチャントデッキが白単色同然になる。

イメージは単純なのだが、マジックのルールを大胆に上書きしてしまうこの効果は、作り手が考えていた以上にややこしかったため、何度もエラッタが出された。

きちんと計算されたデッキでは侮れない動きを見せ、白い火力打ち消しが乱舞する様は圧巻である。色を気にせずカードを使えるようになり、白をパワーアップさせるカード(十字軍/Crusade八ツ尾半/Eight-and-a-Half-Tailsなど)はより強力になる。逆に、白色対策カードAnarchy野火/Flashfiresなど)から受ける被害も大きくなるので注意。

白い分解

ウィザード・レミィの冒険において、鉤爪のジィーリィーラン/Zirilan of the Clawを主軸としたドラゴン・シュートデッキを操るジーリスは、ジィーリィーランなしでも手札にきたドラゴンをプレイできるよう、マナの安定化の一環として天界の曙光を利用していた。

ハイランダーという制限の中で一枚でも多くの直接ダメージ呪文をデッキに投入するため、生命吸収/Drain Lifeとのコンボがもう一つの狙いとしてあった。だが、第5版において生命吸収のテキストが「Xは(黒)でしか支払えない」から「Xは黒マナでしか支払えない」に変更され、当時の天界の曙光のテキストではコンボとして機能しなくなった。そのため、総集編の記事では生命吸収ではなく分解/Disintegrateに置き換えられていた。

  • 発売時のテキストは以下の通り。

あなたがオーナーの、土地でなく、場にも出ていないカードは、すべて白になる。あなたがコントロールする土地でないパーマネントは、すべて白になる。あなたがコントロールする土地は、すべて平地になる。これらのカードとパーマネントの、すべてのコストに含まれる色マナのマナ・シンボルは、すべて(白)になる。


本来は黒マナのない状況から天界の曙光をプレイし、そのターンのうちに生命吸収という鮮やかな逆転劇だったが、この修正により赤の防御円を出しているわけでもないレミィに対しわざわざ無駄な動作をして白い分解を撃つという、単に嫌味な話になってしまった。

  • さらに、生命吸収から分解に変更されたおかげで「もしあれが宝石の広間/Hall of Gemstoneだったら~」という、本来なら鋭い洞察力を披露する場面が、間抜けなやりとりへと変貌した。

関連カード

参考

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