ブースター・ドラフト
提供:MTG Wiki
ブースター・ドラフト/Booster Draftとは、認定大会で一番多く行われているリミテッド形式。略して「ブードラ」と呼ばれることも多い。
目次 |
基本的な流れ
未開封パックを1人3つ持ち、1パックを開封しそのうちの1枚を取り、伏せて置く。残りのカードは隣のプレイヤーに渡す。 その後、「回ってきたカードから1枚取って(これをピックという)、残りを隣に渡す」を繰り返し、これを15枚のカードを全員がピックするまで続ける。 この手順を3パックぶん繰り返し、自分がピックした45枚のカードと好きな枚数の基本土地カードで40枚以上のデッキを構築する。
認定大会でのルール
認定大会ブースター・ドラフトでは、以下の3つが必要である。
- プレイヤー1人ごとにブースター3パック
- プレイヤー8人(まれに7人)
- 十分な基本土地カード
認定大会の場合、ブースターの開封の順序は発売された順の逆でなければならない。なお、このルールはミラディン包囲戦の発売に際し改訂されたもので、ゼンディカー・ブロック以前のブースターを用いる場合は、当時のルール通りに発売された順で開封される。通常は最新のブロックを用いて行われるが、「最新のブロックを用いなければならない」というルールは存在しない。ただし1つのドラフトテーブルでは、全員が同じブースターの組み合わせでなければならない。(グランプリのサブイベントでよく行われているカオス・ドラフトはルール上認定イベントとなるため、参加にDCIナンバーの記入が必要となっている。)
ドラフト開始前に無作為に席を決め、プレイヤーは1パック目を開封する。1パック目は右回り、2パック目は左回り、3パック目は右回りでドラフトを行う。 公認大会でルール適用度の高いドラフト戦になると、テーブルジャッジがつき、カードをピックする際にマジック・イベント規定に基づいた制限時間が設けられる。 また同様にルール適用度の高いドラフト戦ではあらかじめジャッジが開封し、カードに印が入っているカードでドラフト戦を行う。また、自分がピックしたカードおよび土地の枚数、メインデッキに使用するカードをデッキ登録用紙に登録しなければならない場合もある。
ドラフト戦の細かい規則はマジック・イベント規定に記されている。
カードの分配
ブースター・ドラフトでは未開封パックを用いるため、当然パック代が必要となる。そのため、ドラフト開始前にはパックから出たカードを誰がどのように持ち帰るかを決める。
「勝者総取り」は、シングルエリミネーションの結果の優勝者がレア、プレミアム・カード(まれにアンコモンも)を全て得られるというもの。この方式は負けた人が勝った人にレアを渡していくことで最終的に優勝者にレアが集まる。
「ピック取りきり」は自分がピックしたカードが持ち帰ることができる。特に制限はないのだが、デッキの強さよりも欲しいカードを優先してしまうと、ゲームとしてのバランスが崩れる傾向にある。
「レアドラフト(順位取り)」は上記2つの折衷案である。 大会が終わったらレア、プレミアム・カードを1箇所に集めロチェスター・ドラフトのように公開する。 その後、1位から順番に欲しいカードをピックして持ち帰ることができる。
ほとんどの場合、優勝者以外でも自分がピックしたコモンカードは持ち帰ることができる。基本土地カードは返却することが推奨される(スタッフが返却を要求する旨を伝えなければ返却しなくてもよい場合もある)。