潜伏工作員、ザンチャ/Xantcha, Sleeper Agent
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Xantcha, Sleeper Agent / 潜伏工作員、ザンチャ (1)(黒)(赤)
伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ミニオン(Minion)
伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ミニオン(Minion)
潜伏工作員、ザンチャは、あなたが選んだ対戦相手1人のコントロール下で戦場に出る。
潜伏工作員、ザンチャは可能なら各戦闘で攻撃する。これはオーナーやオーナーがコントロールしているプレインズウォーカーを攻撃できない。
(3):潜伏工作員、ザンチャのコントローラーは2点のライフを失い、あなたはカードを1枚引く。この能力はどのプレイヤーも起動できる。
統率者2018でカード化されたザンチャ/Xantcha。潜伏工作員/Sleeper Agentのコンセプトを踏襲したリメイクで、攻撃強制能力とコントローラーに不利益を与えるオールプレイ能力を持つ。
1マナ3/3の潜伏工作員から二回りもサイズアップしており、そのままでは対戦相手に強大な戦力を与えてしまうことになるが、本来の主人たるオーナー(とそのコントロールするプレインズウォーカー)には刃向えないようになっている。オールプレイ能力と併せて、オーナーは高みの見物をしつつ他のプレイヤー間の対立を煽るようなデザインである。
通常の2人対戦ではいささか回りくどいため、もっぱら統率者戦などの多人数戦専用のカードと見るべきだろう。
- オールプレイ能力は、ザンチャのコントローラーも起動できる。ライフロス覚悟でハンド・アドバンテージを稼がれたり、ザンチャを始末できるカードを引かれたりすることもあるので注意。
- 印刷時のルール文章では、1番目の能力は「潜伏工作員、ザンチャが戦場に出るに際し、あなたが選ぶ対戦相手1人はこれのコントロールを得る。」という能力だった。のちに登場した囚われの聴衆/Captive Audienceは同種の能力を持っていながらも多人数戦でより合理的に働くルール文章だったため、そちらとの統一を図るべく、2019年9月のオラクル更新で現在の能力に改められた[1]。
- 印刷時の能力はコントロール変更効果だったため、多人数戦でザンチャをコントロールしていたプレイヤーが敗北すると、直前のコントローラー(通常はあなた)の元に戻ってきてしまっていた。詳細は多人数戦#ゲームから離れたプレイヤーに関するルールを参照。
- 2021年6月のオラクル変更でクリーチャー・タイプにファイレクシアンが追加された。
ルール
- 1つ目の能力は戦場に出る際の置換効果を発生させる常在型能力である。あなたがザンチャを解決するか、それを戦場に出そうとする効果を処理する際に対戦相手1人を選び、ザンチャはそのプレイヤーのコントロール下で戦場に出る。戦場であなたのコントロール下である瞬間は存在しない。また、対象を取るわけではないため、呪禁やプロテクションを得ているプレイヤーも選ぶことができる。
- 2人対戦の場合は、攻撃先として選択できる対戦相手やプレインズウォーカーが存在しないのでザンチャは攻撃できない。攻撃強制能力は無視される。
- 起動型能力のコントローラーはそれを起動したプレイヤーである(CR:113.8)。また、能力のルール文章に書かれている「あなた」はその能力のコントローラーを指す(CR:109.5)ので、ザンチャの能力でカードを引くのは能力を起動したプレイヤーである。
- 能力のコントローラーとザンチャのコントローラーは違っていてもよいことに注意。誰が起動しても、ライフを失うのはザンチャのコントローラーである。
ストーリー
ザンチャ/Xantchaは、ファイレクシア/Phyrexiaにより人間を模して作られた潜伏工作員。外見こそ人間の女性だが、それは体全体を人工の表皮で覆っているためであり、その肉体は機械で出来たファイレクシア人である。
詳細はザンチャ/Xantchaを参照。
脚注
- ↑ Throne of Eldraine Update Bulletin(News 2019年9月27日 Eli Shiffrin著)