意地悪な狼/Wicked Wolf

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2019年10月9日 (水) 22:28時点におけるSPIT (トーク | 投稿記録)による版
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Wicked Wolf / 意地悪な狼 (2)(緑)(緑)
クリーチャー — 狼(Wolf)

意地悪な狼が戦場に出たとき、あなたがコントロールしていないクリーチャー最大1体を対象とする。これはそれと格闘を行う。
食物(Food)1つを生け贄に捧げる:意地悪な狼の上に+1/+1カウンターを1個置く。ターン終了時まで、これは破壊不能を得る。これをタップする。

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ETB格闘し、食物を食べて強くなる

食物を食べる能力は、+1/+1カウンターを乗せる永続効果と、破壊不能をターン終了時まで得る効果の複合。逆毛ハイドラ/Bristling Hydra起動型能力にかなり近く、バウンス追放は受けるが脱ぎ捨て/Cast Off等に耐えられるといった違いがある。また逆毛ハイドラと違って自前で食物を用意できないので、別のカードによる補助が必要となる。

ETB能力は元のサイズ中型のためそのままではアドバンテージが取りにくいが、前述の能力と組み合わせた場合に真価が発揮され、一方的格闘に近い効果となる。例えば1個食べれば同カードセット同色同マナ域のスター選手である探索する獣/Questing Beastを一方的に倒す事ができ、複数食べればその分格上も射程内となる。別のカードで食物を用意する手間はあるが、追加マナ不要でこの効果は非常に強力かつ使いやすい。また、この手の格闘効果は対応しての除去が弱点となるが、食物を余分に用意しておく事で牽制可能な点でも優れる。

登場時のスタンダードでは、金のガチョウ/Gilded Goose王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crownsとともに、シミック・フードバント・フードに採用される。

リミテッドでも非常に強力で、食物が無くても十分以上の活躍が見込めるし、特に意識せずとも食物の用意は可能だろう。

  • ETB能力の対象を取るかどうかは任意(0体という選択肢がある)だが、対象を取った場合は、解決時に格闘する事は強制となる。巨大化/Giant Growth等には注意。
    • これに関しても、食物があればケアが可能。
  • 破壊不能を持ったとしてもダメージは受ける。例えば格闘相手が絆魂感染を持っている場合、一方的格闘との差が生じる。

開発秘話

モチーフは、『赤ずきん』『三匹の子豚』など複数の童話に登場する「悪い狼(ビッグ・バッド・ウルフ)」。

最初のデザインでは、「赤ずきんやおばあさんを飲み込むが、狩人に腹を切られると出てくる」ことからのトップダウン・デザインで、自身よりパワーの小さいクリーチャー限定の放逐する僧侶/Banisher Priest系の能力を持っていた。しかし役割から離れすぎているとする反対意見が多く、現在の形に変更された[1]。公式記事で緑が放逐する僧侶能力の2種色とされていた[2]のは、この名残である。

脚注

  1. Eldraine Check, Part 3/エルドレイン・チェック その3Making Magic 2019年10月7日 Mark Rosewater著)
  2. Mechanical Color Pie 2017/メカニズム的カラー・パイ 2017年版(Making Magic 2017年6月5日 Mark Rosewater著)

参考

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