ゲインランド
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隠れ家(Refuge)とは、ゼンディカー初出の2色土地のサイクル。タルキール覇王譚では対抗色版が作られたほか、ゼンディカーの隠れ家(友好色5種)の同型再版も収録された。タルキール覇王譚版は運命再編、エターナルマスターズ、基本セット2020でも再録されている。
- タルキール覇王譚収録の10枚はいずれもカード名に「隠れ家」の名を冠さないが、この項で扱う。
Jungle Hollow / ジャングルのうろ穴
土地
土地
ジャングルのうろ穴はタップ状態で戦場に出る。
ジャングルのうろ穴が戦場に出たとき、あなたは1点のライフを得る。
(T):(黒)か(緑)を加える。
解説
タップインデュアルランドの上位互換の一つで、端的に言うなら「1点ライフ回復のETB能力がついたタップインデュアルランド」である。
ライフ1点というと些細なものに感じるが、土地に付属した効果としては悪くなく、対戦相手のデッキタイプによってはゲームへ与える影響も少なくない(→回復)。例えばライフを20点きっかり削り切ることを前提としたデッキなら、そのゲームプランを大きく狂わせることができるし、別の例として悪斬の天使/Baneslayer Angel(パワー5)が唯一のダメージソースであるデッキならば1ターンの猶予を得られることになるなど、決して侮れない。
スタンダードではチェックランドや神殿といった競合相手の存在により多用はされないものの、お守りがてら1~2枚挿されるケースも多かった。また、青黒コントロールなどに代表されるライフ回復手段に乏しい低速デッキの場合は4枚積みされることもある。
- 基本セット2020のブースターパックの基本土地枠には、一定確率でタルキール覇王譚版隠れ家サイクルか進化する未開地/Evolving Wildsが封入される。
- コモンの2色土地は少なく、一部の参照カードを使用しない限りはギルド門の上位互換であるため、パウパーの多色デッキでは重宝されている。
- ゼンディカー版はアンコモン、タルキール覇王譚版はコモンと、タップインデュアルランド同様に稀少度が低いので財布にやさしい。また、リミテッドでは多色デッキのマナ基盤の安定に大きく貢献してくれる。
- ペガサスの隠れ家/Pegasus Refugeはカード名に「隠れ家/Refuge」とつくが、このサイクルとの関係は無い。
- さらに、隠れ家/Safe Havenは日本語名が「隠れ家」だが、こちらもこのサイクルとは関係無い。
- ライフを回復(gain)できる事と、同じくライフにまつわる特性を持ったペインランドに準えて、「ゲインランド」と呼ばれる事もある。
該当カード
ゼンディカー
- セジーリの隠れ家/Sejiri Refuge
- ジュワー島の隠れ家/Jwar Isle Refuge
- アクームの隠れ家/Akoum Refuge
- カザンドゥの隠れ家/Kazandu Refuge
- 灰色革の隠れ家/Graypelt Refuge
タルキール覇王譚
- 友好色
- 平穏な入り江/Tranquil Cove
- 陰鬱な僻地/Dismal Backwater
- 血溜まりの洞窟/Bloodfell Caves
- 岩だらけの高地/Rugged Highlands
- 花咲く砂地/Blossoming Sands
- 対抗色
- 磨かれたやせ地/Scoured Barrens
- 急流の崖/Swiftwater Cliffs
- ジャングルのうろ穴/Jungle Hollow
- 風に削られた岩山/Wind-Scarred Crag
- 茨森の滝/Thornwood Falls
参考
- Little Things Matter(Building on a Budget 2009年9月16日 Jacob Van Lunen著)
- Developing Khans/カンのデベロップ(Feature 2014年9月8日 Erik Lauer著)
- Fire it Up(Card Preview 2019年6月21日 Andrew Brown著)
- 多色地形
- 土地
- カードの俗称