稲妻/Lightning Bolt

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===サイクル===
 
===サイクル===
 
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===亜種===
 
[[X火力]]でない火力は全てこれの亜種といえる。ここでは1マナで3点以上のダメージを与えうるカードに絞って例示する。
 
<!--登場順-->
 
*[[Chain Lightning]] - [[ソーサリー]]。[[コピー]]。
 
*[[炎の斉射/Blazing Salvo]] - [[懲罰者カード]]。
 
*[[掃射/Strafe]] - ソーサリー。対象は赤以外のクリーチャーのみ。
 
*[[癇しゃく/Fiery Temper]] - [[マッドネス]]、通常は3マナ。
 
*[[熱病の魔除け/Fever Charm]] - 対[[ウィザード]]。
 
*[[火花の精霊/Spark Elemental]] - [[歩く火力]]。
 
*[[溶岩の撃ち込み/Lava Spike]] - ソーサリー・[[秘儀]]。
 
*[[裂け目の稲妻/Rift Bolt]] - ソーサリー・[[待機]]、通常は3マナ。
 
*[[炎の斬りつけ/Flame Slash]] - ソーサリー。対象はクリーチャーのみ。4点火力。
 
  
 
===下位互換===
 
===下位互換===
非常にたくさんの下位互換が存在する。
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1マナ3点のものも含め、いくつかの下位互換が存在する。
なお、1マナ2点火力の系譜は[[ショック/Shock]]を、2マナ3点火力の系譜は[[火葬/Incinerate]]を、[[追加コスト]]として何かを[[生け贄に捧げる]][[単体火力]]の系譜は[[Goblin Grenade]]を、追加コストとして[[手札]]を[[捨てる]]単体火力の系譜は[[音波の炸裂/Sonic Burst]]を、固定[[ダメージ]]を複数の[[対象]]に[[割り振る]]単体火力の系譜は[[発火/Pyrotechnics]]参照のこと。
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*[[Chain Lightning]] - [[ソーサリー]]。通常は[[対戦相手]]に[[コピー]]の選択権がある。
<!--登場順-->
+
*[[炎の斉射/Blazing Salvo]] - [[懲罰者カード]]
*[[発火/Pyrotechnics]] - ソーサリー。[[ダメージ]]を複数の[[対象]]に[[割り振る|割り振れる]]。4点火力。
+
*[[溶岩の撃ち込み/Lava Spike]] - 対象は[[プレイヤー]]のみ。ソーサリー・[[秘儀]]
*[[Goblin Grenade]] - ソーサリー。[[ゴブリン]]を[[生贄に捧げる|生贄]]。5点火力。
+
*[[掃射/Strafe]] - ソーサリー。対象は赤以外のクリーチャーのみ。
*[[火葬/Incinerate]] - 2マナ3点火力。
+
*[[ショック/Shock]] - 1マナ2点。
*[[ショック/Shock]] - 1マナ2点火力。
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*[[焦熱の槍/Scorching Spear]] - ソーサリー。1マナ1点。
*[[音波の炸裂/Sonic Burst]] - [[手札]]を1枚[[無作為に]][[捨てる]]。4点火力。
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*1マナ1点火力
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<!--登場順-->
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**[[魔力激突/Mana Clash ]] - [[コイン投げ]]。
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**[[ふにゃふにゃ/Searing Touch]] - [[バイバック]]4マナ。
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**[[焦熱の槍/Scorching Spear]] - ソーサリー。
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*[[キャントリップ]]付き
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<!--登場順-->
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**[[火炎/Flare]] - スロー・トリップ付き。3マナ1点火力。
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**[[加撃/Zap]] - ファスト・トリップ付き。3マナ1点火力。
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*[[ピッチスペル]]
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<!--登場順-->
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**[[火炎破/Fireblast]] - 6マナ、山を2つ生け贄。4点火力。
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**[[雷音/Thunderclap]] - 3マナ、山を1つ生け贄。クリーチャーのみ、3点火力。
+
  
