ゴブリンのクレーター掘り/Goblin Cratermaker
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第1モードのショック/Shock相当のクリーチャー火力もそう悪くはないが、驚くべきは第2モード。対象が無色ならアーティファクトはおろか、クリーチャーでもプレインズウォーカーでも破壊する事ができる。
過去にもアーティファクト除去能力を持つゴブリンは多く存在するが、これほど広範囲のパーマネントを対象にできるものは非常に珍しい。解放された者、カーン/Karn Liberatedや精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon、引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornといった強力なフィニッシャー達をたったの3マナで除去可能であり、破格の性能を誇ると言えよう。
登場時のスタンダードでは、機体などの強力なアーティファクトを擁するカラデシュ・ブロックが退場してしまったことが惜しいが、同様の機能を有する削剥/Abradeの代わりとして赤系デッキに採用されている。
基本セット2020以降のスタンダードでは似た能力の燃えさし運び/Ember Haulerがライバル。同環境には無色パーマネントが比較的少ない上に、プレイヤーへ火力を飛ばせる点がチャンドラの吐火/Chandra's Spitfireとのシナジーになるため、赤単アグロでは専らそちらが使われる。
モダン以下では上記のような無色のパーマネントを多用するトロンやエルドラージに対するメタカードになりうる。しかし、数こそ多くは無いものの、出産の殻/Birthing Podのような有色アーティファクトを破壊することはできないので留意しておきたい。