名誉回復/Vindicate
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2色以上で構成された多色カードが多数存在するインベイジョン・ブロック中で、対抗色が露骨に強いアポカリプスのカードの1つ。
3マナで砂漠の竜巻/Desert Twisterが撃てるというのは、いくら対抗色でもやりすぎではないかというくらいに強い。土地破壊やギミック破壊でパーミッションにも効果を発揮、邪魔なブロッカーも排除できるのでビートダウンへの採用も考慮できる、強力なプレインズウォーカーも対象に取ることができる…と、およそどんなデッキを相手取ってもムダになる事がないという万能カード。
ただし再生は可能であり、魂売り/Spiritmongerなどには対応しきれない。また、多色呪文なのでプロテクションに多少引っかかりやすい部分もある。それでもこれが破格のマナ・コストを持つ呪文であることに変わりない。
- 「名誉回復」と訳されているが、もう少し正しく言うのなら、「不当にかけられた容疑を不当であると立証すること」という、ちょっとわかりにくい意味である。カードっぽく訳すのであれば「潔白の証明」といったところか。
- ジェラード/Gerrardが一度はヨーグモス/Yawgmothの罠にかかり、その失敗を取り戻すためにレガシー/Legacyを起動、命と引き換えにヨーグモスを滅ぼしたシーンを再現したカード。フレイバー・テキストは、その際にジェラードが遺した別れの言葉である。
- しかし、その一連のストーリーを知らない人にとっては「何で名誉が回復するとパーマネントが壊れるの?」「何でパーマネントを壊す呪文で、ジェラードは遺言みたいなことを言ってるの?」と疑問を深める要因となった。
わたしを悼むようなことはしないでくれ。これがわたしの運命なのだから。― ジェラード
- ギルドパクトには、これをCIP能力として持つ絶望の天使/Angel of Despairが登場した。ちょっと重いが太陽拳のフィニッシャーとして立派に活躍していることからも、あらゆるパーマネントを除去できるということの強さが分かる。同時に、インスタントになった代わりにエンチャントかクリーチャーしか破壊できなくなった屈辱/Mortifyも登場した。
- 次元の混乱で、これの効果を付加する壊死スリヴァー/Necrotic Sliverが登場した。
- 無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyreは唱えた時に名誉回復と同じ効果が誘発する。