陽光浄化者/Suncleanser
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クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)
陽光浄化者が戦場に出たとき、以下から1つを選ぶ。
・クリーチャー1体を対象とする。それの上からカウンターをすべて取り除く。陽光浄化者が戦場に残り続けているかぎり、それの上にカウンターを置くことはできない。
・対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはカウンターをすべて失う。陽光浄化者が戦場に残り続けているかぎり、そのプレイヤーはカウンターを得ることはできない。
クリーチャー1体か対戦相手1人がカウンターを得ることを禁止する人間・クレリック。
同系の効果を持つ厳粛/Solemnityと比べると、カード・タイプや効果範囲に制限が増えているものの、既に置かれているカウンターを取り除くことができ、クリーチャーゆえに複数枚引いても無駄にならない。ペナルティ能力無しの2マナ1/4というサイズも白では初であり性能は高い。
厳粛と同じくあからさまなエネルギー・カウンター対策だが、既にエネルギーデッキは禁止カード発効により弱体化したので遅きに失した感がある。ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirlerを受け止められるタフネスがあり、自分のクリーチャーを対象に選ぶことで損魂魔道士/Soul-Scar Mageからの-1/-1カウンターを防ぐことができるため、赤対策にはなるかもしれない。
低マナ・コストかつ高タフネスなので、包囲の塔、ドラン/Doran, the Siege Tower系カードを使って強化を図るのも手。スタンダードでは後続のセットで厳戒態勢/High Alertや太陽の義士、ファートリ/Huatli, the Sun's Heartなどが登場している。
リミテッドでは、カウンター関連のほとんどがレア以上なので単なる1/4のブロッカーになりかねないが、中盤までの壁役としては充分である。
- 2つ目の能力は対戦相手しか対象にできないことに注意。自分は選べないため感染などによる毒殺の対策にはならない。
- 毒殺対策にはならないが、毒カウンターを取り除くことができる数少ないカード。
- クリーチャーを対象にした誘発型能力が解決された場合、その後は視覚的変化が一切ないにも関わらずその事実をプレイヤーが記憶しておかねばならない。新世界秩序後の基本セット収録カードとしてはかなり珍しい部類に入る。同様のカードとして殲滅の龍、パラディア=モルス/Palladia-Mors, the Ruinerが同セットに収録されている。
ルール
- 能力でクリーチャーを選んだ場合、後でそのオブジェクトがクリーチャーでなくなったとしても、陽光浄化者が戦場を離れるまではカウンターは置くことはできない。
- 能力でプレイヤーを選んだ場合、後でそのプレイヤーが陽光浄化者のコントローラーにとっての対戦相手でなくなったとしても、陽光浄化者が戦場を離れるまではカウンターは得ることはできない。
- カウンターを置くことがコストである場合、そのコストを支払うことができない。呪文の追加コストであれば唱えることができず、能力の起動コストであれば起動ができない。
- 置換効果によってイベントが陽光浄化者の影響下にあるプレイヤーかクリーチャーにカウンターを置くことに置き換えられる場合、プレイヤーはそれを適用することができるがカウンターは置かれることはない。
- 陽光浄化者の影響下のクリーチャーに損魂魔道士の能力が適用されるダメージが与えられようとする場合、ダメージの代わりに-1/-1カウンターが置かれようとするが、それは不可能なため結果的に何も起こらない。