 
==その他==
 
==その他==

2010年12月22日 (水) 18:48時点における版


Lightning Bolt / 稲妻 (赤)
インスタント

クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える。


マジック初の火力呪文の1つで、最高の火力との呼び声高いカード。また、最古のサイクルを成すカードの1つでもある。

1マナで3点ダメージと非常に効率がよい。タフネス3の中堅クリーチャーまでもインスタント・タイミング除去可能であり、その上、プレイヤー本体にも撃ち込めるため、特殊な状況下でない限りまったく無駄にならない。使用制限・デメリットなしの1マナ火力としては破格の高性能。このカード以上のコスト・パフォーマンスを持った火力は、黎明期でさえも作られていないし、今後も作られることはないだろう。

後に多くの亜種が作成されているが、その多くは性能が下方修正されている。そうしたバランス調整の結果生み出されたショック/Shock火山の鎚/Volcanic Hammer第7版第9版)、火葬/Incinerate第5版第10版)は、昨今の火力の基幹となる後継カードである。特にショックは1マナ火力の基準線(ベースライン)・標準値(デフォルト)とみなされている。

利用

高いダメージ効率と使い勝手の良さから、赤単色からタッチしたデッキまで、多種多様なデッキで活躍する。エターナルにおいてですら黎明期から現在までバーンデッキの中核を担っていることからも、歴代最高の火力と言われるカードパワーが伺える。

基本セット収録とカードパワー

稲妻はアルファから第4版まで基本セットの常連であった。しかし、第5版では「カードパワーの割に低コスト」という理由で収録されず、代わりに火葬/Incinerateが収録された(Taming the Flames(Duelist誌17号の記事))。

そうして何年も経った基本セット2010で復帰することになる。これは基本セット2010の目玉として公式記事やファンサイトなどで度々取り上げられた。新規のフレイバー・テキストも、久々の再録に相応しいものが用意された。

火花魔道士は叫び、彼が若かった頃の嵐の怒りを呼び起こそうとした。 驚いたことに、空はもう再び見られないと思った恐るべき力で応えた。

再録についてマーク・ローズウォーターDrop and Give Me 2010(邦訳:さあ2010だ)で2つの理由を挙げて説明している。第一の理由は、クリーチャーのカードパワーが向上したことで、相対的に稲妻のカードパワーが下がったためとされる。

そして、より重要な第二の理由とは、基本セット2010においても依然として1マナ火力の基準線はショック/Shockであるものの、ゲーム上、稲妻が存在しても許容範囲内に収まると判断されたこと。つまり、R&Dによってゲームが慎重にコントロールされるならば、稲妻のようなパワーカードの存在も許されるという方針が理由である。これは将来的に基本セットの常連として稲妻が返り咲いたわけではなく、あくまで制限付の一時的な復帰とされる(ローズウォーターは稲妻とは別のパワーカードの将来的な基本セット再録の可能性すら示唆している)。

その後、基本セット2011でも再録。

関連カード

サイクル

ブーンズマジック黎明期の基本セットに収録されたサイクルであり、すべて1マナで3つ分の何かを発生させる。

それぞれ各の特徴をよく表しているが、そのカードパワーには大きなばらつきがある。

下位互換

1マナ3点のものも含め、いくつかの下位互換が存在する。

その他

  • 初期のジャッジ褒賞カードとしてFoil版が作成されている。この頃はDCIマークが入っていないなど、過渡期を思わせるデザインである。
  • 初期のマジックにおいてクリーチャー評価(主に酷評)の基準に使われていた。どんなに性能が高いクリーチャーでも、それがタフネス3以下であれば、曰く「所詮稲妻一発で落とされる」というように。
    • また、「タフネスが低いが高性能のクリーチャー」を表す用語「ボルトベイト」の語源でもある。
    • 基本セット2010以降の環境でも同様に、タフネス4以上が「稲妻で焼けない」を根拠に一つのステータスとされる。
  • これと火炎破/Fireblastのおかげで、「赤相手でライフ一桁は秒読み段階」などとすら言われたこともあった。
  • カード名をかな表記する場合は「いなづま」ではなく「いなずま」が正しい。
    • これはマジックの話で、現代日本語では音韻主義に従って「いなずま」が本則とされているものの、語源を考えて「いなづま」と書いてもかまわない。ただし、多くの日本語入力システムで「いなづま」から「稲妻」への漢字変換ができないことが象徴しているように、近年はあまり使われない表記である。

参考

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