5-Color Magic
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5-Color Magicは、非公式フォーマットの1つ。1つの色につき最低25枚のカードを入れ、300枚以上のデッキでゲームを行う。
ヴィンテージでも使えないアンティ関係のカードやChaos Orbを使用できることが特徴。インビテーショナル01で採用され、そのときは3ゲームで勝ち取ったアンティの金額で競われた。
- アンティのランダム性を破る「泥棒(Thief)」としてDarkpactがアンティカードで唯一禁止カードに指定されている(かつては青銅のタブレット/Bronze Tabletも禁止されていた)。
- 一時期、アンティカードをすべて禁止していた時期があったが、統率者戦に人気を取られつつある中、当初の5-Colorらしさを取り戻すため、2009年に再びアンティが解禁されることになった。
- 5-Color Magic独自のインビテーショナルが開催されており、本家同様、優勝者はインビテーショナルカードを1枚デザインする権利が与えられる。これによって作られたのがMox Crystal、Frankyである。これらは5-Color Magicでのみ使用できる。
- Magic Online認定フォーマットであるプリズマティックは、このフォーマットを基にして作られた。
ルール
構築ルール
アンティ
5-Color Magicのマッチではアンティを賭けてプレイすることができる。アンティを賭ける場合は以下の手順でアンティを決める。
- ライブラリーを切り直して、対戦相手がカットした後にライブラリーの一番上のカードを公開する。以下の非プロキシ・カードはすべて自動的にアンティとして受理される。
- 土地でないレア・カード
- 土地でないFoilカード
- 土地でないDCIプロモーション・カード
- 5-Colorのプロモーショナル・カード
- 土地でない稀少度がタイムシフト(紫色)のカード
- 上記に該当しないカードでも、プレイヤーはアンティとして受理することを選ぶことができる。
- アンティとして受理されなかったカードは、そのライブラリーに戻して切り直す。
- 自動的にアンティが受理されるか、対戦相手がアンティとして受理するまで、1の手順を繰り返す。
トーナメント中にアンティでカードを失った場合、同じ名前のカードか基本土地カードに交換する。カードの交換はマッチが終わるまで行ってはならない。
先攻・後攻の決定
5-Color Magicでは、先攻・後攻の決定権は点数で見たマナ・コストが最も高いカードをアンティにしたプレイヤーが得る。該当プレイヤーが複数いる場合はアンティのマナ・コストの色マナが最も多いプレイヤーが選択権を得る。それでも該当プレイヤーが複数いる場合は、アンティのマナ・コストに含まれる色の種類が最も多いプレイヤーが選択権を得る。それでも1人に決まらない場合は無作為に1人を選ぶ。
マリガン
5-Color Magicでは、通常のマリガン(パリ・マリガン)に加えて、初期手札の土地カードの枚数によるマリガン(Land-based Malliganと呼ぶ)がある。
あなたの初期手札に土地カードが0,1,7枚であった場合、通常のマリガンを行う前に一度だけLand-based Malliganを行うことができる(プリズマティックのBig Deck Mulliganと違い、土地カードが6枚の場合にはできない)。
Land-based Mulliganを行った場合、通常のマリガンと異なり、初期手札を減らさず7枚引きなおす。そして、対戦相手はLand-based Mulliganを1回行う権利を得る。これは、対戦相手がLand-based Mulliganを行った場合も同様である。
エラッタ
5-Color Magicでは、以下のカードに5-Color Magic特有のエラッタが適用される。
- Contract from Below
- ルール文章を以下のように読み替える。
あなたの手札を捨てる。アンティを賭けてプレイしている場合、カード1枚をアンティに賭ける。カードを7枚引く。
- 宝石の鳥/Jeweled Bird
- ルール文章を以下のように読み替える。
アンティを賭けてプレイしない場合、プレイを開始する前に宝石の鳥をあなたのデッキから取り除く。
(T):あなたが宝石の鳥のオーナーである場合、宝石の鳥をアンティに賭ける。あなたのアンティからこの宝石の鳥以外のすべてのカードをあなたの墓地に置き、その後、カードを1枚引く。
- Chaos Orb、Falling Star
- ルール文章に以下の文章を追加する。
はじく前にこのカードをスリーブから取り除く。
その他特殊ルール
- カード資格
- 新しいカードはプレリリース・トーナメントの開催日から使用可能(リーガル)になる。
