格闘

提供:MTG Wiki

移動: 案内, 検索

格闘(かくとう)/Fightは、キーワード処理の1つ。クリーチャー2体がお互いにダメージ与え合うことを意味する。イニストラードで制定された。


Prey Upon / 捕食 (緑)
ソーサリー

あなたがコントロールするクリーチャー1体と、あなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とする。その前者はその後者と格闘を行う。(それぞれはもう一方に自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。)


[編集] 定義

あるクリーチャーがクリーチャーと「格闘を行う/Fight」場合、それらの各クリーチャーは、それぞれもう一方に自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。格闘を行う呪文能力解決時に、いずれかのクリーチャーがすでに戦場にいなかったり、クリーチャーでなくなっていたり、何らかの理由で不適正対象になっていたりする場合、それらは格闘を行なわず、ダメージも与えられない。

[編集] 解説

闘技場/Arenaなどの俗に「殴り合い」と呼ばれる効果をキーワード化したもの。常磐木キーワードに位置づけられている。

殴り合い効果のうち「同時にダメージを与える」効果を含むカード5種類は、2011年9月のオラクル更新で格闘を行う形に変更された。Trackerなどはダメージを与えるタイミングが異なるため変更されていない(通常は差がないが、萎縮感染を持つクリーチャーの場合などに差が生じる)。

色の役割としては1種色が、2種色がとされている。特に緑は地上クリーチャー除去する手段が乏しいため、格闘は貴重な除去手段となる。

格闘を参照するカードとして、仇滅の執政/Foe-Razer Regent不吉な狩猟のニース/Neyith of the Dire Huntボクシング・リング/Boxing Ringが存在する。

  • 誘発型能力による格闘は「クリーチャー1体を対象とする。あなたは「これはそれと格闘を行う。」を選んでもよい。」という効果だったが、灯争大戦以降「クリーチャー最大1体を対象とする。これはそれと格闘を行う。」が標準となった。能力に対応して接死や強化を使われても格闘を取りやめられないので弱体化してしまったが、呪文や起動型能力による格闘ではその対処方法が有効なのに誘発型能力だけ異なる事を修正した形とも言える。
  • 英語名が同じカードが存在する(→待旦/Fight)。分割カードの半分であるため日本語訳は全く対応していないが、効果に格闘を含む。MTGアリーナ内の格闘キーワードの見出しが「待(たい)旦(たん)」と表記される誤字が長らく修正されないまま残っているのは、上記カードがあるため。

[編集] ルール

  • ダメージは同時に与えられる。
  • クリーチャーが自身と格闘を行う場合、そのクリーチャーは自身に自身のパワーに等しい点数のダメージを2回与える。
  • 格闘によるダメージは戦闘ダメージではない。先制攻撃二段攻撃など、戦闘関連の能力は機能しない。
    • 接死萎縮感染絆魂のようにダメージのルールを変更する能力は通常通り適用される。

[編集] 一方的格闘

格闘と同様にパワーを参照してクリーチャーにダメージを与えるが、「殴り返されない」ものはかつて開発部で「一方的格闘」と呼ばれていた。実際には格闘でないこともあり、より区別しやすい「噛みつき」という呼び名に改められた。詳細はそちらを参照。

エルドレインの王権以降、本来の意味での「一方的な格闘」は意地悪な狼/Wicked Wolf巨大猿、コグラ/Kogla, the Titan Ape吹雪の乱闘/Blizzard Brawlのように「格闘を行うが、その前に破壊不能を得る」という形で表現され、噛みつきとの差別化が図られている。無作法な挑発者/Brash Taunterは、格闘であるべき典型例。

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0


MOBILE