タップインデュアルランド

提供:MTG Wiki

移動: 案内, 検索

タップインデュアルランド(Comes-into-play-tapped Dual Land / Come-into-play-tapped Multiland / Dual taplands)は、タップ状態で戦場に出るタップイン2色土地の俗称。

色マナを出すに当たってデメリットがないために、デュアルランドの名称が用いられている。必ずしも基本土地タイプを2つ持っているわけではない。

目次

[編集] 解説





初出はインベイジョンで、友好色の5枚が収録された。これらはゲートウォッチの誓い同型再版が登場している。その後、イニストラードを覆う影では対抗色の5枚が登場した。単体ではほぼ機能の変わらない亜種として、コールドスナップでは特殊タイプ氷雪を、ラヴニカへの回帰およびギルド門侵犯では土地タイプを持ったギルド門サイクルが登場した。特にギルド門はコモンであるとともに、当時はまだ存在しなかった対抗色の物を含む10枚のサイクルとなっている。

デメリットなく色マナを出せるためマナ基盤の安定性に貢献するが、タップインのためテンポを失いやすいのが難点。そのためビートダウンデッキではあまり使用されないが、逆にコントロールデッキでは4枚投入も珍しくなく、特にインベイジョンでの初出時は青マナを出す2種類の需要が高かった。また、インベイジョン・ブロック構築の3デッキでは普通に8枚積みというケースも。

しかし第8版でインベイジョンのものが再録された際は、ペインランドたちを押しのけての収録となったため非難轟々。ウェイクなどの安定性向上には貢献したが、多くはオンスロートフェッチランドに活躍の場を阻まれ、オンスロート・ブロック退場後も親和ウルザトロン全盛のため環境の速度についてゆけず、と非常に不幸な境遇だったと言える。

ゲートウォッチの誓い及びイニストラードを覆う影で登場した10種のサイクルは、カジュアルプレイヤーが気軽に多色デッキを組めるように常にスタンダードに存在させることを目的に印刷された[1][2]。そのため、どの世界観で再録しても違和感のないシンプルなカード名になっている。カラデシュ以降は、主にブースターパックからは登場しない番外カードとしてプレインズウォーカーデッキデッキビルダーセットに再録された。基本セット2019では、通常のコモン枠ではなく基本土地枠から登場する。しかし、カードパワー不足と判断されたか、基本セット2020以降この役割は上位互換であるゲインランドに受け継がれている。

カルドハイムでは氷雪と基本土地タイプを持つ10種のサイクルが登場した。コールドスナップの氷雪タップインデュアルランドには固有名詞が含まれているものもあったため、基本土地タイプを持たせることにより新たなサイクルとしてつくられ、将来別の次元でも使えるように一般的な名前がつけられた[3]コモン2色土地としては初の「基本土地タイプを2つ持つ」土地であるため、氷雪関連だけでなく、基本土地タイプのシナジーを生かしたいデッキにとっても待望の選択肢である。

団結のドミナリアでは基本土地タイプを持つ10種のサイクルが登場した。カルドハイムと入れ替わる形で、テーマの1つである版図をサポートできる。

  • 登場当初は「新デュアルランド」と呼ばれていた。
  • レアリティが低く集めるのに苦労しない多色土地であり、貧乏デッキマナ基盤として重宝する。特にパウパーにおいては貴重な2色土地として活躍している。
  • ペインランドがエクステンデッドへの影響を考えて同型再版を避けたのに対し、こちらは同型再版が作られ、さらに上位互換も多数登場している。開発段階では強すぎると言われていたが、実際作ってみると危惧するほどのものではなかったということだろう。

[編集] 該当カード

[編集] インベイジョン

[編集] コールドスナップ氷雪

[編集] ラヴニカへの回帰ブロックギルド門

[編集] ゲートウォッチの誓い

[編集] イニストラードを覆う影対抗色

[編集] カルドハイム氷雪基本土地タイプ

[編集] 団結のドミナリア基本土地タイプ

[編集] 主な上位互換

2色土地の項も参照。

[編集] 脚注

  1. 暗き影 その2(Making Magic 2016年4月4日)
  2. 試供品の次は (Making Magic 2016年5月16日)
  3. Kaldheim Storytime, Part 1/『カルドハイム』の物語 その1

[編集] 参考

MOBILE