- パーマネント無き者
- プロキシでないパーマネントをコントロールしていないプレイヤーは話してはいけない。
- Chaos OrbとFalling Star
- 何らかの呪文や能力がChaos OrbあるいはFalling Starに関係している場合、戦場にあるパーマネントの位置を動かしてはいけない(タップできるようにカードの中央に画鋲が刺さっているものとして扱う)。この状態はChaos Orbが戦場にある限り継続する。
- Chaos OrbあるいはFalling Starが重ねられたカードの上に着地した場合、次の5-Color特有のルールが適用される。
- カードが重ねられており、Chaos OrbあるいはFalling Star(以下Orb/Star)が重ねられたカードの上に着地した場合、Orb/Starのカード領域の下にあるすべてのカード(他のカードの下になっているカードを含む)が効果を受ける。これにより、Chaos Orbが触れているカードのみが破壊される。
- 宝石の鳥/Jeweled Bird
- 5-Color Magicのイベントで使用できる宝石の鳥は、黒枠(アラビアンナイト版)あるいは著しく修正されたもの(クロニクル版)に限られる。このルールに適合しないカードと認定された場合、そのカードをゲームから取り除き、別のカードをドローする。
5-Colorプロモーショナル・カード
5-Color Magicでは、以下の専用カードが使用可能である。
禁止・制限カード
2014年2月時点のリスト。
禁止カード
- 機知の戦い/Battle of Wits
- 黒の夜明けの運び手/Bringer of the Black Dawn
- Darkpact
- 総体の知識/Holistic Wisdom
- 腹黒い夢/Insidious Dreams
- 平行思考/Parallel Thoughts
- Phyrexian Portal
- Shahrazad
- 隔離するタイタン/Sundering Titan
制限カード
- アカデミーの学長/Academy Rector
- 全ての太陽の夜明け/All Suns' Dawn
- Ancestral Recall
- 天秤/Balance
- Black Lotus
- Chaos Orb
- 輪作/Crop Rotation
- 世界のるつぼ/Crucible of Worlds
- Demonic Consultation
- 悪魔の教示者/Demonic Tutor
- 預言する妖術使い/Divining Witch
- 悟りの教示者/Enlightened Tutor
- 永遠の証人/Eternal Witness
- 加工/Fabricate
- Fastbond
- ギャンブル/Gamble
- けちな贈り物/Gifts Ungiven
- Grim Tutor
- 隠遁ドルイド/Hermit Druid
- 伝国の玉璽/Imperial Seal
- 直観/Intuition
- 等時の王笏/Isochron Scepter
- Library of Alexandria
- 魔力の墓所/Mana Crypt
- 魔力の櫃/Mana Vault
- 商人の巻物/Merchant Scroll
- Mox Crystal
- Mox Emerald
- Mox Jet
- Mox Pearl
- Mox Ruby
- Mox Sapphire
- 神秘の教示者/Mystical Tutor
- 郷愁的な夢/Nostalgic Dreams
- ドルイドの誓い/Oath of Druids
- 一望の鏡/Panoptic Mirror
- 親身の教示者/Personal Tutor
- 新たな芽吹き/Regrowth
- 太陽の指輪/Sol Ring
- 露天鉱床/Strip Mine
- 適者生存/Survival of the Fittest
- 森の占術/Sylvan Scrying
- 時のらせん/Time Spiral
- Time Vault
- Time Walk
- Timetwister
- 修繕/Tinker
- トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy
- Transmute Artifact
- 吸血の教示者/Vampiric Tutor
- Wheel of Fortune
- ヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargain
- ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will
参考
- 5-Color Magic (提唱サイト)
- 非公式フォーマット