根本原理
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根本原理(Ultimatum)とはアラーラの断片およびイコリア:巨獣の棲処で登場した3色7マナのソーサリー・サイクル。
ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げ、カードを3枚捨て、その後5点のライフを失う。あなたはあなたの墓地にあるクリーチャー・カードを1枚あなたの手札に戻し、カードを3枚引き、その後5点のライフを得る。
それぞれのカードがアラーラ/Alaraでは5つの断片/Shard、イコリア/Ikoriaでは5つのトライオーム/Triomeに対応しており、各陣営のメインカラー3マナとその友好色(アラーラ)か対抗色(イコリア)各2マナという、重い上に色拘束が厳しいマナ・コストを持っている。その分効果はいずれも強力で、決まれば大きなアドバンテージを得ることができ、その場で勝負が決することも多い。
マナ・コストの問題から多用はされないものの1~2枚投入する、といった用いられ方をすることがある。特に残酷な根本原理/Cruel Ultimatumはアラーラのサイクル中でも一番使われることが多く、このカードを名前に冠した残酷コントロールというデッキも存在する。
- アラーラの断片のサイクルでは、暴力的な根本原理/Violent Ultimatum以外はルール文章に「5」という数字が登場するよう揃えられている。
- 英語名「Ultimatum」から、「アルテマ」という通称で呼ばれることもある。なお、発音はカタカナで表記すれば「アルティメイタム」が近い。参考:ボーン・アルティメイタム
ストーリー
アラーラの断片のサイクルでは、各断片に対応するプレインズウォーカー/Planeswalkerの姿がイラストに描かれている。ただし、どのプレインズウォーカーもはっきりとは映っておらず、シルエットや影などに留まっている。どこに描かれているかは、Whose Ultimatum?、About That Fifth Ultimatum...を参照。
また、「Ultimatum」は「最後通牒」が定訳で、「最後のもの・手段」の含みを持つ言葉である。カードのプレインズウォーカーは5人とも、話し合いではなく実力行使に出た、つまり「最終手段」を選択した状況で描かれている。
- 「根本原理」という訳も正しいが、この語は思想や理論に対して使われるものなので、上記の様な実力行使に出た状況を指すものとしては微妙な訳と言える。ただ、イラストのシーンそのものではなく、対応する断片とプレインズウォーカーの根本にある思想を体現していると考えれば納得のいく訳である。
一覧
カード名 - 対応する断片とプレインズウォーカー
- 朗々たる根本原理/Clarion Ultimatum - バント/Bantのエルズペス・ティレル/Elspeth Tirel
- 輝く根本原理/Brilliant Ultimatum - エスパー/Esperのテゼレット/Tezzeret
- 残酷な根本原理/Cruel Ultimatum - グリクシス/Grixisのニコル・ボーラス/Nicol Bolas
- 暴力的な根本原理/Violent Ultimatum - ジャンド/Jundのサルカン・ヴォル/Sarkhan Vol
- タイタンの根本原理/Titanic Ultimatum - ナヤ/Nayaのアジャニ/Ajani
カード名 - 対応するトライオーム
- 破滅の根本原理/Ruinous Ultimatum - サヴァイ/Savai
- 発生の根本原理/Genesis Ultimatum - ケトリア/Ketria
- 奇妙な根本原理/Eerie Ultimatum - インダサ/Indatha
- 見事な根本原理/Inspired Ultimatum - ラウグリン/Raugrin
- 出現の根本原理/Emergent Ultimatum - ゼイゴス/Zagoth