トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy
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マジック最大の失態ともいえるデッキ、MoMaを生み出す要因となった伝説の土地。精神力/Mind Over Matterと共に、そのMoMaの根幹をなす。
下記のサイクルの1つだが、他のカードよりもマナを出す条件が緩すぎた。当時は0〜2マナのアーティファクトが多数存在しており、これ1枚から4〜6マナ程度なら平気で生み出すことが可能だった。精神力/Mind Over Matterと組み合わせれば、それこそ膨大な青マナを獲得できるのである。青マナしか生まないので基本的には青の呪文しか使われないが、当時の青には天才のひらめき/Stroke of Geniusという一種のX火力があったため、回り始めたターンにゲームが終わる。
このあまりの強さゆえ、マナ加速カードはその危険性を認識されることになった。今後ここまで凶悪なマナ加速のカードが出ることはないだろう。
- 無限コンボなどのコンボパーツとしても非常に優秀。→ターボ・サイクリング、Candelabra of Tawnos
- MoMaが大暴れしていた時期(MoMaの冬)には、青マナを必要としないデッキでさえ、当時のレジェンド・ルールを逆手にとって先置きするためだけにこのカードが4枚積みされることもあった。
- ヴィンテージではこれのために輪作/Crop Rotationが制限カードに指定されていたが、2009年7月1日解除された。
- The Top 50 Nonbasic Landsでも当然のように1位を獲得。
- 時のらせんでは廃墟になった姿を見ることができる。→アカデミーの廃墟/Academy Ruins
- 基本セット2014発売に伴うレジェンド・ルール変更の影響で、2枚目以降を引いても瞬間的なマナ加速として使用可能となり、かなり腐りにくくなった。セラの聖域/Serra's Sanctum、ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleも同様。詳細はセラの聖域を参照。
1999年1月1日より、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カード、スタンダードとエクステンデッドとタイプ1.5で禁止カードに指定される。同年7月1日より、やや遅れてウルザ・ブロック構築で禁止カードに指定される。2004年9月20日よりタイプ1.5から移行したレガシーでも続けて禁止。
統率者戦では2010年6月20日から禁止。1枚制限という環境ながら、やはりこのカードはあまりに凶悪すぎた模様。
関連カード
サイクル
- セラの聖域/Serra's Sanctum
- トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy
- ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower
- シヴの地溝/Shivan Gorge
- ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle
コントロールしている特定のパーマネント数だけマナを出すセラの聖域/Serra's Sanctum、トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy、ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleの3枚だけを指すこともある。