コカトリス/Cockatrice
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アルファ時代から茂みのバジリスク/Thicket Basiliskと共に基本セットに存在していた。この2種はマナ・コストやP/Tなどほとんどの面で同じ性能であり、こちらは飛行を持っている点で上位互換となっている。同じセットに同居しているのは非常に珍しいといえるが、マジック創成期にはSedge Troll>ウスデン・トロール/Uthden Troll>灰色オーガ/Gray Ogreなどのようにレアリティによる露骨な上位互換がいくつか存在し、これもその一つともいえる。
ただ実際は、デッキにいれるとなると必ずしもこちら、というわけではなかった。普通飛行はあったほうが有利だが、寄せ餌/Lureとのコンボを使用する前提ならばその限りではなく、「ブロックされやすい」茂みのバジリスク/Thicket Basiliskのほうが採用されることも多かった。上位互換が必ず強い、と言うわけではないことを判り易く説明してくれるカード。
- 小さくすると猛毒トンボ/Venomous Dragonfly。壁を破壊できるようにはなったが、1マナでこの差は大きい。やはり、緑の飛行クリーチャーとしては強力すぎたのだろう。
- 時のらせんでタイムシフトカードとして再録。多くのクリーチャー・タイプが絶滅する中でこれはコカトリスのまま。
- ドイツ語版では、"Wolpertinger"という違う動物の名前に差し替えられている。→他言語との比較